”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

糖尿病と心のケア

2011-02-19 13:24:28 | お勉強

袋井市食推協のリーダー研修で、糖尿病について勉強しました。

●糖尿病とは

 私たちは、食事で摂った糖質を、膵臓から出るインスリンによって

 エネルギーに換えています。

 しかし、糖質を摂りすぎると、膵臓も疲れてきて

 十分なインスリンが分泌されず、血液中の糖の濃度が高くなります。

 この状態が継続するのが糖尿病です。

 ※糖尿病のすべてが生活習慣に起因するわけではなく、遺伝が原因の糖尿病もあります。

 

●糖尿病が恐いのは・・・

 心疾患、脳血管障害、壊疽、失明などの合併症が発症するからです。

 

●糖尿病の予防及び治療法は

 ①食事  ②運動  ③薬物療法  

 しかし、医師に処方された薬を飲むだけで、

 食事を改善しようとしない患者さんが多いのも現実だそうです。

 

私は以前から、糖尿病を改善するためには心のケアも必要ではないか

と感じていました。

食事制限もあり、合併症の恐ろしさも知っている、

そんな患者さんは相当ストレスを抱えていると思います。

心のケアも含めた治療の研究は進められていないのか

管理栄養士さんにお尋ねしてみました。

 

「保健指導の時は、その患者さんのライフスタイルに合った指導を

 するように心がけています。

 患者さんの努力と成果を褒め、次のステップに向けた改善ができるように

 マンツーマンの指導を行っていますが

 お忙しい開業医さんでは、なかなかそこまでは難しいと思われます。」

 

どんな病気でも、体と心、両方からのケアは必要です。

糖尿病はコントロールする病気と言われますが、

メンタル面からのきめ細やかなサポートも

コントロールに大きな役割を果たしてくれるのではないでしょうか?

 

●写真は、糖尿病改善のためのメニューです。

Img_1026

ひじきとあさりの炊き込みご飯、  カレイの香り蒸し

もずくのかき玉スープ、  白菜と菜の花の和え物、  いちご

砂糖は全く使っておらず、野菜の甘味が調味料となっています。

黒酢やトマトの酸味を活かし、香味野菜を使うことで

塩分を減らす工夫もされています。

※このレシピは、袋井市内の公民館、保健センターで入手出来ます。

 

 

 

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