”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

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2011-09-18 13:02:46 | 健康・病気

昨夜、地元食推協の勉強会が開かれ、

その中で糖尿病のお話をさせていただきました。

と言いましても、

これは今月初めに保健センターで勉強してきたことを

皆さんにお伝えするというもので、私は全く専門ではありません。

 

だからこそ、わかりやすくお伝えするために、

資料を読み返し、ネットでも調べ、

さらに不明な点は管理栄養士さんや、

実際に経過観察中の方にもお話を伺いました。

一番困ったのは、色々な数値が飛び交うことでした。

まあ、ちょっと説明しますので、ついて来てくださいませ。

 

●糖尿病の診断基準

 診断には血液検査が必要です。

 血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値で

 診断されるのですが、

 HbA1cが以前よりも重視されるようになりました。

 

●なぜ、HbA1cが重視されるの?

 人というのは、不思議なもので?健康診断が近付くと、

 急に節制した暮しを始めるようになります。

 そうなると、血糖値は正常値を示してしまうことも・・・。

 「そんな小手先には誤魔化されないよ~」というのがHbA1cで、

 1~2ヶ月前の血糖値を反映します。

 

●HbA1cって何?

 ヘモグロビンは赤血球の中にあり、酸素を体の隅々まで運びます。

 ヘモグロビンの表面は接着剤のようになっており、

 ブドウ糖をくっつけながら血管内を流れていきます。

 寿命が120日ほどのヘモグロビンが、

 どのくらいブドウ糖とくっついたのか、

 その度合いを表したものがHbA1cなのです。

 

●さて数値です (5.2 %と6.1%)

 糖尿病の診断基準はHbA1cが6.1%以上ですが、

 特定健診では、5.2%以上なら、注意を呼びかけます。

 6.1%以上というのは、医療行為が始まる基準。

 5.2%を超えたら、生活の習慣の改善が必要になります。

 

●次の数値です (6.1%と6.5%)

 お医者様によっては、6.5%以上を治療の基準としている方も?

 以前、日本のHbA1cの基準は6.5%以上でした。

 現在は世界基準の6.1%以上に合わせることになりました。

 

●もうひとつの数値です(5.8%)

 さらに、資料を読み進んでいくと、

 「血管管理の指標と評価」の部分で

 HbA1cが5.8%未満なら優

 という評価になっているではありませんか!?

 

 5.2%以上で要注意なのに、5.8%未満が優ってどういうこと!?

 はい。 ^^;

 これは糖尿病治療中の患者さんの評価でした。

 患者さんが努力をして、5.8%未満になったなら優秀・・・

 という意味でした。

 

いや~、ここまで理解するのに長い道のりでした・・・。

しかし、大切なのは、

基準値の境界あたりの数値に一喜一憂するのではなく、

自分の主治医は自分という気持ちを持つこと。

自分の健康は自分で守るという姿勢は、

糖尿病に限らず、すべての人に通じることだと実感しました。

 

コメント (2)
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