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みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

自叙伝?そんなまさか!

2012-01-24 20:57:00 | Weblog
あるプロジェクトの打ち合わせでTV芸能業界の長老とも目される方の自宅に食事に行く。
その席で突然言われたのが「自分のは書かないの?」ということば。
この方、時々意味不明のことを突発的におっしゃるので、「え?何でしょうか?私はもう8冊自分の本は出していますが…」と答えると「そうじゃなくて、自分のことは書かないの?」とさらっとおっしゃる。
「それって、ひょっとして自叙伝とか自伝とかいう意味ですか?」
この方わりと最近、この方の経験した芸能業界のことを含めて自伝のようなものを出版されたのだ。
都知事にもなった青島幸男さん(故人だが)とか作曲家のすぎやまこういちさんなどこの方の親しいお仲間の有名人たちの裏話がたくさん書かれた本だ。
でも、私はこの方ほどの年でもないし、それにそんなに有名な人間でもないので、「いえ、私なんかとんでもないですよ。それに年もまだそんなものを書くような年でもないですし(これって、今年80歳になられたこの方の目の前で言うことばではなかったかな?とすぐ気づいたのだが後の祭り。謙遜とフォローのつもりで言ったことばだがあまりそうはなってなかったかもしれない)、もし私のことを誰かが私が死んだ後に書いてくれるのならとっても嬉しいのですが…」。
まあ、それでも、この方しきりに「みつとみさんのやってきたことは本当にユニークだからきっと面白い話がゴマンとあるでしょうから書けば良いのに」としきりに繰り返されるが、やはり今の私に自叙伝というはあまりに唐突だ。
やはり、「そんなまさか!」である。

打ち合わせを終えた後、銀座の街を歩くとチラホラ雪が舞い始めていた。
先週久しぶりに仕事で伊豆の自宅に帰った折りも折り大雪に見舞われ一日自宅に監禁されてしまった(300Mちょっとの高台の自宅から吹雪のような雪の中をノーマルタイヤで出かけるほど命知らずではないので)。
おかげでただでさえほとんど置いていない食料(恵子の入院以降日常の住まいではないので)の中から食べるものを探しだすのが至難の業だったのだが今度の雪は銀座で見る雪。
雰囲気も風情も伊豆とはまったく違う。
まあ、そんなことを考えている折り恵子からメールがやってきた。
「やっぱり室内着の模様変えは延期になったみたい。賛否両論だったらしいよ」という内容のもの。
彼女がふだん病院で着ている室内着は看護士さんが毎日朝支給する(もちろん服自体は業者が持ってくるのだろうが、この病院では患者さんが全員同じものを着る規則になっている)。
毎日清潔な新しい室内着に取り替えてくれるのは良いのだが、何か作務衣のようなデザインの室内着は患者さんたちの評判はイマイチだ。
なので、イメチェンのためのリフォームへのトライアルだったのだろうが、今度はいかにもジャージのようなデザインでリハビリをする作業衣として問題ないのだが、「このまま寝るのはちょっとネ…?」という感じのものだった。
結局これは採用されないことになるらしいというのが恵子のメールの意味。
まあ、室内着といえども入院費の一部なので、これを選ぶ権利は患者さんの側にあると思うのだが、その辺の協議は一体どうなっているのだろうか?
治療内容に関しても入院生活のことなど諸々とってもオープンな病院なので、その辺も(あの服どうなったの?と)明日あたり聞いてみるかナ。

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