の原因がてんかんという報道があったけれど、アメリカのABCニュースを見ていたらちょうど「子供のてんかんには高脂肪のチーズとかベーコンとか生クリームを与えると発作がかなりの割合で抑えられる」と報道していた。
要するに、高脂肪の食べ物であってもブドウ糖を含まないこうした食べ物を食べるとブドウ糖の代わりに「ketonesキートーン」というものを作り、それが脳でテンカンなどの原因となる物質を抑えてくれるからという説明だった。
ニュースでキートーンっていうことばを盛んに言うので調べてみたら日本語では「ケトン」というらしく、「通常アルデヒドまたはケトンからのアセタールの調合における中間生成物として生成される有機化合物」という説明。これだけじゃあよくわからないのでさらに調べてみると、「ケトンダイエット」というものが存在していることに気がつく。
要するに炭水化物の食べ物の摂取を減らすダイエットのことらしい。
炭水化物を減らせばたしかにブドウ糖は作られないから血糖値を下げてダイエットになる、ということか。
ABCニュースの中で説明していた大学の先生は、「これはテンカンだけでなく、老人のダイエット、つまりアルツハイマーにも効きます」と説明していたが、血糖値が上がらないんじゃイライラしないか?と思うのだが、それは通常の健常者ではそうなのであって、テンカンとかアルツハイマーの人には「良い結果をもたらす」という説明だった。
それがどれだけ本当でどれだけ効果があるのかは科学者ではない私には判断できないけれども、先日の小学生を6人もひき殺してしまった事件の加害者がテンカンだったというニュースをみて「きっとそうなんだろうけど、これでテンカンの人がまた差別されることにならなければ良いけど」と思ったのはきっと私だけではないだろう。
「坊主憎けりゃ袈裟まで」というステレオタイプに人間を類型化することをメディアは好む。
メディアだけじゃなくてごく普通の人間だってよくそうする。
要するに、これって人間であればごく普通の感覚なのだけれども、人間や病気を類型化してしまうことは本当に大きな問題を含んでいる。
今「日本人はすべて放射能に汚染されている」と本気で信じる世界の人はきっと多いのだろうと思う。これをいったん思い込んでしまうといくら科学的に説明しようが理性的に説明しようがこの誤謬を解くことはほとんど不可能に近い。
テンカンの人がすべて事故を起こすわけではないし、危険なわけではない。
でも、きっとそう思ってしまう人は多いと思う。
いったんそう思いこんでしまった人の心を解きほぐすのは容易なことではない。
要するに、高脂肪の食べ物であってもブドウ糖を含まないこうした食べ物を食べるとブドウ糖の代わりに「ketonesキートーン」というものを作り、それが脳でテンカンなどの原因となる物質を抑えてくれるからという説明だった。
ニュースでキートーンっていうことばを盛んに言うので調べてみたら日本語では「ケトン」というらしく、「通常アルデヒドまたはケトンからのアセタールの調合における中間生成物として生成される有機化合物」という説明。これだけじゃあよくわからないのでさらに調べてみると、「ケトンダイエット」というものが存在していることに気がつく。
要するに炭水化物の食べ物の摂取を減らすダイエットのことらしい。
炭水化物を減らせばたしかにブドウ糖は作られないから血糖値を下げてダイエットになる、ということか。
ABCニュースの中で説明していた大学の先生は、「これはテンカンだけでなく、老人のダイエット、つまりアルツハイマーにも効きます」と説明していたが、血糖値が上がらないんじゃイライラしないか?と思うのだが、それは通常の健常者ではそうなのであって、テンカンとかアルツハイマーの人には「良い結果をもたらす」という説明だった。
それがどれだけ本当でどれだけ効果があるのかは科学者ではない私には判断できないけれども、先日の小学生を6人もひき殺してしまった事件の加害者がテンカンだったというニュースをみて「きっとそうなんだろうけど、これでテンカンの人がまた差別されることにならなければ良いけど」と思ったのはきっと私だけではないだろう。
「坊主憎けりゃ袈裟まで」というステレオタイプに人間を類型化することをメディアは好む。
メディアだけじゃなくてごく普通の人間だってよくそうする。
要するに、これって人間であればごく普通の感覚なのだけれども、人間や病気を類型化してしまうことは本当に大きな問題を含んでいる。
今「日本人はすべて放射能に汚染されている」と本気で信じる世界の人はきっと多いのだろうと思う。これをいったん思い込んでしまうといくら科学的に説明しようが理性的に説明しようがこの誤謬を解くことはほとんど不可能に近い。
テンカンの人がすべて事故を起こすわけではないし、危険なわけではない。
でも、きっとそう思ってしまう人は多いと思う。
いったんそう思いこんでしまった人の心を解きほぐすのは容易なことではない。