乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

復元制作したサンカ文字

2011-07-30 | 民俗考・伝承・講演



 サンカについて書かれた本を読み始めた。

 今までにも柳田國男氏、赤坂憲男氏、沖浦和光氏などでサンカ関連内容を読んだことはある。

 だが、今回は多角的立場からとらえられていて、わかりよい。

 日本の昭和十二年頃、サンカ小説(作者 三角寛)が大流行したという。

 小説には多少は興味はあるが、それ以上に昭和十二年頃にこういった内容が大流行りした背景とそれを好んだ多くの民衆心理を知りたく感じる。

 竹細工職人や山川に住む人々の断片的生活習慣だけをとらえていた私には、サンカそのものに誤解していたことがわかる。



 

 書物をペラペラとめくっていると、サンカ文字というものが載せられていた。

 若干だが、中国のトンパ文字を思い起こさせる。

 復元されたそれは、三角論文に基づいて、アブリダシにて再現制作されたという。

 復元のプロセスにおいては何の問題も無く、加熱することでみごとに表記のとおりに表出したらしい。

 現在、「サンカ符丁」ではない「サンカ文字」の在否には、まだまだ慎重な関係者からの聞き取りテストと検証調査を要する段階。
        符丁とは 
         1 商品につける、値段や等級を示すしるし。
         2 仲間うちだけに通用する言葉。隠語。合い言葉。「―で値を言う」
         3 しるし。記号。符号。「頭文字で―をつける」

 (『サンカ』河出書房新社 120ページ 飯尾恭之より 図・説明 引用)

 

 



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82; 『世界の詩40 山村暮鳥詩集』彌生書房 昭和41年「わたしはたねをにぎっていた」

2011-07-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)






2011年読書記録



            82; 『世界の詩40 山村暮鳥詩集』 

                            


 山村暮鳥(著)


 彌生書房

 昭和41年

 158P 



 山村暮鳥びは好きな詩が多くかくされてる。

 本書には暮鳥は朔太郎や室生犀星や光太郎などの詩の仲間だったという。

 確かに朔太郎や光太郎の道程の香たたずむ詩あった。


 今回は山村暮鳥「わたしはたねをにぎってゐた」を書き写してみた。

 山村暮鳥の詩の中には、わたしが共感するものが幾編かあった。

 
 
    

       わたしはたねをにぎってゐた
     

 わたしはたねをにぎっていた

 なんのたねだかしらない

 いつからにぎつてゐるのか

 それもしらない

 とにかくどこにかまかうと

 そしてあをぞらをながめてゐた

 あをぞらをながめてゐるまに

 たねはちひさなめをだした







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映画; 『鞍馬天狗・黄金地獄』8★ 時代劇の父 伊藤大輔監督 原作 大沸次郎 嵐寛寿郎 1942年 大映

2011-07-30 | 映画




 映画; 『鞍馬天狗・黄金地獄』8★



  

『鞍馬天狗・黄金地獄』時代劇の父 伊藤大輔監督特集

監督・脚本:伊藤大輔
原作:大沸次郎
出演:嵐寛寿郎 琴 糸路 原健作 内田博子 上山草人
1942年
大映
91分
モノクロ
大佛次郎原作、伊藤大輔監督、嵐寛壽郎主演でおくる颯爽の十八番鞍馬天狗。轟然爆発する死の拳銃、きらりと光る腰の業物を携え、神出鬼没の鞍馬天狗が大活躍する。伊藤大輔監督のスリルとスピード感あふれる演出は、まさに時代劇の醍醐味を味あわせてくれる。思わず唸る娯楽時代劇!



  



 おお!これが噂の『鞍馬天狗』かと悦に入り、夜中の三時に起きて映画を見たと誇らし気に家族にいう。

 夫曰く、嵐寛寿郎は自分の見た前の鞍馬天狗で、幼い頃に映画館で見たのは市川百々之助という役者らしい。

 嵐寛寿郎なら名前は知っているが、市川百々之助と言う役者名は全く知らない。



 そもそも『鞍馬天狗』のなじみの無いわたしは、時代劇衣装を着た仮面ライダー的ヒーローの『鞍馬天狗』が目新しい。

 上手い子役が出ていて、全体を引き立てる。

 家族は子どもの頃 鞍馬天狗ごっこをしたと言うが、わたしの子どもの頃にはそんな遊びは無かった。

 わたしの幼い頃には 魔法使いサリーやひみつのアッコちゃんごっこが流行っていた。





 ドラマそのものになじみが薄いわたしは、テレビでも『鞍馬天狗』を見逃していた。


 小説『鞍馬天狗』は未読。

 大佛次郎の名くらいは知っている。



 以前、横浜の中華街に行った時には 作家大佛次郎の舌を信用して、彼が度々訪れたと言うけして高級ではない中華料理店を選んだ。

 その店は肉を巻込んで煮込んだものと 海老炒めと 葱蕎麦がすこぶる美味かった。

 大幅に開店時間の前で、準備中。食堂にはダンボールが積み上げらていた。

 時間を急く私たちに、すこぶる親切なおやじさん

 店内には銀行員が入っておられ、ガイドブック片手に尋ねる私たちの姿を見て、銀行員の手前、わざわざこの店を選ぶ客がいることがじまんだったのか、快く店に入れて下さった。



 コースで3000円のリーズナブルな料理。だが、十年以上たった今も味を覚えている程魅力的な料理。

 三人でテーブルを取り囲んだが、食べきれないから二人分にしなさいと、おやじさんは笑う。

 ただでさえ安価なコース料理。儲け度外視の応対に、驚いた。

 やはり作家の目はするどい。

 安くて上手い、居心地のいい店を知っているなと、この時も作家と言う職業を持つ大佛次郎に、尊敬したことを覚えている。

 映画『鞍馬天狗』を見て、そんなことを思い出した。


 
  

  

 鞍馬天狗(くらまてんぐ)
鞍馬山の奥の僧正が谷に住むといわれる大天狗、鞍馬山僧正坊。牛若丸に剣術を教えたことで知られる。鬼一法眼と同一視されることがある。
鞍馬天狗 (能) - 上記に取材した能の題名。五番目物の天狗物。
鞍馬天狗 (小説) - 大佛次郎原作の時代小説の題名。またその主人公の通称。上記2者のイメージによってつけられた。映画化、テレビドラマ化もされている。
鞍馬天狗 (テレビ東京時代劇) - 目黒祐樹主演のテレビドラマ。
鞍馬天狗 (2008年のテレビドラマ) - 上記小説を原作としたテレビドラマ。
鞍馬天狗 (1969年‐1970年のテレビドラマ) - 上記小説を原作とした、高橋英樹主演のテレビドラマ。



映画で鞍馬天狗を演じた俳優は以下の通り

實川延松(1924年)
尾上松之助(1925年)
嵐長三郎→嵐寛寿郎(1927年-1956年)
市川百々之助(1930年)
坂東好太郎(1932年)
斯波快輔(1933年)
榎本健一(1939年)
杉山昌三九(1941年)
酒井猛(1944年)
島田正吾(1953年)
小堀明男(1954年-1955年)
東千代之介(1956年-1959年)
市川雷蔵(1965年)



テレビで鞍馬天狗を演じた俳優は以下の通り

市川高麗蔵(1956年)
一時代役として花柳寛
嵐寛寿郎(1959年)
三木のり平(1959年)
3代目 市川團子(1960年)
中村竹弥(1963年)
大瀬康一(1967年)
高橋英樹(1969年)
竹脇無我(1974年)
草刈正雄(1981年)
桂三枝(1983年)
中井貴一(1989年)
目黒祐樹(1990年)
松平健(2001年)
二世 野村萬斎(2008年)





  






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映画三昧; 『四十八人目』伊藤大輔監督8★ 『美人図』韓国8★

2011-07-30 | 映画





 映画三昧; 『四十八人目』8★『美人図』8★











『四十八人目』時代劇の父 伊藤大輔監督特集

監督・脚色:伊藤大輔
原作:森田草平
出演:坂東好太郎 山田五十鈴 松本泰輔 浅香新八郎 葛木香一
1936年
92分
モノクロ
「江戸みやげ子守唄」に次いで伊藤大輔監督のトーキー映画で、坂東好太郎と山田五十鈴が主演。先君浅野内匠頭御命日の吉良邸討ち入りの予定-江戸に集まる同志たちはひたすらこの日を待っていた。毛利小平太は吉良邸の近くに住んでいたが、お篠という美しい娘に恋するようになった。同志に恋は禁物、折しも小平太は吉良邸内偵の重大な任務をおびていた。やがて討入りの日。小平太はこの世の名残にお篠と別れを惜しむべく彼女の帰りを待っていたが彼女は帰らなかった。やがて太鼓の鳴る音を聞いた小平太は狂乱のごとく駆け付けたが、時既に遅く裏切り者の汚名に苦しまねばならなかった。



 面白く、満足のいく映画。





『美人図』

監督:チョン・ユンス
出演:キム・ナムギル キム・ギュリ キム・ヨンホ
2008年
109分
カラー
韓国動員230万人!官能の文芸絵巻! 貴方がひらいてしまった わたしの中の女… “もっともセクシーな俳優”キム・ナムギルがそのすべてを魅せる 命がけの愛! 十八世紀末、朝鮮第22代王・正祖のもと朝鮮ルネッサンスが花開いた時代。早世した兄の身代りに七歳で“男”となり、女人禁制の図画署に入ったシン・ユンボクは、天下の絵師キム・ホンドの下みるみる頭角を現していく。しかし、ガンムという鏡職人と出会い、はじめて知る女の悦び…狂おしい思いは絵筆から溢れ、師ホンドは愛弟子の秘密に気づいてしまう。色と欲の渦巻く宮中で、愛と嫉妬の嵐が吹き荒れる…。




 途中までは重厚な作りで、本来の韓国らしさが出た映画。

 後半は若干の軽いのりの音楽とラブストーリーに流れる部分が目につき、軸となる筋がぼやけたのが残念。

 映画全体としてはできはよく、満足のいく映画。








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芝居三昧;『近江源氏先陣館~盛綱陣屋』『連獅子』『馬盗人』

2011-07-30 | TVで 歌舞伎・能楽




 今週後半は、今月テレビで見た『近江源氏先陣館~盛綱陣屋』『連獅子』と2010年歌舞伎座の『馬盗人』を見た。

 テレビとはいえ、歌舞伎を見るは嬉しいものだ。

 今週は内をみようかと、心がはずむ。


 今回も演目名記録だけで失礼いたします。






『近江源氏先陣館~盛綱陣屋』

出演:片岡仁左衛門 中村魁春 市川團十郎
2010年(全2話)
110分
カラー
争いの悲情さ、哀しさが描かれた時代物の大作。 近江国の佐々木盛綱・高綱兄弟は、敵味方に分かれて戦うこととなった。兄盛綱には小三郎、弟高綱には小四郎という息子があり共に幼い初陣だったが、小三郎が小四郎を生け捕るという結果に。小四郎は盛綱の陣屋に囚われ、そこへ高綱が討死したとの知らせが届く。ところが首実検をすると首は高綱のものではなく贋首。にもかかわらず小四郎は父を追って切腹。贋首を承知で死を選ぶ様子を見た盛綱はじっと考え込み…。肉親の情よりも忠義を優先させなければならない封建社会における争いの悲情さ、哀しさが描かれた時代物の大作。仁左衛門の盛綱、魁春の篝火、團十郎の和田兵衛、我當の時政、秀太郎の微妙という豪華配役で。




『連獅子』

出演:坂東三津五郎、 坂東巳之助 市川門之助 坂東秀調
2010年(全4話)
57分
カラー
勇壮な親子の獅子の舞を、三津五郎・巳之助の親子競演で。 能の「石橋」を題材にした松羽目舞踊。清涼山の麓にある石橋。手獅子を持った狂言師の右近と左近が出て、文殊菩薩の住む清涼山とそこに掛かる石橋の景色を連舞で描く。「かかる険阻の厳頭より」から狂言師は親子の獅子となって、親が子を千尋の谷に突き落とす獅子の子育ての様子を見せていく。後半は、赤と白の毛をつけた親子の獅子の精が登場し、勇壮な狂いが最大の見せ場となっている。 今回は『七世坂東三津五郎五十回忌、八世坂東三津五郎三十七回忌、九世坂東三津五郎十三回忌 追善狂言』として上演された平成22年10月の舞台を、当代三津五郎の親獅子に、巳之助の仔獅子という親子競演でご覧頂く。




『馬盗人』

出演:坂東三津五郎 坂東巳之助 中村歌昇
2010年
45分
カラー
馬が大活躍するお伽噺らしいおおらかな舞踊劇 酔った隙に馬を盗まれてしまう…人の良い百姓の面白おかしいな舞踊劇。平成八年に八十助(現・三津五郎)が新たな振付で復活し人気作品となった。 百姓の六兵衛(歌昇)は、豊作続きで豊かになったので馬を買い換えた。その帰りの峠の道。ならず者の悪太(三津五郎)とすね三(巳之助)は、六兵衛の馬を盗んで金に替えようと企んでいる。途中酒を飲んで酔った六兵衛が水を飲むためその場を離れると、その隙に悪太は、繋がれていた馬の荒縄を自分の首にかけ、すね三に馬を麓まで曳かせていった。戻った六兵衛は、馬が人間に化けたとびっくり仰天し…。馬が大活躍するお伽噺らしいおおらかな舞踊劇。




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7月30日  パティ&ジミー

2011-07-30 | 乱鳥徒然 Rancho's room.




 人生が二度あれば 井上陽水
 
 
 白いカーネーション 井上陽水
 



   



 7月30日

 うっひょっひょ!

 今日はキャラクター パティ&ジミーの誕生した日

 うっひょっひょ!うっきっき!うっきょっきょ!


 私的ノートもメモも日記も便せんも…

 わたしはパティ&ジミー派だったんだ!

 学校の帰りにみんなで文房具屋さんに立ち寄って、


 友だちと選ぶパティ&ジミー

 小遣いで買うパティ&ジミー

 ノートを開くとパティ&ジミー

 下敷きごめんね!パティ&ジミー

 シールをはるよ!パティ&ジミー

 お弁当包みもパティ&ジミー

 なつかしいな!パティ&ジミー

 かわいかったな!パティ&ジミー&わたし…

 


  


パティ&ジミーの着せ替え





 ウィキペディアより  ▼

 パティ&ジミー(Patty and Jimmy)は、サンリオでデザインされたキャラクターグッズ用キャラクター群。
 主人公、パティとジミーは、アメリカ人の男の子と女の子のキャラクターである。

 1974年にキャラクター開発。1970年代にはハローキティと肩を並べる人気キャラクターであった。
 最初期は「パティ&ジミー」という名前は付けられていなかった。元はパティは「LOVE IS A LITTLE WISH」と呼ばれていた。
 ジミーのキャラクターは「パティ&ジミー」と命名されたときに登場した。






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