高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

宇和島の石鹸屋だより 8月31日記

2018-10-09 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸の増田明宏です。

7月の豪雨で 宇和島の吉田町や三間町など、
山崩れや床下浸水などの被害に見舞われ、未だに復興されなく不便を虐げられている。

15年ほど前、新潟震災の時、震災見舞いとして粉石けんを送ったことがあります。


その時は、【使い方がわからない】とか、【洗濯機に合わない】とかで 不評だったことを覚えています。
その時から「石鹸類は、一般的には、知られていないのだ」、と 思い続けていました。 
そんなことで 今回、石鹸類を寄付することは無く見守っていました。

ついこの間、市会義議員との立ち話しで、
「石けんの方が合成洗剤より汚れ落ちが良く、粉も固形も評判が良かった」と話されていました。
「泥んこ汚れも石けんだときれいに落ちる」。
私が石鹸屋なので、少しオーバーに言ったのかもしれません。


長年石鹸を作っている人や関係者は、石けんの方が合成洗剤より洗浄力は上だと分かっています。
洗剤の中には、蛍光剤や助剤が配合していて、洗浄力をカバーしています。
石けんは、全自動洗濯機やドラム式の設定どおりだと 使い勝手が悪く合いませんので 工夫をして使います。
工夫をすれば どれだけ良い洗浄剤なのか、と思う事でしょう。

そんな立ち話の中、八坂の石鹸ではないかもしれません?が、石鹸の洗浄力の強さが知られて、少し嬉しくなりました。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2018年10月号より転載しました。
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