★ みかん山に、ピクニックに行こう! ★ ~11月の企画より
1ヶ月前の11月21日(土)青空が広がった秋晴れのこの日、
楽しみにしていた井上正弘さんの
みかん山へピクニックの日です。
会員家族6組大人9人、子ども4人が、
土佐市鳴川の集会所に集まりました。
集会所がある場所は、
10数年前井上正弘さんの田んぼで
米作り体験プログラムで通った静かな谷間とは様子が一変し、
高速道路の周辺整備で大きな道路ができていました。
そのため、初めて来られる方には、ちょっと分かりにくく、
素通りしてしまいそうになった車もありましたが、皆無事到着。
そこから山道をかなり上まで車で正弘さん宅へ向かいました。
奥様の睦子さんの案内で、歩いて正弘さんのみかん山へ。
道の終点から今度はモノレール沿いに
急斜面のだんだん畑のみかん山を手も使いながらよじ登りました。
心配した子どもの方が身軽に先頭を切って行きました。
頂上近くの温州みかんがオレンジ色に
鈴なりになっている所まで登ると、
土佐市街地が一望の元に見下ろせました。
頂上から観ると、すり鉢状になっただんだん畑に
ぎっしりとみかんの木が植えられ、
太陽の恵みを全部集めているようです。
「ああ、これだな!」
正弘さんのみかんの味の濃さの秘密が分かったような気がしました。
下の方から、睦子さんが
「そのみかんを自由に取って食べてください!」
と声をかけてくださったので、皆喜んで、
近くに黄金色に輝いているみかんをもいでいただきました。
その場で食べたみかんのみずみずしくて甘いこと!
この日は太陽の日差しが暑いほどの陽気で、
乾いたのどを潤してくれました。
これは早生。これは中手と教えてもらいながら、
こっちが甘い、こっちはさっぱりなど吟味しながら、
皆次々と一人3~5個もいただいてしまいました。
日だまりに太陽の光を一杯浴びて至福の時でした。
帰りに分けていただくみかんも、皆で収穫しましたが、
高いところや張り出しているところは手が届かず、
収穫もなかなか大変な作業だなと皆で実感しました。
収穫したみかんを運ぶのも大変です。
今はモノレールで運べますが、
このみかん山を開発したおじいさんたちの時代は、
運んで下に降ろすのも
相当な労力と時間がかかったことでしょう。
昔は、その苦労に見合う収入が得られたようですが、
今はみかんの値が下落してその面では、
また違った意味で苦労があるようです。
山から下りて、昼食は、
正弘さん宅の倉庫でそれぞれのお弁当を広げて頂きました。
睦子さんが、会から取り寄せた
いろんな種類のお菓子をふるまってくださいました。
皆、これはおいしい、これは食べたことがなかったと
試食会のようになりました。
午後には、皆、分けてもらった
袋一杯のみかんをもって帰途につきました。
子どもたちもにも楽しい思い出となったことと思います。
井上正弘さん睦子さん、本当にありがとうございました!!
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年1月号より一部転載しました。