高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、48年の歴史をもつ共同購入の会です。

谷川農園の一こま 8月24日記

2015-09-03 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
梼原町 谷川農園の谷川徹です。

黄もちとうもろこし、
若採りは(昔の)スイートコーンのような甘さ。
なので、やられました。

ここ数年かぼちゃとトウモロコシの混植をやっているのですが、
草の勢いに負けたり雨が多すぎたり少なすぎたり…で、
2013年・2014年は惨敗でした。
今年は、調子がいいぞ!
とほくそ笑んでいた、8月初めの写真。

一部は防草シート。
他は、かぼちゃが育つ前に刈り払い機で草刈り、
草マルチになり抑草できている。


バターナッツ、昨年自家採種したもの。
調子がよいです。


その二日後。
トウモロコシをケモノ?にかじられた食痕を見つける。
ケモノと思っていたのですが…


今年のトウモロコシは黄もちとうもろこし(固定種)。
たねを取り寄せて初めて作る品種。
若採りするとスイートコーンのような甘さ。
といっても、もう長い間、
市販のスイートコーンを購入したことがない(もちろん作付けもしていない)ので、
現在流通している「とても甘い」スイートコーンではなく、
昔のスイートコーンの甘さです。
(はるかかなた昔、コドモの頃に食べた味の記憶、30年以上前?)

収穫しはじめ(固定種なので一斉に収穫とならないところがありがたいです)
ある程度の量を採って帰った次の日。
やられていました。
かなりの数を立ったまま食い散らかされたり、倒されたり。
多数の被害。(写真はほんの一部)



若いバターナッツも。


カラスが5~6羽、
前日に収穫していたときに、
近くで妙な鳴き方でひどく騒いでいたんです。
それを思い出し、カラスのやつら、きっと…
「ニンゲンに採られてしまう前に、わしらもいただこうぜ」
と会話していたんだろうな…と思いました。

悔しいですが何とかせねば…と
銀色の誘因紐を張って(飛び立ちにくくなるので嫌がるハズ)
かぼちゃには新聞をかぶせて。

翌日の今日、見に行ったら紐を嫌がったのか、
無事でホッと一安心。
そしてふと心配になり、別の区画にある小豆を見に行くと…

不安的中、小豆までやられてました・・・


こちらは1列だけなので、
畝の両脇に鉄筋を打ち、紐を張ることに。


別のところにあるかぼちゃにも、紐はり。
(大きめのひょうたん型で甘みの強い品種)


まだ実は付いていないんですが早めの対策をと。
猪にやられたことは数えきれないほどあるのですが、
カラスにひどくやられたのは15年間で初めて。
この対策で止まればいいのですが…。
台風15号も恐ろしいですが
(今日はカラス対策と台風対策だけで終わってしまいました)
カラスも恐ろしいです。

トマトが今年は早々に終了しそうなので
(例年なら9月末~10月まで採れるのですが)
野菜セット用にかぼちゃ類が重要品目となるので
対策を引き続き考えます。
何か良い対策方法をご存知の方は教えてくださいますよう!

管理人記
この記事は
谷川農園 めいちゃんとみちくさ 8月24日(こちら)より転載しました。


コメント
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