乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

テレビで芝居: 『源氏物語~浮舟』『寿曽我対面』

2011-12-23 | TVで 歌舞伎・能楽

     (写真は宇治川沿いに植えられていた 紫式部)


『源氏物語~浮舟』

出演:坂東玉三郎 中村勘九郎(現・勘三郎) 中村魁春 市川染五郎 中村七之助 坂東吉弥 市村家橘 片岡秀太郎 片岡仁左衛門
2003年(全2話)
歌舞伎座
142分
カラー
昭和二十八年に明治座で初演された北條秀司の新作歌舞伎です。東国育ちで野性味豊かな浮舟で、心では禁欲的で真面目な薫大将を愛し、肉体は荒々しく迫る匂宮を拒みきれないで、二つに裂けた浮舟の姿が見物です。人間の内部に潜む矛盾を源氏物語の人物に託して描いた傑作といえます。(平成15年3月)



 孝玉ではなくって、仁左玉




『寿曽我対面』

出演:十三世片岡仁左衛門 中村吉右衛門 中村福助(現・梅玉) 中村松江(現・魁春) 中村芝翫  實川延若 中村歌右衛門
1983年(全4話)
54分
カラー
建久4年(1193)、曽我兄弟が工藤祐経を富士の裾野の巻狩で討った仇討ちを題材とした作品は「曽我物」と呼ばれ、なかでも兄弟が初めて敵の工藤祐経と対面する場は様式美溢れる祝典劇となった。また江戸歌舞伎では初春に曽我物の狂言を上演することで一年の無事を祈ったとされる。昭和58年の貴重映像から、十三世仁左衛門の工藤祐経、吉右衛門の曽我五郎、福助(現・梅玉)の曽我十郎、延若の鬼王新左衛門に、歌右衛門の小林妹舞鶴という豪華配役でご覧頂く。 (1983年/昭和58年1月・歌舞伎座)


  12月30日 もう一度チャンスあり


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映画: 『槍供養』『刑務所の中』『幽霊男』『ヴァイブレータ』

2011-12-23 | 映画


  映画:『槍供養』『刑務所の中』『幽霊男』




 昨日は映画を三本、みたよ☆

 内一本は無声映画『槍供養』
 無声映画って初めて見た…忠義だねぇ~♩

『刑務所の中』は面白かったし、
『幽霊男』は一部フランスっぽかったり、不思議だけど映像が部分的に安部公房の香がしたよ^^






 そういうと、その前に『ヴァイブレータ』も観てたんだった…。






 『槍供養』   8★  
          無声映画が珍しかったのと芝居がかっていたので評価は甘いよ
          昭和27年

 『刑務所の中』  8.5★
          この映画、好きだった

 『幽霊男』    7★

 『ヴァイブレータ』7★





『槍供養(やりくよう)』

 1927(昭和2)年日活京都作品(モノクロ・サイレント・ダイジェスト版・約9分)
原作・脚本:小杉文雄/監督:辻吉郎/撮影:井隼英一/出演:大河内傳次郎(千葉三郎兵衛の下郎・市助)、実川延一郎(千葉三郎兵衛の用人)、尾上桃華(市助の同僚・可内)、久米譲(千葉三郎兵衛)、葛木香一(旗本岡田文之進)、中村吉次(岡田文之進の下郎)、桜木梅子(市助の恋人・お久)、伊藤すえの(市助の母・おとせ)

 下郎を人間と思わぬ武士社会の非情を描いた昭和初期の傾向映画作品。オリジナルは7巻物(約60分)。第二新国劇から映画界入りしたての大河内傳次郎と、辻吉郎監督がコンビを組んだ第1作で、当時剣劇俳優として売り出し中の大河内傳次郎にとっては立廻りのない異色作でもある。辻吉郎監督は京都を拠点として活躍し、時代劇職人とも言われたが、生涯に監督した133作品のうち現存するのは『沓掛時次郎』(1929年)や『髑髏銭・前後編』(1938年)など、わずか5本を数えるのみである。当該の『槍供養』は、辻が1934年に初めてトーキー映画を監督した際に同名タイトルでリメイクされているように、彼自身の代表作の一本である。また、昭和初期の世界恐慌時の世相の中で生まれた傾向映画についても現存する作品は少なく本作の復元は映画史的にも意義深いものである。




『刑務所の中』

監督・脚本:崔洋一
原作:花輪和一
脚本:鄭義信 中村義洋
出演:山崎努 香川照之 田口トモロヲ 窪塚洋介 椎名桔平
2002年
衛星劇場
93分
カラー
銃砲刀剣類不法所持、火薬取締法違反で懲役3年の刑を受けたハナワカズイチ。そこで彼を待っていたのは、規則はあるがテレビは見られるし、雑誌も読める。お正月にはおせち料理も出るし、今までの刑務所のイメージを覆す獄中ライフ。自身の刑務所体験を漫画に起した花輪和一の大ベストセラーコミック「刑務所の中」を日本映画界の奇才・崔洋一監督が映画化。報知映画賞最優秀作品賞・毎日映画コンクール監督賞受賞、2002年キネマ旬報ベストテン第2位。




『幽霊男』

監督:小田基義
原作:横溝正史
脚色:沢村勉
出演:河津清三郎 田中春男 岡譲司 藤木悠 三條美紀 塩沢登代路 立花満枝
1954年
東宝
73分
モノクロ
凶悪殺人鬼・幽霊男と名探偵・金田一耕助の対決!!




『ヴァイブレータ』

監督:廣木隆一
原作:赤坂真理
脚本:荒井晴彦
出演:寺島しのぶ 大森南朋 田口トモロヲ 戸田昌宏 高柳絵里子
2003年
シー・アイ・エー、ハピネット・ピクチャーズ、日本出版販売、シネカノン、衛星劇場
95分
カラー
31歳フリーライターの玲は、ある夜コンビニでふと目があったトラック運転手を追いかけ彼のトラックに乗り込んだ。トラックの振動(ヴァイブレータ)を男と一緒に感応することで男への思いを深める玲。男もまた玲への愛しさをつのらせる。時に繊細に、時に荒々しく描かれる二人の関係。芥川賞候補にもなった赤坂真理の同名小説を映画化した男女の孤独な物語。主演は大胆なヌードを披露し、体当たりの演技に挑み、2003年度数々の映画賞に輝いた寺島しのぶ。そしてセクシーかつ包容力のある演技で魅了する大森南朋。キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞、東京国際映画祭優秀女優賞、他受賞。






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