一都三県に緊急事態宣言が発令されました。
静岡県も東部を中心に感染者が急増。
今日、初めて100人を超えました。
東京および首都圏の人は、さぞかし緊張感を持って暮らしているのだろう
と思いきや、知人はスキー合宿に出掛けて行きました。
また、もう一人の知人は、SNSにこのような投稿を
「前回の緊急事態宣言の時は、SNSで色々なバトンが巡ってきた。
今回は、そんなもの廻ってこない。
自粛そのものがうんざりって感じかな。
きっと、人間って緊張感をキープできる期間って長くないんだろうな。
毎日過去最悪を更新しても、何か絵空事。
僕は今年は日本のいろんなところに行きたいし、
いろんな人に会いたいし、
いろんな活動をしたいと思っています。
むしろどんどん外出するつもり。
だから、東京に住んでいる身として、
せめて相手にはうつさないというスタンスが大事。
だから、毎週唾液を送って、PCR検査を受けるプログラムに
加入することにします。
お金はかかるけど、これは気持ちよく仕事をするための必要経費。」
東京の人が緊張感を持って、暮らしてくださらないと、
感染は地方にじわじわと広がっていきます。
どうしてそれがわからない!!
しかし、人口比率を考えると、これだけ無神経になれるのも無理はないか
とも思えてきます。
東京には、約1400万人の人が暮らしています。
例えば、世田谷区の人口を見てみると、93万9100人。
これは、浜松市の79万8000人よりも多いです。
一方、私の暮らす袋井市は8万8400人。
つまり、東京では世田谷区で感染者が出ても、
どこの誰かなんて追うこともできないし、うわさにもならないのでしょう。
だから、東京で感染者が「過去最多」などと言われても、
「でも、知り合いに感染した人なんていないし・・・。」
と他人事でいられるのでしょう。
ところが、私の住む袋井市は、これまで29名の感染者が出ています。
最近は、うわさを聞くこともありませんが、
どこの誰が感染して、どこのスーパーを利用したのか、
どこの美容院を利用したのかまですぐにうわさになります。
しかも、そのうわさを誰から聞くのかと言ったら、
SNSを使いこなしている若者からではなく、
SNSなんて使ったこともない私よりも年上のお姉様方から・・・。
そう、田舎ではコロナに感染したら、もう暮らしていけなくなります。
コロナの症状や後遺症で苦しむこと以上に、
「罪人」のように扱われることに誰もが恐怖を感じています。
だから、この程度の感染者数でも、みんな緊張感を持って暮らしています。
首都圏の「気のゆるみ」を田舎に持ち込まないでほしいです。