先月から今月にかけて、K・邦彦先生のお話を四度(合計約6時間)聴く機会に恵まれる。
田原本、某図書館(2回)
K先生は考古学の先生。
考古学や歴史のこん本的な考え方を導いて下さるので、歴史がチンプンカンプンの私にはありがたい講義だと言える。
古墳は色々と見たが、全くもってわからない。
何しろ奈良に住んででずいぶんたった最近、やっと古墳を意識し始めたのだから。
それでも好きな古墳や印象深い古墳はいくつかできた。
わたしは考古学は全く知らない。
だが、保存だけでなく他の意味合いで水銀朱を塗られたり、呪術的なものをまわりに並べたり、文様の意味合いやそういった民俗学お話が時として交えられる先生方の話を聴くのが好きだ。
K・邦彦先生は次のようにおっしゃる。
「考古学は文献や民俗学的立場からも顕彰することが必要です。」
なるほどなと、妙に納得した。
先月末には古文書専門のY・栄治郎先生のお話を二時間聴く。
Y・栄治郎先生は奈良のお話の講義をされた年もあり、やはり歴史の中に多くの民俗学的なお話を織り込まれていた。
わたしは今年古文書の講義を二種類受講しているが、Y先生のお話も魅力的だと感じている。
今日は数年続けている個展の講座を受けてきた。
いつもここで書いている風吹ジュン似の美人の先生が講師。
わたしは女なので美人と言えども女性には感心は無いが、この先生の授業自体は好きだ。
先日は七月大歌舞伎の昼の部をひとりで見たが、もうすぐ夫と夜の部。
それがすむとY・栄治郎先生とは別の古文書の講座。
こちらは変体仮名の基本や元字などを学べるので、初心者の私にはもってこいだ。
これでわたしも、昔の仮名草子が読める名と、ひとりほくそ笑む。
5月にはA・茂先生とS・稔先生のお話、また『川路聖謨』の読み聴かせを楽しませていただいた。
そういうと今年もどういう訳だか天理市からA・茂先生講義の案内をいただいている。
この年になって、いろいろな方のお話を聴いたり読んだりさせていただくのは、とても楽しい。
正確に言うと、わからないなりに喜びを感じる…が、ただしいだろう。
それにしても、うねるように暑い。
うねるように…月並みな言葉だ。
もうすぐ祇園祭
今日はきゅんと冷たく冷やしたビールと鱧で、乾杯したい。
…………
って、
この暑いのに、何をだらだらと書いているのか!?わたしは!