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たいもを掘った後、さつまいもの収穫に取りかかりました。掘り始めると、一部を欠いたいもがどん
どんと出てきました。その部分には、小さな歯によるものと思われるかじった跡ありました。そして、
そこからはかなりの割合で新しい芽が生えていました。
たまたまこの直前、近所の農家の方から、「畑のさつまいもがねずみに食べられた」という話しを聞
いていました。その話しと状況がよく符合しています。ねずみが土へと潜り、土中のさつまいもを食べ
た、ということのようです。
半分くらいは無傷だったので、ある程度の量のさつまいもを収穫することができました。しかし、「ネ
ズミ害」がなければ、もう少し多くの収量を挙げられたはずです。残念ではありましたが、満足すべき
なのだろうと自分を納得させました。
さつまいもを掘っている時、面白い体験をしました。掘り始めてすぐ、土にまみれたカエルが逃げて
いくのを見かけました。少し不思議に思いながらそのまま掘り進めると、また別のカエルに遭遇しまし
た。今度のカエルは、土まみれの上、ぼんやりしているように見えました。そのカエルは、少しの間じ
っとした後、ふと我に返ったように跳んでいきました。
ここでようやく気づいたのです。冬眠し始めたカエルを(掘り)起こしてしまったのです。それにし
ても、昼間の最高気温が25度近くになることもある10月下旬の高知で冬眠に入るのは早すぎるので
はあるまいか、と思ったことでした。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年1月号より転載しました。