今夜のジャズ。
久しぶりに新譜で。
今年はジャズ・ジャイアントたちの新譜が結構出ていますね。
今日はピアノ・トリオといえば、のビル・エヴァンスの未発表アルバム『Some Other Time: The Lost Session From The Black Forest』をご紹介。
サム・アザー・タイム:ザ・ロスト・セッション・フロム・ザ・ブラック・フォレスト [日本語帯・書き下ろし解説、英文解説全訳付] [輸入CD] | |
Resonance Records / King International | |
Resonance Records / King International |
CD1
1.You Go Right To My Head
2.Very Early
3.What Kind Of Fool Am I?
4.I'll Remember April
5.My Funny Valentine
6.Baubles,Bangles and Beads (duo)
7.Turn Out The Stars
8.It Could Happen To You
9.In A Sentimental Mood
10.These Foolish Things
11.Some Other Time
CD2
1.You're Gonna Hear From Me
2.Walking Up
3.Baubles, Bangles and Beads (trio)
4.It's Alright With Me (Incomplete)
5.What Kind Of Fool Am I?
6.How About You
7.On Green Dolphin Street
8.I Wonder Why
9.Lover Man (Oh Where Can You Be?)
10.You're Gonna Hear From Me (Alt Take)
Bill Evans(p)
Eddie Gometz(b)
Jack Dejohnette(ds)
メンバーは、エディ・ゴメスにジャック・デジョネット。
グラミーを獲得した『At The Montreux Jazz Festival』のトリオ構成です。
At The Montreux Jazz Festival | |
Polygram Records | |
Polygram Records |
このトリオは6ヶ月しか活動しておらず、発表作品はかの作品のみでライブ音源ですが、本作はスタジオ録音。
わざわざスタジオ録音までして、どうしてこれまで発表されてこなかったのか。
当時のエヴァンスはVerveとの契約があったため発売の権利を得ることができず、そのままお蔵入りしてしまった、ということのようです。
肝心の演奏ですが、個人的にあまりベースのゴメスを評価していなかったのですが、本作ではその才能が抜群に発揮されていると思います。
エヴァンスとのデュオでのやり取り、トリオでのソロ、良いベーシストであることを認識しました。
エヴァンスの作品はついついエヴァンスの音に注力するあまり、ベーシストはスコット・ラファロくらいしか評価していなかったのですが、これはゴメスに謝らないといけません。
よく過去の未収録作品とか発表されますが、やはり生前に発表されたものを凌駕するような作品となるとなかなかないものです。
その点で本作は生前作品と肩を並べる作品ではないでしょうか。
録音状態もいいですし、エヴァンスファンならずとも手を出すべき作品だと思います。
Bill Evans - Some Other Time (Mini-Documentary)
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