当ブログも日常の更新に戻ります。
その前に。
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さてこんな暗いニュースの時にこそ、力のあるジャズをお届けしたいと思います。
チャールズ・ミンガスで『Mingus at Antibes』。
ミンガス・アット・アンティーブ | |
ワーナーミュージック・ジャパン | |
ワーナーミュージック・ジャパン |
1.Wednesday Night Prayer Meeting
2.Prayer For Passive Resistance
3.What Love?
4.I'll Remember April
5.Folk Forms I
6.Better Git Hit In Your Soul
Ted Curson(tp)
Eric Dolphy(bcl,as)
Booker Ervin(ts)
Charles Mingus(b,p)
Dannie Richmond(ds)
Bud Powell(p #4)
ミンガスと言う人は、もちろんプレイヤーとしても好きな人です。
極太のベースをブイブイ弾いいている様はもうジャイアンと言っていいでしょう。
豪快かつ繊細な面を持つベーシスト。
テクニックに走りがちなNHOPとは正反対なのかもしれないんですが、それゆえに敢えて惹かれる理由なのかもしれないです。
1曲目はカールソン、エルヴィンにつづいてエリック・ドルフィーがソロで登場するのですが、これがカッコいい。
節回しなんてグイグイ来ちゃって、残りの2管の入る余地なし。
ところで、ピアノの音が途中入ってきますが、これは?と思うとなんとミンガスその人。
まあそれも悪く言えばガサツな感じなのですが、ライブだとこれぐらいの個性をかましてくれないとなかなか盛り上がれないですよね。
2曲目は静かな入りで。ブッカー・エルヴィンのオンステージ。
同じサックスとはいえ、テナーがエルヴィン、アルトがドルフィーと住み分けられるので、この二人の双頭リーダーの作品も出ています。
正直パッと音を聴いた時にこれテナー?アルト?と聞き間違うこともあるのですが、両者は奏法が違うので結構区別が付くと思います。
3曲目の売りはやはりドルフィーのバスクラ・ソロでしょうか。そしてミンガスのソロ。
最終的にこの二人がやり合う場面はカッコいいですよ。
What Love - Charles Mingus
4曲目に入ってジャズ界のジャイアント御大パウエル登場。
いつもの唸り声は健在。
やはりミンガス楽団と合わすのは至難の業だったのか、むしろミンガスがパウエルのサポートに徹している感がありますね。
ミンガスのウォーキング・ベースは実に安定しているんですよね。
それは以前紹介した「Mingus At Carnegie Hall」の演奏でもそうだったのですが、ミンガスの太いウォーキングベースの上では、他の楽器は華やかに聴こ
ますね。
5曲目でもドルフィーは止まらない。
最初にソロを持ったカーソンが可哀想なくらいですね。
独特なフレーズでテーマから外れていっちゃうんですが、しれっと戻ってきている。
ここでもミンガスのソロがぐいっときます。
ラストはこれまでの集大成と言わんばかりにミンガスが煽っています。
ドルフィーが手拍子に煽られて走りだすのがいいです。
エルビンも悪くはないのですが、やはりドルフィーに圧されていますね。
ミンガスとドルフィーと言うのは最高の相性なんでしょう。
基本この二人の出演作で、あーつまんねー、と思う作品はないです。
被災地の方は音楽などにまだ興味を持てないかもしれませんし、そもそも音楽を聴くための術がないかもしれませんが、音楽に触れられる機会があれば、少しでも安らかに、そしてがんばろうという気になって欲しいです。
もう少し落ち着けば、避難用の物資等もきちんと届くと思いますので、もう少しがんばってください。
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