圧勝に終わった日本シリーズも終わりました。
我がホークスが優勝したので良かった良かった、なのですが正直物足りない。
巷ではセ・リーグが弱体化したとかDH制がどうとか色々言われていますが、であれば交流戦を減らしたりすることなく、ホーム・アンド・アウェーで年間36試合すればいいのに、って単純に思ったりしました。
セ・リーグの球団がジャイアンツ戦が減って収入が減るから、とか何とか言って減らしてきた交流戦ですがそのジャイアンツが今回のようになってしまうのであれば、セ・リーグ全体として強化に取り組むべきなんじゃないでしょうかね。
さて野球も終わったのでジャズ。
貯めに貯めていた新譜のレビューからテナー奏者イマニュエル・ウィルキンの初リーダー作『Omega』。
- Warriours
- Ferguson - An American Tradition
- The Dreamer
- Mary Turner - An American Tradition
- Grace and Mercy
- Part 1. The Key
- Part 2. Saudade
- Part 3. Eulogy
- Part 4. Guarded Heart
- Omega
Immanuel Wilkins (as)
Micah Thomas (p)
Daryl Johns (b)
Kweku Sumbry (ds)
Micah Thomas (p)
Daryl Johns (b)
Kweku Sumbry (ds)
ウィルキンスはフィラデルフィア出身でジュリアード音楽院でジャズを学んだ俊英サックスマン。
ジョエル・ロスの『Kingmaker』にも参加したとき初めて知って、ロスの新作『Who Are You?』にも参加しています。
ロスと同様初リーダー作がBluenoteとは。
凄いですね。
本作プロデューサーがジェイソン・モランというところでも実力と今後の可能性を相当認められているのでしょう。
かなり渋いソウルフルなブロウ。
1曲目からから度肝抜かれます。
楽曲もモランの影響もあってかかなりフリーに近いコンテンポラリーな楽曲も多いです。
2〜4曲目は20世紀の公民権運動から、現在のBlack Lives Matter運動まで米国における人種差別に対するウィルキンスの思いを連ねているそうです。
鬼気迫るブロウはそういった思いが詰まった彼の表現なんでしょう。
6〜9曲目はジュリアード音楽院時代に作った組曲らしいのですが、これまたタフでスリリングな曲に仕上がっています。
メジャーデビューに当たってかなり力を入れ、絞りに絞った楽曲なのでしょう。
今回サポートしたミカ・トーマス、ダリル・ジョンズ、クウェク・サンブリーといったメンバーもNYの頂点に向かって今登っていこうとしている面々。
20代前半で全員今後が期待できます。
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