テレビ塔VSマウンテントップ

オリンピックのマラソン・競歩の会場が東京から札幌に
移ることが決定されました。

早朝にスタートを繰り上げるなどの案が出ていましたが、
そうなりませんでした。
移転理由が札幌のほうが東京よりも気温が低いということ。
私が思うには、札幌にまでコースを移すなら、
奥多摩とか檜原とかにコース移動できなかったのでしょうか？
コースは当然山のアップダウンになりますが、
少なくとも都心よりは涼しいとは思うし、
「東京都」では開催していますよね。

さて、頭の話題が長くなりました。札幌の話題で思い出したことが。
今年の夏は送信所訪問しなかった代わりに国会図書館へ行っていました。

北海道放送の社史にあったのですが、
札幌テレビ塔と手稲山送信所について。

本当は北海道放送としては、テレビ放送を始めるにあたり始めから
マウンテントップで考えていた。
これに対してNHKはテレビ塔を建てて放送を出す方式を推す。
この対立から札幌テレビ塔があるにもかかわらず手稲山から電波を出し
現状に至っています。

北海道は広いですからできるだけ広くカバーしていきたいわけです。
それにはマウンテントップが最適。
取得できるチャンネルも1chでローチャンネルのほうが電波の届く範囲も広がる。
これもマウンテントップ推進理由の一つだったようです。
結局NHKが先にテレビ放送を始めるものの、
後から手稲山に移動することが条件になったようです。

NHK　VS　民間　というと日本テレビを思い浮かべるかもしれませんが、
北海道の地でもこういったいきさつがありました。