山梨県立図書館調べ物成果

先日書いたとおり、
山梨の放送史を調べるために
県立図書館（かいぶらり）へ行ってきました。
見つけた資料は山梨放送の開局45年記念誌
「世紀をつなぐ」
本当にUTY関連の資料ってないんだよな～
山梨日日新聞の縮刷版を調べようとしたが、
UTYの開局時期である1970年（昭和45年）の縮刷版がない！

だめじゃんけ。使えんねぇ。（駄目ではないか。使えないな。）
ちゅうこんで、（そういう事で）
「世紀をつなぐ」から
YBSの放送史調べました。（一部甲州弁でした）

山梨放送の歌
この歌が制定されてから放送開始・終了時に
曲を流すようになったということです。
当時「ラジオ山梨」から「山梨放送」に社名変更時
曲をどうするのか、作り直しか・・・という時
社長はそのままの曲を使い歌詞だけ変えるという
判断をされたようです。

さらに私が驚いたこと
山梨ライトハウスの設立にサンニチYBSグループが
関わっていたという事。
山梨ライトハウスはいわゆる盲人専門福祉施設です。
現在でもラジオでは「ラジオライトハウス」という番組が
続いているがそういう経緯もあるんだな。
山梨はボランティア意識が高いですよね。

ほか判明事項
YBSラジオ関係
1954年6月28日　ラジオサービス放送開始
1954年7月1日　　本放送開始　1490kc　500W
1956年12月1日　富士吉田-R局開局　1060kc　100W
1989年11月1日　双葉ラジオ送信所へ移転
1998年2月10日　大月・上野原-R局開局

YBSテレビ関連
1959年12月18日　坊ヶ峯放送局落成
1959年12月20日　テレビ本放送開始
1962年5月23日　三ツ峠反射板完成
1962年7月31日　富士山中継局開局　CH11　V250W　A62.5W
1981年11月　　　富士山中継局11chから35chへ変更

YBS以外の山梨県内局およびCATV局の動きのわかる
資料、ご存知の方はぜひお知らせください。

モバキャス 甲府に予備免許

関東総合通信局にモバキャス（NOTTV）の
甲府送信所に予備免許がおりていました。

http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/if/press/p24/p2412/p241212ho.html

そういえば、最近、モバキャスの開局状況を
全然気にしていなかった。改めて公式サイトで確認

NOTTV
http://www.nottv.jp/start_guide/area/
Jモバ
http://www.j-mobilecasting.com/area/area_progress.html

参照すると
だいぶエリアが全国に広がっていますが

道東
日本海側の東北～山陰方面
四国（2県には置局予定はあるようだが）
九州東部（大分宮崎）

などの整備がまだのようです。

YBS旧社屋空き地

11月下旬に、再び甲府へ行って来ました。
目的は新しくなった山梨県立図書館。
ようやくオープンしたので
山梨の放送史を調べたく行ってきたのです。
この成果については後日やります。

県立図書館の後、竜王へ行きました。
ずいぶん前にYBSの竜王旧社屋が取り壊されている
という情報があったのですが、まだ現地を見てい
ませんでした。

しかし、私、送信所訪問で使うデジカメの方を
持参しておらず、携帯の低解像度での撮影になって
しまいました。

こちらです。






空き地になっています。


一応、甲府放送局の板は残っているようです。

ラジオ界の大御所が・・・

今日帰ってきて飛び込んできたニュース。
小沢昭一さんが亡くなったそうですね。


ラジオをよく聞く方ならオープニングのおはやしが
頭に浮かんでくるのではないのでしょうか。

♪テーンテンテン　テーテテッテ　テーテーテー

小沢昭一の小沢昭一的こころ　
今日は●●について考える
口演　小沢昭一　
筋書き　みやこしたろう（みずねじゅうこう）　
お囃子　山本直純

すらすら出てくるもん（笑）

私も「小沢昭一の小沢昭一的こころ」のファンでした。
残念です。

昨日の地震から

昨日は19時台に津波警報画面を収集していました。
今回NHKでは、東日本大震災の教訓から
強い口調での避難アナウンスを行ったようです。
また、画面の方でも
赤に白抜き文字で「津波！避難！」と
危機感をもつような画面に変更されました。



画面収集中に津波警報・注意報が解除になり
その時のBS910（WNI）とNHKの画面





動画サイトではDlifeの地震発生時があり
緊急地震速報では日本語・英語での並列表示だったようですね。

※画面は19時台の津波警報地図表示画面

ショッピング系のチャンネルでは
QVCは特にアイコン表示なども
ありませんでしたね。

SHOPチャンネルは津波のアイコン出ていました。

スカイツリー試験放送、2月は夕方も実施

スカイツリー試験放送について続報。

毎日と時事通信によれば、
スカイツリーの試験放送は12月と1月は早朝のみ
2月は早朝に加え夕方も実施。
夕方も毎週土曜日夕方5時29分～30分の1分間。

朝の2分間ではスカイツリーからの送出は30秒
夕方1分間ではスカイツリーからの送出は10秒だ。

注意しなければならないのは、
一つのチャンネルが映ったからと言って安心できません。
ある1つのチャンネル、いくつかのチャンネルが映らない
という事も十分考えられる。
大変ですが、全部のチャンネルをチェックするようにしてください。

NHK2chと民放5局を30秒で確認しろというのは相当
酷い試験放送だと思う。1チャンネル10秒で確認するとしたら
7チャンネルで70秒である。半分の5秒チェックでも35秒はかかる。
スカイツリーの試験送出は1分は欲しい所です。


情報もとリンク

http://www.jiji.com/jc/p?id=20121207191929-0013724261
http://mainichi.jp/select/news/20121208k0000m040039000c.html

NHKらじる・らじる業務の拡大へ

総務省の報道資料に

日本放送協会が放送法第20条第10項の認可を受けて実施する
「協会のラジオ放送が聴取しにくい状況の改善に資するため、
その放送番組を放送と同時にインターネットを通じて一般に提供する
業務における提供番組の追加」についての
認可申請に対する総務省の考え方についての意見募集

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu07_02000047.html

という実に長ったらしい標題のついたものが出ている。

内容とはいわゆるインターネットでサイマル放送されているラジオサービス
つまり「らじる・らじる」について業務を拡大するというものである。
現行の放送サービスに、一部の地域番組を追加提供するというもので
新たに提供する地域番組とは

R1が近畿広域放送・中京広域放送・宮城県域放送
FMが大阪府域放送・愛知県域放送・宮城県域放送

つまり、大阪放送局・名古屋放送局・仙台放送局を追加したいという事です。

提供エリアは国内で国内地域は制限しない方向

放送法20条2項8号の業務・・・「放送および受信の進歩発達に必要な業務を行う」
ということで、これは同条10項より総務大臣に認可を受けなければならない。
今回その意見募集中という事ですが、
総務省としての考えは「認可が適当」としています。

今日は夕方に地震

東日本大震災の余震とみられる地震が発生。
津波警報も発令されましたが、
午後7時半前には解除されました。

やはり流通が問題だ・笹子う回路を考える

今日は再び中央道事故からの話題です。
中央道の笹子トンネルの事故で
年末にかけての物流について
問題になってきている。

中央道で結ばれている甲府盆地・中南信の
流通が滞る虞があります。

一部報道では笹子トンネル下り線を対面通行にする
という案も出ている。

ということで、今日の記事では、笹子う回路を考えてみる。

飯田方面・・・東名で名古屋へ出て中央道を引き返す
松本方面・・・関越・上信越で更埴経由

等が考えられる。

さて、今日のメイン
甲府盆地へのう回路を考える。

通常考えられるのは国道20号を使う。
これはみなさんの考えることだ。
そこで、元山梨県民が考えるう回路。

笹子の旧道を使う。
しかし、旧道は冬季は閉鎖なんですね。
私、知りませんでした。

普通に考えられるう回路は

１中央道を河口湖まで走り、
　国道137号新御坂トンネル経由で盆地へ入る。

２同じく河口湖から新しくできた若彦トンネル経由で
　甲府盆地へ入る。

３河口湖から国道139号を走って精進湖、
　右左口トンネル経由で甲府盆地入り。

４東名で静岡県清水。国道52号経由で甲府盆地入り。

５関越で花園へ、国道140号、雁坂トンネル経由で甲府盆地入り。
（雁坂は冬季は凍結の滑り止めが必要）

６青梅市から国道411号、丹波山・柳沢峠経由で甲府盆地入り。
（柳沢峠も冬季は滑り止め対策が必要）

いくつか候補がありますが、盆地のため必ずトンネルか峠は
通らなくてはいけませんし、滑り止めが必要な山道である。
かなりリスクが大きい。
通常は１・３・４しかおすすめできません。
２の若彦トンネルは最近できたものなので私はまだ通行したことが
ありません。河口湖と旧芦川を結んでいるが
冬季でも使えるのか、そのあたりがわかりません。

山梨県民にとっては今回の笹子トンネル事故は
本当に重要なインフラで
あることが実感させられます。

今さらスカイツリー移転（位置関係）のデータを整理してみた

今さらであるが東京タワーと東京スカイツリーの
位置関係を整理してみた。

現在の在京テレビ送信塔である東京タワーから
東京スカイツリーに移転するとは具体的にどうなることなのか。

フリーソフト・カシミール3Dを使い調べてみると
東京タワーから46度方向（北を起点に時計回り）に約8.2km先
が東京スカイツリーとなります。

アンテナの角度調整について考えてみた。
一番簡単なのは90度方向が変わる場合。

円の性質で直径を斜辺とした、円に内接する三角形は
円周上の任意の点で直角になるのでした。
地図をプリントアウトし東京タワーと
スカイツリーを直径とする円を書いてみる。

この円周では東京タワーとスカイツリーの角度差は90度になる。
※MAPIONの地図を使用しました。

ちなみに46度はちょうど北東方向になり、
神奈川県方面からは遠くなります。

MXテレビでは
東京タワーの視聴エリアを　東京タワーから40kmとしていました。
東京スカイツリーの視聴エリアは
スカイツリーから50kmとしています。

それぞれ円を作図してみる


タワー40kmの図


ツリー50kmの図
※2枚ともMAPIONの地図を印刷しコンパスで作図

見比べてらえばわかるが、
三浦半島方面のエリアはさほど変わらないことに
気付く。これは北東方向8.2kmに送信塔が移動するため
40kmから50kmになったところで移動分で相殺されてしまうのである。
逆に北東の茨城県方面では送信塔が近くなることになる。

ところで、タワーとスカイツリーの中間地点は何処なのだろうか？
タワーとツリーを直径とする円を書くためちょっと調べてみたが
ちょうど江戸橋JCTあたりになります。このあたりでは
アンテナのバックローブで受信できなければ、
180度アンテナを回さないといけない。

今さらながら位置関係を調査してみました。