乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

74; 『吉岡実全詩集』 吉岡実著 吉岡陽子編 筑摩書房  1996年3月 811ページ

2011-07-13 | 読書全般(古典など以外の一般書)




  

  74; 『吉岡実全詩集』

  




 吉岡実 著

 吉岡陽子 編

 筑摩書房


 8000円が現在1万円円から20万円  復刻版なら12,233円(11,650円+税)

 1996年3月 

 811ページ





 先日から読んでいた『吉岡実全詩集』を本日読了。

 感覚的に好きな詩は多い。

 吉岡実は画家や絵を題材にした作品が多い。

 読み進むにつれ、この詩人は色彩で世界を観ている部分があることに気づく。

 おそらく文節や単語や人文字ですら彼に撮っては色が感じられる人のひとりだと感じた。

 それは音楽で言うなら絶対音感に近いのではないだろうか?

「絶対音感」には調の色彩感があると読んだことがあるが、活字でも直感的にこういったことが感じ取れる人はいる。




『吉岡実全詩集』を読んでいると 吉岡実はイランの詩を読んでいたのではないかと思う。

 イランの詩は素晴らしいものが多いが、それを思いうかばせる記述がいくつかあった。

 中央アジアには行かれラクダや砂漠を見ておられるので、その類似性を考慮するとたとえ読まれてなかったとしても糸杉や美しい女性表現の一部などのがイランの詩を思う起こさせるのもさほど難易度の高いことでもない。

 吉岡実独特の抽象的表現の鋭さは、観に行かれた美術展の数々やアングラ劇を考えると理解できる。




 詩の中に歌舞伎の台詞の変形が使われていた。

 加えて、民俗学的な内容がくどいまでも多様されたの詩が複数ある。

 巻末を読むと、歌舞伎やアングラの舞台を観ておられたり、柳田國男の編集もされていた時代があったとのこと。

 


 話は飛ぶが巻末の説明で観に行かれた展覧会で懐かしいものがいくつかあった。

 バルチャス展やポール・デルボー展はわたしは京都で観たが、この二つの展覧会は吉岡実の詩と通じるものがあると感じる。




      







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73; 『古今和歌集』より「夏歌」「離別歌」「物名」「雑体」「墨滅歌」

2011-07-13 | 和歌、短歌





69; 『古今和歌集』より「夏歌」「離別歌」「物名」「雑体」「墨滅歌」



 角川文庫

 窪田章一郎校注




 時間の隙間を利用して、今回は角川文庫の『古今和歌集』より「夏歌」「離別歌」「物名」「雑体」「墨滅歌」を楽しむ。

 



     かみやがわ

 うばたまの わが黒髪や かはるらむ 鏡の影に 降れる白雪     物名 四六〇 紀貫之


 




   今回はじめて  註釈や解説にない

            「鏡」を元とした

               「しらゆき」「つらゆき」出ことばあそびがあることに気づく。



 ゆえに、上のように漢字を使っては意味が通らなくなると、わたしは思う。

 この歌を深く味合うには、次のように書く方が望ましいのではないかと、和歌鑑賞初心者ながら思えてきた。





   四六〇    かみやがわ            つらゆき

 うばたまの わが黒髪や かはるらむ 鏡の影に ふれるしらゆき  
    









 今回も本の題のみにて失礼申し上げます。














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分岐点   矢田寺 あじさい 3  (12景)

2011-07-13 | お出かけ



       矢田寺  (あじさい寺)





 今年もあじさいの季節に奈良の矢田寺に行くことができました。

 7月10日まではあじさい公開となっていました。

 わたしが訪れたのは7月の11日でしたのでピーク時を超え、少し枯れかけたあじさいもありました。

 しかしそういったあじさいも素敵だと感じます。

 朝日新聞・らんきんぐ(2011年6月5日) 「訪ねてみたい関西のアジサイの名所」第1位に選ばれたそうです。

 2005年の日本経済新聞では西日本で第2位(投票数では全国第3位) に選ばれたそうです。

 順位は別として、わたしは矢田寺のあじさいとお地蔵様たちが好きです。

 矢田寺は日本のお地蔵さま発祥の地とも言われています。











































































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分岐点   矢田寺 あじさい 2  (12景)

2011-07-13 | お出かけ



       矢田寺  (あじさい寺)





 今年もあじさいの季節に奈良の矢田寺に行くことができました。

 7月10日まではあじさい公開となっていました。

 わたしが訪れたのは7月の11日でしたのでピーク時を超え、少し枯れかけたあじさいもありました。

 しかしそういったあじさいも素敵だと感じます。

 朝日新聞・らんきんぐ(2011年6月5日) 「訪ねてみたい関西のアジサイの名所」第1位に選ばれたそうです。

 2005年の日本経済新聞では西日本で第2位(投票数では全国第3位) に選ばれたそうです。

 順位は別として、わたしは矢田寺のあじさいとお地蔵様たちが好きです。

 矢田寺は日本のお地蔵さま発祥の地とも言われています。







































































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分岐点   矢田寺 あじさい 1  (12景)

2011-07-13 | お出かけ



       矢田寺  (あじさい寺)





 今年もあじさいの季節に奈良の矢田寺に行くことができました。

 7月10日まではあじさい公開となっていました。

 わたしが訪れたのは7月の11日でしたのでピーク時を超え、少し枯れかけたあじさいもありました。

 しかしそういったあじさいも素敵だと感じます。

 朝日新聞・らんきんぐ(2011年6月5日) 「訪ねてみたい関西のアジサイの名所」第1位に選ばれたそうです。

 2005年の日本経済新聞では西日本で第2位(投票数では全国第3位) に選ばれたそうです。

 順位は別として、わたしは矢田寺のあじさいとお地蔵様たちが好きです。

 矢田寺は日本のお地蔵さま発祥の地とも言われています。




































































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