雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

God Is More Than Love Can Ever Be

2019-01-10 | 音楽

今年の目標3つは以前書きましたが、それとは別にささやかな目標というかチャレンジをしています。

 

それはジャズなのですが、これまで触れてこなかった人にチャレンジしてみようと思っています。

 

今日はその第一弾で、私がこれまでほとんど近寄らなかったサン・ラ。

言わずとしれたスピリチュアル、宇宙哲学の第一人者。

とりあえず手にとった『God Is More Than Love Can Ever Be

 

 

GOD IS MORE THAN LOVE
CO MY
CO MY

 

1.Days of Happiness
2.Magic City Blue
3.Tenderness
4.Blithe Spirit Dance
5.God Is More Than Love Can Ever Be

Sun Ra (p)
Hayes Burnett (b)
Samarai Celestial (ds)

 

数あるサン・ラ作品からなにゆえこの作品をチョイスしたかというと・・・・ただの偶然でした。

本作は79年にリリースされたものですが、昨年再版されたものです。

なので目に入った、という次第です。

 

やはりシンセを使ったスピリチュアル・ジャズという印象が強く、その路線で行くとまうとこの作品からサン・ラに入ることはないのですが、手にとって試聴すると、スピリチュアルとはかけ離れた、ピアノ・トリオがそこにいました。

ガツッとした演奏はあまりにサン・ラの印象とかけ離れて拍子抜けしたのですが、このピアノ・トリオ作が実に良い。

大人数のオーケストラで独自の宇宙観を奏でているのとは違い、真正面から真っ直ぐにピアノに向かっている感じ。

オーケストラではアレンジャーのイメージも強いのですが、ここでは正にピアニストの顔です。

聴いてみたイメージだと、楽団を率いていたアレンジャーのデューク・エリントンが『Money Jungle』でミンガスやローチを相手にピアノで戦っているイメージに近いものがあります。

鬼気迫る、という部分が興味深い。

かと思えば、時々現れるふわっとした浮遊感。

これは、私がジャズ初心者の頃に読んでいたおすすめピアノ・トリオ作には載ることがないけど、今私が挙げる”絶対聴くべきピアノ・トリオ100選”(仮)に確実に入る名盤ですよ。

 

 

 

ということで、初めてのサン・ラは自分のジャズ観に近いものを選んでしまいましたが、これから少しずつサン・ラ”らしい”作品にも触れていきたいと思います。

 

 

 

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