1291
2020-08-17 | 音楽
浜松が41℃超え。
殺人的な暑さです。
洗濯物を干す間に汗だくになりました。
しゃがんで洗濯物を取り立ち上がると軽くめまい。
危ない危ない。
長雨の梅雨から激アツの夏という極端な天気ではなく、もう少し夏らしい夏にならないものでしょうか。
さて今日は涼しいイメージしかないスイス・ジャズ。
ダニエル・ユメール、ハイリ・ケンツィヒ、サミュエル・ブレイザーのトリオで『1291』。
- Original Dixieland One Step
- Guggisberglied
- Les oignons
- Grégorien à St Guillaume de Neuchâtel
- Belafonte
- 7even
- Poya
- High Society
- Where Did You Sleep Last Night
- Ory's Creole Trombone
- Bass Song
- Jim Dine
- Ory's Original Creole Dixieland Trombone One Step
- Cantique suisse
Daniel Humair (ds)
Samuel Blaser (tb)
Heiri Känzig (b)
ダニエル・ユメール 82歳、ハイリ・ケンツィヒ 63歳、サミュエル・ブレイザー 39歳とキャリアは異なるものの、スイスで活躍するトリオ。
しかしユメールは80超えの御大ですね。
ケンツィヒはティエリー・ラングのトリオが来日した時に観たことがあります。
そして脂が乗りに乗ってるトロンボーンのブレイザー。
この3名の名前が連なった作品が出る以上すでに買うことは決まっています。
5-7、11-13曲目の6曲がメンバーオリジナルでその他はトラディショナルやカヴァーとなります。
全体的にゆったりと聴ける曲が多いのですが、それでもモダンっぽいものからややフリーに触れているものまで様々。
14曲収録されており、1曲の長さは短くとも色んな味が味わえる、なんともお得な感じもします。
ブレイザーのミュートを効かせた音はコミカルでもあり、やや泣けるような音でもあり、何というかピエロっぽさを感じさせます。
今までの少し硬い印象とは違ってて面白い。
ケンツィヒは長年のキャリアで培ったテクニックを駆使してますね。
ちょっとおしゃべり気味な感じなのですが、それが嫌味には感じられません。
トロンボーンの1管フロントで、なお且つ後の二人との駆け引きがウマいからでしょう。
そして御大ユメールは歳を感じさせない正確で、そしてアジがある音を出しています。
これは今のゆメールにしか出せない音なんでしょう。
突っ込むこともなく走ることもない。
一つのリズムが柔らかみを持つこともあれば切れ味を持つこともある。
これは凄いことだと思います。
これぞジャズなんでしょうね。
色んなものがミックスされてる。
老若男女問わず様々な聞き手を受け入れる演奏といえるでしょう。
ダニエル・ユメールも年を取りましたなぁ。十数年前に、チャールス・ロイドが来日した時に(ピアノはヨアヒム・キューン)、生で聴きましたが、柔らかくステディなドラムは健在ですね。
こんばんは。
そうですね、後ろで流して聴くというよりヘッドフォンとかでしっかり聴ける作品だと思います。
80オーバーの味わいですね。