小幡 尚
大根の収穫は年末まで続きました。そのため、年末・年始の料理にも使うことができました。なによりうれしかったのは、自分が収穫した大根を、わが家の年越そばに使えたことです。
前にも記しましたが、私の母は、福島から北海道に入植した開拓民の子孫です。私の実家では、母の実家から伝わった「大根そば」を、大晦日にだけ食べます。この習慣が、高知の「小幡家」にも受け継がれているのです。
大根そばの作り方には3つのポイントがあります。まず、鶏がらのだしを使うことです。わが家では、圧力鍋を使ってだしを取っています。そばのつゆには、にんじんと少量の鶏肉を使います。2つめのポイントはにんじんです。
油を引いた鍋に、細かく切ったにんじんと鶏肉を入れ、よく炒めます。そこにだしを入れて煮立てます。この時、にんじんの灰汁(あく)を丁寧に取ります。これに醤油と酒とみりんで味をつけます。
そばにつゆをかける際には、大根を乗せておきます。これが、最も重要なポイントです。だいこんは、長さ5~6センチの太めの千切りにします。これをさっと湯がき、そばにたっぷりと乗せておくのです。そこにつゆをかけ、ネギやミカンの皮のみじん切り等をかけて食べます。これが、わが家の年越そばである「大根そば」なのです。
穫り立ての大根で作った大根そばは、例年以上においしいものとなりました。改めて、ちゃんとした食材を収穫できたことをうれしく思いました。
大根の収穫は年末まで続きました。そのため、年末・年始の料理にも使うことができました。なによりうれしかったのは、自分が収穫した大根を、わが家の年越そばに使えたことです。
前にも記しましたが、私の母は、福島から北海道に入植した開拓民の子孫です。私の実家では、母の実家から伝わった「大根そば」を、大晦日にだけ食べます。この習慣が、高知の「小幡家」にも受け継がれているのです。
大根そばの作り方には3つのポイントがあります。まず、鶏がらのだしを使うことです。わが家では、圧力鍋を使ってだしを取っています。そばのつゆには、にんじんと少量の鶏肉を使います。2つめのポイントはにんじんです。
油を引いた鍋に、細かく切ったにんじんと鶏肉を入れ、よく炒めます。そこにだしを入れて煮立てます。この時、にんじんの灰汁(あく)を丁寧に取ります。これに醤油と酒とみりんで味をつけます。
そばにつゆをかける際には、大根を乗せておきます。これが、最も重要なポイントです。だいこんは、長さ5~6センチの太めの千切りにします。これをさっと湯がき、そばにたっぷりと乗せておくのです。そこにつゆをかけ、ネギやミカンの皮のみじん切り等をかけて食べます。これが、わが家の年越そばである「大根そば」なのです。
穫り立ての大根で作った大根そばは、例年以上においしいものとなりました。改めて、ちゃんとした食材を収穫できたことをうれしく思いました。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年5月号より転載しました。