高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

宇和島の石鹸屋便り 9月24日記

2013-10-28 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市八坂石鹸 増田明宏です。

お世話になります。10月は、セールを致しましたが、石けん類、使われましたでしょうか。

さて、平成17年に、リサイクル粉石けんを使いやすくしようとして、よもぎ、ゆず、アロエ、竹酢等の皮の煮汁や絞り汁を配合した洗濯用や台所の粉石けんを作りました。初めのうちは、反響が無かったのですが、最近、納入している問屋さんが、楽天市場に掲載したところ、少しずつですが、ゆずが出るようになり、その関係からレモンの粉石けんも出るようになりました。田舎のショップですから、大した量ではないのですが、使いやすく、良いという事で、少しずつですが話題になっています。

平成18年に、あいテレビ(愛媛のテレビ局)の三浦保環境賞奨励賞に認定され、副賞として賞金を頂きました。それを基に色んな種類の手づくり石鹸を作るようになりました。
その時、柿渋が加齢臭等の匂いの防止に効果があると知り、柿渋粉石けんを作りました。柿渋ですから、洗濯ものに色が移ってはいけませんので、試験をしました。大丈夫でしたので販売をするようにしました。どうもお父さんのパジャマや、シーツの匂いが無くなるようだ、すっきりしていると良い評価を頂いています。

土といのちの皆さんには、未だ、販売はされていませんが、粉石けんも使いやすく、進化をしています。
なぜ色んな種類の粉石けんを作るのかと言えば、八坂石けんの場合は、リサイクル石鹸だからです。ご存知のように、廃油から作ります。原料や作り方を工夫しても、ほんの少しですが匂いが残ります。私は全然匂わず気になりませんが、合成洗剤を使っている方は、「変なにおいだ」と言われます。私は合成洗剤の匂いには、ムカムカしますが、育った環境や体質に寄って、人の臭覚も変わります。元々は3kgの粉石けんが土台になっています。その石けんに色んなものを混ぜて、匂い消しだとか、全自動に使いやすいようにだとかしているのです。

この柿渋石けんも昔のタイプですから、溶かして使ってもらった方が、力を発揮します。

リサイクル石けん、使ってください。
コメント
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