高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

たより from 天竺舎 8月10日記

2015-09-09 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
 津野町 天竺舎の山下幸一です。

山下&雨宮が、
10年余のインド暮らしから
三娘と共に帰国し、
旧葉山村に居を得たのが、
1995年8月でした。

すぐに「高知土といのちを守る会」に
入会しましたが、
ささやかな生産者として
「たよりfrom天竺舎」
を不定期に出し始めた第1号が
1997年1月31日でした。


B4裏表手書き原稿をコピーして
会報に折り込んでいました。
山下が書いたのは、
2000年5月17日No.11まででした。

各号の裏面下段に
「唯我独想」というコラムを設け
「吾者(わし)だけが想っているのではないだろう」
という書き出しで始めています。
第1号は・・・
吾者だけが想っているのではないだろう。
田舎の不便さの中にこそ
本来の人間味豊かな生活があることを。
文化を発信する「文化」は作られたもの。
作られた米や野菜の本物でない如く。
自然に出来上がった
米、野菜などの希少なこと。
今や、正しい、本統のものを追求しなければ、
そして、そう行動しなければならぬ。
ニセ物、マガイ物を否定しよう。
水栽培で作った野菜と、
それに似たような人間が
本物だという顔をしている。

「たより」を雨宮が書くようになって、
全然紙面の雰囲気は変わりましたが、
理念は変わっていないはずです。

7月25日の郷麓温泉での交流会の翌日、
何人かの会員さんには、
天竺舎の田んぼを見てもらいました。

生産は続けていますが、
加工納品部門が現在休業中です。
ご迷惑かけますが、いましばらくご容赦ください。


果樹園もありました(管理人記)
コメント
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