袋井市食推協のリーダー研修で、糖尿病について勉強しました。
●糖尿病とは
私たちは、食事で摂った糖質を、膵臓から出るインスリンによって
エネルギーに換えています。
しかし、糖質を摂りすぎると、膵臓も疲れてきて
十分なインスリンが分泌されず、血液中の糖の濃度が高くなります。
この状態が継続するのが糖尿病です。
※糖尿病のすべてが生活習慣に起因するわけではなく、遺伝が原因の糖尿病もあります。
●糖尿病が恐いのは・・・
心疾患、脳血管障害、壊疽、失明などの合併症が発症するからです。
●糖尿病の予防及び治療法は
①食事 ②運動 ③薬物療法
しかし、医師に処方された薬を飲むだけで、
食事を改善しようとしない患者さんが多いのも現実だそうです。
私は以前から、糖尿病を改善するためには心のケアも必要ではないか
と感じていました。
食事制限もあり、合併症の恐ろしさも知っている、
そんな患者さんは相当ストレスを抱えていると思います。
心のケアも含めた治療の研究は進められていないのか
管理栄養士さんにお尋ねしてみました。
「保健指導の時は、その患者さんのライフスタイルに合った指導を
するように心がけています。
患者さんの努力と成果を褒め、次のステップに向けた改善ができるように
マンツーマンの指導を行っていますが
お忙しい開業医さんでは、なかなかそこまでは難しいと思われます。」
どんな病気でも、体と心、両方からのケアは必要です。
糖尿病はコントロールする病気と言われますが、
メンタル面からのきめ細やかなサポートも
コントロールに大きな役割を果たしてくれるのではないでしょうか?
●写真は、糖尿病改善のためのメニューです。
ひじきとあさりの炊き込みご飯、 カレイの香り蒸し
もずくのかき玉スープ、 白菜と菜の花の和え物、 いちご
砂糖は全く使っておらず、野菜の甘味が調味料となっています。
黒酢やトマトの酸味を活かし、香味野菜を使うことで
塩分を減らす工夫もされています。
※このレシピは、袋井市内の公民館、保健センターで入手出来ます。