「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

バベットの晩餐会 Long Good-bye 2022・05・01

2022-05-01 05:01:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は、10日ほど前 、衛星放送で視聴したデンマーク映画
 「 バベットの晩餐会 」。
  アカデミー賞最優秀外国語映画賞 受賞作 。
  地味で渋い映画ながら 、登場人物の個性 際立ち 、陰鬱な北欧の寒村風景 、食材 や 料理 、
  いずれも美しい 。思わぬ 佳作で 、ひろいもの 、得した気分 。
  インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」掲載の解説記事 、備忘のため 。

   引用はじめ 。

  「 『 バベットの晩餐会 』( バベットのばんさんかい 、原題 : Babettes gæstebud ,
   英題 : Babette's Feast)は、1987年に公開されたデンマークのドラマ映画 。
   アイザック・ディネーセン( カレン・ブリクセン )の同名小説の映画化作品で、
   同年度のアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した 。

   ストーリー
   時代は19世紀 、重苦しい雲と海を背景にしたユトランドの片田舎が舞台である 。
   美しい姉妹であるマーチーネとフィリパは 、牧師である老父と清貧な暮らしを
   送っている 。姉のマーチーネには地元で謹慎中の若い士官ローレンスが 、
   また妹のフィリパには休暇中の著名なフランス人バリトン歌手アシール・パパンが
   求愛するが 、姉妹は父に仕える道を選び 、結婚することなく 、清廉な人生を過
   ごしながら年老いていく 。やがて姉妹のもとに 、パリ・コミューンによって
   家族を亡くしてフランスから亡命してきた女性バベットがパパンの紹介でやって
   来て 、家政婦として働くようになる 。

   姉妹の父である牧師が亡くなって 、村人の信仰心が衰えを見せていたため 、
   姉妹は父の生誕100年を記念したささやかな晩餐会を催して村人を招待する
   ことを思いつく 。そんな折 、バベットに1万フランの宝くじが当たったと
   いう知らせがフランスから届く 。マーチーネとフィリパは 、バベットが
   このお金でフランスへ戻るであろうことを予期し 、寂しく思いながらも 、
   その思いは2人だけの心にとどめおく。その直後 、バベットは姉妹に対し
   て 、お願いしたいことがあると申し出る 。それは 、祝いの晩餐会の食事
   を作らせて欲しい 、また 、今回だけフランス料理を出したい 、費用は
   自分が出したい 、というものだった 。実はバベットには 、姉妹には話し
   ていない秘密があった 。バベットはかつて 、パリの有名レストランの
   女性シェフだったのだ 。また 、牧師の生誕100年を祝う晩餐会のため
   に 、宝くじで当たった1万フランをすべて使おうと決めていた 。

   バベットに晩餐の準備を一任したものの 、運び込まれた食材が生きたウミ
   ガメやウズラであることを見たマーチーネはショックを受け 、夜中にウミ
   ガメが火にあぶられている夢で目が覚める 。マーチーネは天罰を恐れ 、
   村人たちと話し合って晩餐会では食事を味わうことなく 、食事の話も一切
   しないことを決める 。晩餐会にはかつてマーチーネに求愛していたローレ
   ンスも参加することになる 。

   バベットは豪華な料理をてきぱきと用意し 、晩餐会が開かれる 。料理の
   あまりの美味しさにローレンスは感動するが 、マーチーネをはじめとする
   他の参加者は食事について言及することなく 、不自然な会話を繰り広げる 。
   料理の内容からローレンスは 、この料理を作っているのが 、かつてパリ
   で人気だったレストラン「 カフェ・アングレ 」の女性シェフであること
   に気付く 。頑なに食事を味わうことを避けていたマーチーネたちも料理
   の美味しさに心を解きほぐし 、いがみ合っていた者同士も打ち解け合う 。
   こうして晩餐会は無事に終わる 。

   晩餐会のあと 、バベットはマーチーネとフィリパに 、自分がかつてレス
   トラン「 カフェ・アングレ 」のシェフだったことを初めて打ち明ける 。
   パリに戻ってもあなたを忘れないとバベットに言う姉妹に対して 、
   バベットはパリには戻らないと言う 。「 私は全て失った 。お金もあり
   ません 。」と続けるバベットに姉妹は驚き 、お金のことを問いただす 。
   バベットはこの晩餐会で1万フランをすべて使い切っていたことを話す 。
   そしてアシール・パパンがバベットにかけた言葉を引用し 、これからも
   この地に留まるつもりであることを告げる 。

   キャスト
   ナレーター - ギタ・ナービュ( デンマーク語版 )
   バベット - ステファーヌ・オードラン : フランスから亡命して来た女性 。
   マーチーネ - ビルギッテ・フェダースピール(デンマーク語版): 牧師の娘。姉
   若いころのマーチーネ - ヴィーベケ・ハストルプ( デンマーク語版 ): ローレンスに求愛される 。
   フィリパ - ボディル・キュア( デンマーク語版 ): 牧師の娘 。妹
   若いころのフィリパ - ハンネ・ステンスゴー( デンマーク語版 ): パパンに求愛される 。
   姉妹の父・牧師 - ポウエル・ケアン(デンマーク語版): マーチーネとフィリパの父親。
   ローレンス・レーヴェンイェルム - ヤール・キューレ( スウェーデン語版 ):
                             スウェーデンの将軍 。
   若いころのローレンス - グドマール・ヴィーヴェソン( スウェーデン語版 ):
                スウェーデンの若い士官 。 伯母の家で謹慎。
   アシール・パパン - ジャン=フィリップ・ラフォン( フランス語版 ):
                     著名なフランス人バリトン歌手 。

   評価
   映画前半は辺境の村を淡々と描写し 、また後半は主人公バベットの
   調理と晩餐会の様子を詳細に映像化しているが 、単なるグルメ映画
   ではなく状況描写を通して人生の幸福を表現した佳品として 、批評
   家や映画愛好者の間では評価が高い
。上述のオスカー受賞のほか 、
   1989年の英国映画テレビ芸術アカデミー賞( BAFTA )最優秀
   外国語映画賞をはじめ 、世界各国の映画賞で作品・監督・主演女優
   の賞を得た 。」

   引用おわり 。

   話変わって 、

   三 、四日前に視聴した1993年のアメリカ映画「 ギルバート・グレイプ 」
  ( 原題:What's Eating Gilbert Grape ) 」
もなかなかの佳作 。
   最近の NHK BSP は 、聴視料払ってもみる価値あるような。

   20代後半のジョニー・デップ( John Christopher " Johnny " Depp II 、
   1963年6月9日 - )と10代後半のディカプリオ( 英 : Leonardo Wilhelm
   DiCaprio , 1974年11月11日 - )ほか 皆 好演 。
   30年前のアメリカの 生きる哀しみ あふれる ヤング ケアラー のお話し 。
   女優陣も皆よい 。

   なぜか 、昔みた「 スタンド・バイ・ミー 」や「 卒業 」を思い出しました



コメント
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