香美市 わたなべ農園の渡邉志津江です。
『幸せの値段』
「毎度さん」が待っている青森の移動販売車の話をニュース番組で見た。
喜ぶお客さんの顔が見たいからと
いろんな食材を乗せて過疎地をまわる53歳男性。
顔の見える間柄だ。
店主は「こんにちは」の代わりに「毎度さま」と声をかける。
毎度毎度のお付き合いがそこにはある。
買い物する場所が遠い高齢者にとって移動販売車は「幸せ便」なのだ。
売る方にも買う方にも気持ちのいい風が吹いているように思う。
モノにもサービスにも当然のことだが値段は付いている。そ
れが高いか安いかは受け取る人によって違う。
よくありがちだが、『送料無料』といっても
本体価格の中に送料分がちゃんと含まれているというわけだ。
当たり前に身の回りにあるものには値段が付いていない。
空気や水(雨)、季節の移ろいなど自然の恵みは偉大だが意識されにくい。
『幸せの値段』がいくらかわからないのと同じだ。
意識しない時にはあまりに当たり前すぎて考えもしないのだ。
農作業の途中に汗を拭き拭き見上げる空の青さ、
吹き渡る風の中で遠くや近くで聞こえる鳥の声。
小さくてささやかな幸せの結晶だ。
巡ってきてくれる春の様相も心癒される幸せのカタチである。
『幸せの値段』
「毎度さん」が待っている青森の移動販売車の話をニュース番組で見た。
喜ぶお客さんの顔が見たいからと
いろんな食材を乗せて過疎地をまわる53歳男性。
顔の見える間柄だ。
店主は「こんにちは」の代わりに「毎度さま」と声をかける。
毎度毎度のお付き合いがそこにはある。
買い物する場所が遠い高齢者にとって移動販売車は「幸せ便」なのだ。
売る方にも買う方にも気持ちのいい風が吹いているように思う。
モノにもサービスにも当然のことだが値段は付いている。そ
れが高いか安いかは受け取る人によって違う。
よくありがちだが、『送料無料』といっても
本体価格の中に送料分がちゃんと含まれているというわけだ。
当たり前に身の回りにあるものには値段が付いていない。
空気や水(雨)、季節の移ろいなど自然の恵みは偉大だが意識されにくい。
『幸せの値段』がいくらかわからないのと同じだ。
意識しない時にはあまりに当たり前すぎて考えもしないのだ。
農作業の途中に汗を拭き拭き見上げる空の青さ、
吹き渡る風の中で遠くや近くで聞こえる鳥の声。
小さくてささやかな幸せの結晶だ。
巡ってきてくれる春の様相も心癒される幸せのカタチである。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年5月号より転載しました。