Cataldi Madonna -Abruzzo
アブルッツォ州の中でも、比較的ローマに近いアクイラ県、オフェーナの町の外れにある。ワイナリーの経営者はルイジ氏。とてもかわった愉快な人で、古くから続く男爵家の血を引く人とは思えない。(と言ったら失礼。。)カタルディ・マドンナはどちらも苗字で、つまり2つの苗字が合わさった「ドッピオ・コニョーメdoppio congome」。ドッピオ・コニョーメでは、他に、かの有名なモンタルチーノのワイナリー、ビオンディ・サンティがある。
ワイナリーの創業は1920年。現在の経営者のおじいさんだが、1975年にこの地域で初めてボトル詰めをしている。ワインの醸造は、1990年までは、オフェーナの町の中心に今でもあるカタルディ・マドンナ家の宮殿の一部で行っていたが、今は元、馬小屋だった建物を改築し、醸造所としている。畑に囲まれているが、畑の面積は27ヘクタール、うち4ヘクタールは伝統的な棚造り栽培。
ワイナリーの主力品種は、赤はモンテプルチャーノ、白はトレッビアーノ。しかし、白にはペコリーノという品種が加わる。ペコリーノは、アブルッツォ州を中心に、中部から南イタリアの一部で見られる、古くからあるかなりマイナーな品種だが、たいていは他の品種とブレンドして使ってしまう。このワイナリーでは、ペコリーノにかなり力を入れていて、ブレンドせず、単一品種で白ワインを造っているが、これが実に面白い。
赤ワインは、モンテプルチャーノを使い、ベース・ワインも含めて3種類を造っている。ベース・ワインも良いが、微妙に造り方の違う2つのワインが、個人的な好みも含めて甲乙を争う。
他、意外に良いのがロゼで、ロゼも2種類を造る。上のランクのロゼは、ロゼにしっかりした味わいが加わり、大変良い出来。
また、現在テスト段階中、つまり、一般に販売していないものに、ペコリーノで造ったデザート・ワインがある。遅い収穫で糖度を上げ、甘いワインに仕上げる。まだ未完成段階だが、これからに大いに期待したい。
アブルッツォ州の中でも、比較的ローマに近いアクイラ県、オフェーナの町の外れにある。ワイナリーの経営者はルイジ氏。とてもかわった愉快な人で、古くから続く男爵家の血を引く人とは思えない。(と言ったら失礼。。)カタルディ・マドンナはどちらも苗字で、つまり2つの苗字が合わさった「ドッピオ・コニョーメdoppio congome」。ドッピオ・コニョーメでは、他に、かの有名なモンタルチーノのワイナリー、ビオンディ・サンティがある。
ワイナリーの創業は1920年。現在の経営者のおじいさんだが、1975年にこの地域で初めてボトル詰めをしている。ワインの醸造は、1990年までは、オフェーナの町の中心に今でもあるカタルディ・マドンナ家の宮殿の一部で行っていたが、今は元、馬小屋だった建物を改築し、醸造所としている。畑に囲まれているが、畑の面積は27ヘクタール、うち4ヘクタールは伝統的な棚造り栽培。
ワイナリーの主力品種は、赤はモンテプルチャーノ、白はトレッビアーノ。しかし、白にはペコリーノという品種が加わる。ペコリーノは、アブルッツォ州を中心に、中部から南イタリアの一部で見られる、古くからあるかなりマイナーな品種だが、たいていは他の品種とブレンドして使ってしまう。このワイナリーでは、ペコリーノにかなり力を入れていて、ブレンドせず、単一品種で白ワインを造っているが、これが実に面白い。
赤ワインは、モンテプルチャーノを使い、ベース・ワインも含めて3種類を造っている。ベース・ワインも良いが、微妙に造り方の違う2つのワインが、個人的な好みも含めて甲乙を争う。
他、意外に良いのがロゼで、ロゼも2種類を造る。上のランクのロゼは、ロゼにしっかりした味わいが加わり、大変良い出来。
また、現在テスト段階中、つまり、一般に販売していないものに、ペコリーノで造ったデザート・ワインがある。遅い収穫で糖度を上げ、甘いワインに仕上げる。まだ未完成段階だが、これからに大いに期待したい。