G3 四日市競輪 泗水杯争奪戦
12レース決勝戦(11月11日)
若手選手は、あくまでも準主役!?
つまり、先輩選手を勝たせるための、犠牲的な立場。
それは、かつての怪物滝沢正光選手の立場だそのものでもあった。
今回は、それを担ったのが、新山 響平選手を勝たせた中野 慎詞選手の立場(役割)
その犠牲的走行の先に、競輪道の未来の栄光があるのだ。
並び予想 1-5 9-2-7-4 6(単騎) 3-4
レース評
中野−新山−佐藤−大森は強力。中野が発進して新山が優勝だ。ここに寺崎と伊藤がどう挑むのか注目したい。
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
◎ | 1 | 2 | 11.4 | 捲 | ||||
注 | 2 | 1 | 寺崎 浩平 | 1車身1/2 | 11.5 | 捲 | ||
○ | 3 | 7 | 佐藤 慎太郎 | 1車輪 | 11.5 | |||
4 | 5 | 三谷 将太 | 1/2車身 | 11.4 | ||||
△ | 5 | 3 | 伊藤 旭 | タイヤ差 | 11.1 | S | ||
▲ | 6 | 8 | 井上 昌己 | 2車身 | 11.2 | |||
7 | 6 | 柴崎 淳 | 1/4車輪 | 11.0 | ||||
× | 8 | 9 | 中野 慎詞 | 7車身 | 12.7 | B | ||
9 | 4 | 大森 慶一 | 5車身 | 12.2 |
2 枠 連 |
複 |
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2 車 連 |
複 |
|
3 連 勝 |
複 |
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ワ イ ド |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
単 |
|
単 |
|
単 |
|
戦い終わって
中団からとなった中野慎詞率いる北日本勢だったが、青板過ぎに寺崎浩平に追い上げられた。併走を嫌った中野は6番手に下げ、打鐘目掛けての巻き返し。中団に入った寺崎が併せて出たが、その上を行った(4番手の大森慶一は寺崎に絡まれ後退)。車間を空けた新山響平が捲ってきた寺崎に併せ発進。佐藤慎太郎の援護も受け、2年前の競輪祭以来となる優勝で競輪祭へと弾みを付けた。
新山は「2年ぶりの優勝でホッとしました。(S班として)恥ずかしいですね(苦笑)。まずは本当にラインに感謝です。中野君が強かったし、後ろを固めてくれた慎太郎さん、大森さんのお陰です。本当は初手で前からが良かったけど、僕が遅くて迷惑を掛けました。中団からになってフタをされて、中野君は少し迷ってる様な感じではあったけど、引いてからの巻き返しで落ち着いて走ってくれました。少し待ったけど、寺崎のスピードが良かったので(番手から)出ざるを得なかったですね。かなり優勝が遠かったし、皆様には本当にお待たせしてしまいました。2年ぶりの優勝は本当に嬉しいし、これからも頑張りたい」。
寺崎は「初手は何処でも良かったけど、取れた位置から北日本をどうするかだった。後ろになったので早目にフタをしようと思っていたら引いた。その後、本当は新山君の番手まで行きたかったけど、大森さんの位置になってしまったのは反省点。気持ちを切り替えて、車間を切りながら回せていたけど、力不足でした。慎太郎さんに絡まれたのもあったけど、最後は脚で粘り込めたのは収穫です。タイトルを獲るならあれを乗り越えて行かないと。今回は気持ちの面で後半に修正する事ができた。この流れで競輪祭も走れたらいいですね」。
佐藤は「2着まで行きたかったね。自分の横まで来られてからの、響平のあの仕掛けですから。それでも、もう少し脚があれば2着だったかもしれないけど、あれが今の現状なので脚を付けないとですね。中野のダッシュが強烈で、それで脚を削られた。そこも今後の課題ですね。響平は確実に獲りに行っただけ。賞金の事もあるのであれがベストなんじゃないかと思う」。
11日時点の競輪賞金ランキングでは、前週から9位までのメンバーに変動はなし。
順位は10日に終了した「泗水杯争奪戦(GIII)」で優勝し、開催合計6,278,274円の賞金を積み増しした新山響平が脇本雄太を抜いて7位に浮上した。
賞金ランク上位の選手は今週の出走がなく、全て次走が19日からの競輪祭となる。
最新の賞金ランキングは以下の通り。
賞金ランキングTOP9(11月11日現在)
順位 | 選手名 | 獲得賞金 |
---|---|---|
1 | 古性優作 | 241,384,596円 |
2 | 平原康多 | 127,011,000円 |
3 | 郡司浩平 | 113,642,448円 |
4 | 北井佑季 | 107,444,000円 |
5 | 清水裕友 | 98,287,696円 |
6 | 眞杉匠 | 98,282,674円 |
7 | 新山響平 | 87,354,274円 |
8 | 脇本雄太 | 85,097,948円 |
9 | 岩本俊介 | 76,839,274円 |
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