昨夜、地域づくり研究会の研修があり、
農水省大臣官房政策課 木村俊昭氏の講演を拝聴した。
木村氏は、NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演された
地域活性化伝道師と称される方である。
テーマは「地域活性化の動向」。
公民館には、地域活動関係者が50名ほど集まった。
地域活性化のために重要なことは
●「○○さえあれば、活性化するのに・・・」という気持ちを捨てる。
●地域の特色をわかりやすく伝えるためのキャッチフレーズが必要
●モチベーションを上げ、プラス思考で!
●将来に向けてのキーワードを作る。
(例えば、「産業・文化を世界に向けて発信」、「地域の担い手を育てる」など)
つまり、地域活性化とは、一部の地区だけの活性化ではなく、
それをつなげ、地域全体の最適化を目指すもの。
ユーモアを交え、熱く語られる先生のお話は、とてもわかりやすかった。
しかし、これは地域おこしを仕掛ける側(行政、商工会、JAなど)が
聴くべきお話ではなかったのか?
おこされる地域に暮らし、地道に地域活動を続け、
地域おこしのイベントがあれば要請を受ける・・・
そんな私が、この内容にどう関わっていけるというのか?
地域おこしのイベントのたびに、レシピを考え、
人の手配をし、大量の試食を準備する。
その段取りで、私の脳は確かに活性化している。
しかし、イベントで大鍋をかき回しているだけでは、
地域が活性化しているのかどうかは全く見えてこないのである。