高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

下郷へ③ ~鎌城(かまぎ)のこと~

2014-10-11 09:00:00 | 日記
★ 下郷農協探訪記 その3 ★ (8/26-8/28)

下郷農協は、農協の合併が全国的に進む中
合併を拒否して設立以来の単協を貫いています。
「下郷農協って農協なの?」って思ったことありませんか?
近くにあるJAとは違ってますよね。

【下郷農協の歴史】
下郷農協は、1948年、
もと小作だった人たちが中心になって設立されました。
その後、下郷第一農協(JA)が発足しても
下郷農協は地域の発展をめざし独自に歩んでいきます。


1952年、少し山手の「鎌城地区」に信州から開拓団が入植。
鎌城地区の畜産をきっかけに大きく発展してきました。


大原地区で農業を営む人
鎌城地区で畜産を営む人
安全なものを求める都会の人たちが
手を組んで産直を始め、今の形になりました。


(つづく)






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有機JASの畑を見る、ふれる、聞く

2014-10-10 09:00:00 | イベント情報
★ 2014年10月の企画 ★
農のある暮らし、初めの一歩講習会

第2回 有機JASの畑を見る、ふれる、聞く

4月の企画「第1回 土にふれる、土づくりを楽しむ」では、
「土づくり」を経験し、その後、各自が家で野菜を育ててきました。
今回は、井上正雄さんの畑におじゃまして、
見て・ふれて・聞いて、プランターと実際の畑の違いを
実感していただきます。
第1回に参加された方も、そうでない方も、
お子さん連れで、あるいはお友達とぜひご参加ください。

日時:2014年10月26日(日) 10時半集合~14時半頃解散
集合場所:南国市 三和防災コミュニティーセンター
当日スケジュール(雨天決行)
 《見る》 正雄さんの畑を見学
 《ふれる》 援農(ちょっとだけ畑仕事をお手伝い)、さつま芋掘り
《食べる》 お弁当の時間 (正雄さんの玄米をいただきます)
 《聞く》 「第1回土にふれる、土づくりを楽しむ」の感想、正雄さんの話、DVD視聴  など
参加費:会員 300円、 会員外 600円 小学生以下は無料
持参する物:園芸用の小さいスコップ(移植ゴテ)、軍手、帽子、おかず、飲み物
服装:長袖長ズボン作業しやすいもの、よごれてもいいもので
申し込み締め切り: 10月17日(金)もうすぐ締め切りです!

 

※ お問い合わせ・申し込みは「土といのち」まで

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下郷へ② ~贅沢なバーベキュー~

2014-10-09 09:00:00 | 日記
★ 下郷農協探訪記 その2 ★ (8/26-8/28)

下郷農協に着いた日の夕食は
生産者ご自慢の地どり・黒豚・和牛・
無農薬野菜が盛りだくさんの
たいへん贅沢なバーベキューでした。

それよりも贅沢だと思ったのは
生産者の皆さん・組合の皆さんにお会いできたことです。
日々の仕事に忙しい中
駆けつけてくださいました。

組合長の矢崎さん


おおいた冠地どりの生産者 金丸さん


耶馬渓黒豚の生産者 石川さん


黒毛和牛の生産者 玉井さん


生産者に直接お会いし
それぞれの苦労話・自慢話を聞けて大感激!
ナント玉井さんと石川さんはIターンだそうです。
下郷農協の生産者募集で移住した方たちです。
この現実こそが、農畜産業を大切にして
地域を守ってきた成果だと思います。

(つづく)
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下郷へ① ~伊方原子力発電所~

2014-10-08 09:00:00 | 日記
★ 下郷農協探訪記 その1 ★ (8/26-8/28)

「土といのち」がずうっとお世話になっている
下郷農協を訪れる機会がありました。
その様子をシリーズでお伝えします。

下郷農協は、大分県中津市にある小さな農協です。
1948年、日本各地に農業組合がつくられる時に、
小作農が中心となって作られたのが下郷農協で、
それ以降、この地区では大きな農協と
小さな農協のふたつが存在しています。


大分県にフェリーで渡るため
まず愛媛県の三崎港に向かいました。
途中の道で目にしたのが
伊方原子力発電所のビジターズハウス。


ビジターズハウスの上からは
伊方原発を見ることができます。
左奥が1号機、左手前が2号機、
右に隠れて見えるのが3号機です。


伊方原発からの距離もわかります。
高知市は近いですね。。。


三崎港に通ずる佐多岬には
何十機もの風車が回っていました。
原発との非対称に複雑な思いが。


そして三崎港から佐賀関へ。
(つづく)
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夏の終わり ~お山から~

2014-10-07 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
じゅず玉の花と熟した実。
おじゃみを作りたい方、差し上げますよ~。
 

山芋の種。
お部屋の飾りにもなりそう。
地下にはおいしい自然薯ができてます!


モロヘイヤの花。
葉には斑点が出てきておいしくなさそう。


青紫蘇は葉が落ちてしまい種ができました。


夏のものは終わりに近づき、
秋のものにバトンタッチですね。
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配送の元気野菜礼賛

2014-10-06 09:00:00 | 土といのちからのお知らせ
理事長 丸井一郎です。

今年の高知の夏は雨ばかりで、
8月は一日を通して晴れた日がほぼ無かったとのこと。
気温が低く推移し、水道水がいつもほど
お湯にならなかったところを見ると、
地温も上がっていなかったのでしょう。

幸いにして高知地方は、「寒さの夏はおろおろ歩き」
というほどではないものの、
農作物とくに野菜の生産者の方々は
さぞやご苦労されたことと思われます。

不本意なできばえもあったかもしれませんが、
とにもかくにもセットでまた単品で、
続けて出荷していただいたことに感謝します。
量販店の野菜コーナーの惨状を見るにつけ
その感を一層強くします。
(立派な見かけは「投入剤」が怖い、青物は舌が渋くコーティングされる)

なかでも、何カ所からか、
ほぼ絶えることなく供給されたニラや
早めの細いサツマイモ(汁の具に最適)には、
料理番として大いに助けられました。
毎週ちゃんとした野菜が届くことは
大変に有り難いことだと再認識させられました。
 
天候不順の時も出来た物でなんとか工夫して
しのいで行くことが一方では必要として、
より確実に変動に対応するという点で
何ができるか考えてみる必要もあるでしょう。

プロの栽培技法はプロに任せておくとして、
どこから糸口を見つけたらいいのか分かりませんが、
生産者・消費者会員の皆様のご意見ご提案に期待しています。

一つの可能性として、昔から土地にあった自然素材や丈夫な作物、
また乾燥・保存品の有効活用もあるでしょう。
たとえば、リュウキュウ(ハスイモの葉柄)は当然として、
サツマイモやカボチャの茎、あるいは塩漬けや
冷凍のイタドリなど山菜類などです。
以前は旧土佐山村方面からの出荷もあったようです。
土地に根ざした地産地消(=スローフード)のために、
今ひとつの工夫が求められるところです。 

昨年のこの時期に、
人間の体の細胞数が60兆ほどなのに対して、
その体内や皮膚、とくに消化器官を中心として、
100兆ほどの細菌類が住み着いていて、
それらとの共生によって人間は元気で暮らせるとされている、
ということを書きました。

つい最近の研究では、その細菌の数は
100兆どころか1000兆にも達することが推測されるそうです。
先年の文章では、土1gには細菌が10億
(つまり60Kgなら60兆)住むこと、
また元気な作物は根の周りにゲル状の養分を出して
そこに住む細菌との共生関係を築いていることも述べました。
要するに元気な野菜も人間の元気も
共生する命の賜物ということでしょう。

「土といのち」の野菜に誇らしく感謝しつつ、
乾杯!(これがやばいのかも?)

管理人記
今日から、10月①回目の週の始まり。
昨夜通り過ぎた台風の被害はないでしょうか。
楽しい10月になりますように。
 

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モロヘイヤのお好み焼き

2014-10-05 09:00:00 | 作ってみたら・・・おいしそう
 津野町 天竺舎の雨宮智子です。

★ ふんわ~り モロヘイヤのお好み焼き ★


【材料】
小麦粉、米粉など好きな粉で。
モロヘイヤとオクラをたっぷり!  片方だけでもよい
卵・山芋は不要
あとは肉でもなんでもお好きに

【作り方】
生のまま刻んだモロヘイヤまたはオクラ


粉と水(塩少々・だし汁)を混ぜる


焼けば出来上がり。
米粉を使う時は、じっくり焼きます。


ネバネバのおかげでふんわりします。
残念ながら秋めいて、10月のモロヘイヤは企画終了です。
また来年~~
オクラだけでもふんわりするかも???
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実りの秋 ~サヤインゲン~

2014-10-04 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
7月に種まきしたサヤインゲンが花盛りです。


1か所で4~8本の莢が収穫できます。


1カ月ぐらいの間は毎日見回らないと
すぐ太くなってしまします。
次々に収穫できるのは嬉しいのですが、
あっという間に終了します。


インゲン豆を若いうちにさやごと食べるのがサヤインゲンですが
採り残してインゲン豆の煮物やあんこを作るのもいいですね。

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瓶の脱気って なあに?

2014-10-03 09:00:00 | 日記
昨日のブログで出てきた“脱気”(“だっき”と読みます)とは・・・?。
瓶の中の空気を抜くことで
食品を常温保存できる方法です。
雑菌が入らないように瓶詰めし
上手に脱気すれば、
長期保存が可能になります。

講師の谷川さんがおすすめされる「ちゅうくうwebSHOP」サイト
から一部転載させてもらいます。

専門用語も出てきますがご容赦を。

まず高温のチャツネを充填して脱気の準備をします
空寸(くうすん)の空気を加温するには
あらかじめ温めた瓶へ熱いチャツネを入れます。
満量容量に対して90%程度が一番作業しやすいと思います。
充填後に軽く蓋をしてしばらく(1分程度)置けば
瓶の空寸中の空気層は熱せられ膨張し、
更に水蒸気も加わり内圧が上昇します。

次に蓋を緩めて脱気をします
上がった内圧を逃がすには一瞬キャップを緩めます。
緩めるのは一瞬であり、すぐに巻き締め(本締め)します。

以上で脱気作業は完了です 。
あとは常温に近付くに従って内圧は下がっていきます。
セーフティボタン付の場合は内圧が下がればボタンが凹みます。
(セーフティボタンとはツイストキャップの真ん中のペコペコと動く部分の事)
上記の工程を取ることにより内圧を下げ、
適切な密封と保存性が期待できます。

おまけ:食品用のガラス瓶は耐熱ガラスではありません。
耐熱ガラスでないということは高温に弱いということ
ではなく「温度差に弱い」ということです。
40度以上の温度差にさらされると割れる
可能性が有るということであり、
決して高い温度に耐えられないということではありません。

管理人記
ちゅうくうwebSHOPは、
ガラス瓶・キャップ・キャップシール卸販売の会社です。
“脱気”をマスターしたい方は
ちゅうくうwebSHOPのサイト(こちら)を見てください。
極めることができるかも。



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夏野菜で保存食を作ろう ~チャツネ~

2014-10-02 09:00:00 | イベント報告
あっという間に10月になってしまいました。
遅ればせながら ★ 9月の企画 ★ の報告です。

9月15日「夏野菜で保存食を作ろう」を催しました。
講師は、谷川農園の谷川恵美さん。


●材料:ナス、ピーマン、玉ねぎ
グレープシード油(またはオリーブ油など)、粗製糖、純米酢、
天日塩、ホールスパイス、パウダースパイス。
他に生姜・胡麻などお好みで。

●手順:
スパイスビネガーを作る。
酸に強い鍋に、酢とホールスパイスを入れ
蓋をして火にかけ沸騰後、弱火にして10分.
冷ますのは自然冷却で。
(シナモン、ローリエ、クローブ、黒コショー、フェンネル、コリアンダー(パクチー))

を冷ましている間に、瓶や他の材料を用意する。
(ホールスパイス、パウダースパイス、塩、砂糖、野菜)

瓶(本体)を洗って煮沸消毒する。


玉ねぎを微塵切りにする。
他の野菜は5mm角に切る。
なすは刻んですぐに塩(分量外)を振って揉む。


油・ホールスパイスを中火で加熱、
香りが立ったら玉ねぎを炒め、しんなりしたら
他の野菜(なすは軽く絞る)も加えて炒める。
水分が多い場合は火加減をやや強める
(マスタードシード、コリアンダー(パクチー)、クミン、ローリエ、カルダモン、クローブ)


全体に火がまわれば、
スパイスビネガーと砂糖を入れて全体になじませ
時々かき混ぜながら中火弱で煮詰める。


水分が少なくなってきたら、
パウダースパイスと塩を加え、
水分がほとんど無くなるまで煮詰める。
(カイエンペッパー、クミンパウダー)
これで、中身は出来上がりました。

なるべく空気が入らないように中身を詰めます。
量は、瓶の容量いっぱいに対し9割前後。


蓋をきっちり締め、加熱殺菌。脱気。
作った日付や中身のわかるようにラベルを貼っておくといいですね。


瓶に詰める前にちょっぴり試食。
ほんのり甘く、スパイシーで、いくらでも食べれそうでした。


管理人
「チャツネってなあに?」という質問が出た今回の講習会。
チラシの説明が不足していて反省しました。
上手に脱気できたものは1年以上、常温で置けそうです。
なすやピーマンがたくさん採れすぎた時や、
いただきものでたくさんある時に作ってみましょう。
当日の詳しいレシピは事務所にあります。
欲しい方は事務所までご連絡を!

谷川さんのブログにも当日の様子が書かれています。
どうぞご覧ください。(こちら)


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