雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

Legal Tender

2020-11-17 | 音楽
久しぶりに最近聴いたアルバムのレビューでも。
レビューしてないのは面白い作品と出会えてないのか?というとそうではなく、ただただ文字起こしに力を入れるのがしんどい、もしくは最近ならばマンガを読んでて書けない、っていうだけでいい作品ガンガン出てますよ。

今日はポルトガルのフリージャズレーベルClean Feadから定例で出ているCortexの『Legal Tender』をご紹介。


  1. Anthem For The Uneasy
  2. Standby
  3. GTM
  4. I-95
  5. 10-4
  6. Blue Gromka
  7. Loose Blues
Thomas Johansson (tp)
Kristoffer Berre Alberts (sax)
Ola Høyer double (b)
Gard Nilssen (ds)

久しぶりのCortex。
ブログを追ってみると前作『Avant-Garde Party Music』3年前ですね。
同じ時期なので、ホークスの話題も同じようにアップしていました😁

パンチのあるフリージャズで、オーネット・コールマンの魂を感じる音楽性について行きたくなるバンドです。
ピアノレスですので、フロントの2管、リズムセクションの2人それぞれの音が「ナマ」で音を感じさせてくれます。
フリージャズ強めの楽曲もありますが、しっかりとしたリズムの上で2管がユニゾン踏んだりするとゾクッとします。
4人が4人共あまり観客におもねるわけでも追従するわけでもなく、でも観客にこの「オト」を届かせたい、という強い気持ちを演奏から感じます。
なので愛想は悪いのかな・・・。
こういう盤は最初より2回目、2回目より3回目、と聴くに連れその細かい味わいポイントが出てくるので、結果意外とよく聴く盤になるのが多いです。



骨太のフリージャズを見つけるのは中々苦労します。
正直セールスはそれほど伸びないので日本のジャズ専門誌も取り扱ってくれない。

でもこの時代、雑誌が紹介しないでいようが、国内の音楽サイトが評価してくれなかろうが自分で探すことができます。
Clean Feed Recordsの作品であれば欧州市場は反応してくれています。

そういう情報を得ながら、良い作品を探すのも楽しいものです。

ちなみに前も言いましたがClean Feedはアルバムアートが素敵。
今回はザリガニ?オマール海老?のような着ぐるみ。
おーこれぞ前衛芸術・・・なのか?
ワタシは初っ端笑っちゃいました。

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