急に寒くなったり、今日なんかは夏日だったり、もう少し穏やかに気候変化してくれないものでしょうか。
ほんと今日なんかロンTにGジャンでちょっと暑いかな?って感じでした。
ただ街の木々はすっかり色づき葉も落ち始めています。
こういうのは見ていて気持ちいいものです。
さて今夜は久しぶりにメアリー・ハルヴォーソンのリーダー作です。
新たなグループ「Mary Halvorson’s Code Girl」で『Artlessly Falling』。
- The Lemon Trees
- Last-Minute Smears
- Walls and Roses
- Muzzling Unwashed
- Bigger Flames
- Mexican War Streets (Pittsburgh)
- A Nearing
- Artlessly Falling
Mary Halvorson’s Code Girl:
Amirtha Kidambi (vo)
Maria Grand (ts)
Adam O’Farrill (tp)
Mary Halvorson (g)
Michael Formanek (b)
Tomas Fujiwara (ds)
Robert Wyatt (vo)
Maria Grand (ts)
Adam O’Farrill (tp)
Mary Halvorson (g)
Michael Formanek (b)
Tomas Fujiwara (ds)
Robert Wyatt (vo)
過去盤でいうと本作でも共演しているマイケル・フォーマネク、トマス・フジワラとのトリオ作「Ours」「Thiers」であったり、タミコ・リードのリーダー作『Old New』であったりで馴染みあるハルヴォーソン。
真面目そうな出で立ちからはちょっと想像しづらいフリージャズを展開しています。
本作はボーカル曲も入っています。
というかそれがインパクトなのですが、本作の目玉はロバート・ワイアットの参加でしょうね。
ワイアットはジャズ・ロックを代表するバンド「ソフト・マシーン」のドラマー兼ボーカリストとして活躍。
ファンキーすぎてテキーラとウィスキーを飲み酔ったまま4階の窓から転落して重傷を負い、その後遺症で下半身不随となりドラムは叩けなくなるもののSSWとして復活。
坂本龍一『ビューティ』(1989年)、ビョーク『メダラ』(2004年)などで共演していましたが、2014年引退宣言。
今回はハルヴォーソンの熱意に負けたのでしょうか。
1、3、5曲目に参加していますが、良い声ですねー。
御年75歳。
こんなにかっこよくセクシーな歌声。
全部で8曲あるのですが、上述3曲のハルヴォーソンの音がノッていますね。
3曲目なんかはポストロックでしょう。
ギュインとエレキギターを弾くのがカッコいい。
もうひとりのヴォーカリスト アミールサ・キダンビはコルトレーンやファラオ・サンダースなどのスピリチュアル系にあこがれているそうですが、その雰囲気とハルヴォーソンの音楽性にウマく当て込まれています。
4曲目なんかは特にウマく融合が図れているのではないでしょうか。
ちなみにメンバー的にトランペッターがアダム・オファレル。
彼のリーダー作も聴いていますし、本作でもきれいめの音使いをするところが上手ですね。
リズムセクションは気の知れたフォーマネク、フジワラですからハルヴォーソンも大好きなワイアットに集中できたんじゃないかな。
フロント2管も含めて、ベストは5曲目と思う!!
ちょっと気難し目に感じる方には辛いかも知れませんが、ワタシの個人的見解では比較的広く皆様に聴いていただいて、こういう音楽ありだね♪と思ってもらえると嬉しいです。
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