利根輪太郎の競輪人間学 犠牲的立場の後輩選手たち

2024年11月11日 20時39分22秒 | 未来予測研究会の掲示板

G3   四日市競輪 泗水杯争奪戦

12レース決勝戦(11月11日)

若手選手は、あくまでも準主役!?

つまり、先輩選手を勝たせるための、犠牲的な立場。

それは、かつての怪物滝沢正光選手の立場だそのものでもあった。

今回は、それを担ったのが、新山 響平選手を勝たせた中野 慎詞選手の立場(役割)

その犠牲的走行の先に、競輪道の未来の栄光があるのだ。

並び予想 1-5 9-2-7-4 6(単騎) 3-4

レース評

中野−新山−佐藤−大森は強力。中野が発進して新山が優勝だ。ここに寺崎と伊藤がどう挑むのか注目したい。

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 2     11.4    
2 1 寺崎 浩平 1車身1/2 11.5    
3 7 佐藤 慎太郎 1車輪 11.5      
  4 5 三谷 将太 1/2車身 11.4      
5 3 伊藤 旭 タイヤ差 11.1   S  
6 8 井上 昌己 2車身 11.2      
  7 6 柴崎 淳 1/4車輪 11.0      
× 8 9 中野 慎詞 7車身 12.7   B  
  9 4 大森 慶一 5車身 12.2      
 
2

1=2
1,010円(3)
2

1=2
1,040円(3)
3

1=2=7
1,040円(3)


1=2
470円(7)
1=7
470円(6)
2=7
130円(1)
2-1
1,620円(4)
2-1
1,680円(4)
2-1-7
3,750円(7)

戦い終わって

戦い終わって写真

 中団からとなった中野慎詞率いる北日本勢だったが、青板過ぎに寺崎浩平に追い上げられた。併走を嫌った中野は6番手に下げ、打鐘目掛けての巻き返し。中団に入った寺崎が併せて出たが、その上を行った(4番手の大森慶一は寺崎に絡まれ後退)。車間を空けた新山響平が捲ってきた寺崎に併せ発進。佐藤慎太郎の援護も受け、2年前の競輪祭以来となる優勝で競輪祭へと弾みを付けた。
 新山は「2年ぶりの優勝でホッとしました。(S班として)恥ずかしいですね(苦笑)。まずは本当にラインに感謝です。中野君が強かったし、後ろを固めてくれた慎太郎さん、大森さんのお陰です。本当は初手で前からが良かったけど、僕が遅くて迷惑を掛けました。中団からになってフタをされて、中野君は少し迷ってる様な感じではあったけど、引いてからの巻き返しで落ち着いて走ってくれました。少し待ったけど、寺崎のスピードが良かったので(番手から)出ざるを得なかったですね。かなり優勝が遠かったし、皆様には本当にお待たせしてしまいました。2年ぶりの優勝は本当に嬉しいし、これからも頑張りたい」。
 寺崎は「初手は何処でも良かったけど、取れた位置から北日本をどうするかだった。後ろになったので早目にフタをしようと思っていたら引いた。その後、本当は新山君の番手まで行きたかったけど、大森さんの位置になってしまったのは反省点。気持ちを切り替えて、車間を切りながら回せていたけど、力不足でした。慎太郎さんに絡まれたのもあったけど、最後は脚で粘り込めたのは収穫です。タイトルを獲るならあれを乗り越えて行かないと。今回は気持ちの面で後半に修正する事ができた。この流れで競輪祭も走れたらいいですね」。
 佐藤は「2着まで行きたかったね。自分の横まで来られてからの、響平のあの仕掛けですから。それでも、もう少し脚があれば2着だったかもしれないけど、あれが今の現状なので脚を付けないとですね。中野のダッシュが強烈で、それで脚を削られた。そこも今後の課題ですね。響平は確実に獲りに行っただけ。賞金の事もあるのであれがベストなんじゃないかと思う」。

11日時点の競輪賞金ランキングでは、前週から9位までのメンバーに変動はなし。

順位は10日に終了した「泗水杯争奪戦(GIII)」で優勝し、開催合計6,278,274円の賞金を積み増しした新山響平脇本雄太を抜いて7位に浮上した。

 賞金ランク上位の選手は今週の出走がなく、全て次走が19日からの競輪祭となる。

 最新の賞金ランキングは以下の通り。

賞金ランキングTOP9(11月11日現在)

順位 選手名 獲得賞金
1 古性優作 241,384,596円
2 平原康多 127,011,000円
3 郡司浩平 113,642,448円
4 北井佑季 107,444,000円
5 清水裕友 98,287,696円
6 眞杉匠 98,282,674円
7 新山響平 87,354,274円
8 脇本雄太 85,097,948円
9 岩本俊介 76,839,274円

最新の画像もっと見る

コメントを投稿