”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

野菜の日の翌日に考えた…

2011-09-01 11:10:58 | 野菜

昨日開催された「野菜を食べようキャンペーン」の中で、

来場者に野菜350gを量ってもらい、

一日に必要な野菜の量を体感していただくという

コーナーを設けました。

Img_2076

350gという量を想像しながら

一生懸命に野菜を選ぶお客様の様子を見ていて

感じたことを書かせていただきます。

 

●子供は暖色系の甘い野菜が好き

お子さん連れの若いお母さんは、

「○○ちゃん、350gだって!どのくらいかな?

 ○○ちゃんの好きなお野菜を選んでみてよ。」

とおっしゃって、まず子供に野菜を選ばせます。

すると、ほとんどの子供は、

にんじん、パプリカ、かぼちゃ、つまいもに手が伸びます。

食欲をそそる明るい色の野菜、甘味のある野菜が大好きなんですね。

 

私が子供の頃は、にんじんは子供が嫌う野菜の上位にありましたが、

あの特有の香りを抑えた品種が登場したこと、

野菜ジュースに多く使われるようになったことで

子供に人気の野菜と変化していったようです。

 

また、お母さんが

「○○ちゃんは、大根キャベツもたくさん食べるじゃない?」

と言うと、

「え~っ、そうかなぁ・・・」と不思議そうな顔。

淡色野菜というのは、くせがないから食べられてはいるのですが、

どうも子供の印象に残っていないようです。

 

そして、子供の嫌いな野菜をお母さんにお聞きしてみると

ピーマン青菜類という答えが圧倒的!

特有の青臭さ、苦味、渋味、食欲を減退させる色、

なかなか噛みきれないことなどに原因があるのでしょうか。

 

●350gの感覚は世代によって違う

若い世代は、200gに満たない量の野菜をはかりにのせて

「350gってこのくらいでしょ?

 え~~っ!!全然足りないじゃん!」

と驚いています。

一方、50代以上の世代は、600g以上の野菜をのせて

「350gって意外と少ないね。

 このくらいなら毎日食べているよ。」

とおっしゃる方がほとんど。

 

ただ、これは地域性もあると思います。

イオン袋井店がある地域は、まだまだ周りに

3世代あるいは4世代同居という家庭が多い地域です。

そんな家庭の主婦は常に大人数の食事を作らねばならず、

毎日たくさんの野菜を料理に使っています

使っている=食べている と思ってるご様子でしたが、

ご本人が本当に摂取できているのかは疑問が残るところです。

 

こんなことを考えながら、今年の野菜の日は終わりました。

でも、東京ラブストーリーの中で赤名リカが

「私のバレンタインデーは年中無休だもん!」と言っていたように、

ウメさんの野菜の日は年中無休。

これからも毎日、野菜を食べ、野菜のことを考えていきます。

コメント
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