乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『東京喰種 トーキョーグール』2017 萩原健太郎監督 窪田正孝 千眼美子 村井國夫 坂東巳之助 大泉洋他

2020-08-31 | 映画

 

   映画『東京喰種 トーキョーグール』2017 萩原健太郎監督 窪田正孝 千眼美子 村井國夫 坂東巳之助 他

 

  • 制作年/2017
  • 制作国/日本
  • 内容時間/120分
  • 監督
    萩原健太郎
  • 脚本
    楠野一郎
  • 撮影
    唐沢悟
  • 音楽
    ドン・デイヴィス
金木研(カネキ) 窪田正孝
霧嶋董香(トーカ) 千眼美子
亜門鋼太朗 鈴木伸之
笛口雛実(ヒナミ) 桜田ひより
神代利世(リゼ) 蒼井優
真戸呉緒 大泉洋
芳村 村井國夫

 

 以前、続編 映画『東京喰種 トーキョーグールS』(https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/a93aff0a225f880120396b31b8127a4c)を見たが、あまり面白さがわからなかったと思ったら、前編があったんだね^^

 今回は言いたいことがよくわかった。

 また、今回は、窪田正孝の表情が渋かった。

 蒼井優が初っ端に出てこられたが、事の外、はまり役で素晴らしかった。最後には西太后かと思わせる表情。見直した^^

 

 今回も簡単な記録のみにて失礼申し上げます^^

 

 

 以下はwowow公式HP ▼

 窪田正孝が、悩み苦しみながらも成長するダークヒーローを演じるホラーアクション。人間と“喰種(グール)”という2つの世界を知った青年がヒーローとして覚醒する。

 石田スイの人気漫画を、CM、MV、ショートフィルムなどを手掛けてきた萩原健太郎が初映画監督作として実写映画化。主人公が悩みながらもヒーローとして成長する姿は昨今のアメコミ原作映画を思わせ、また劇中にはさまざまな名作映画を連想させるような場面が多く、映画ファンなら思わずニヤリとするような仕掛けが見どころだ。原作者からのラブコールを受けて主人公を演じた窪田、スタイリッシュなアクションに挑んだ千眼美子(清水富美加)、初の悪役となった大泉洋も要注目。後に続編「~【S】」も作られた。

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『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-10 【巻一 院御所(法住寺殿)、窠文(かもん)他】三十四〜四十紙 中央公論社 小松茂実編

2020-08-31 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

 『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-10 【巻一 院御所(法住寺殿)、窠文(かもん)他】三十四〜四十紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

【巻一 院御所(法住寺殿)】三十四〜四十紙

 院御所(法住寺殿)の寝殿の南面。
 
 窠文(かもん)を表した縄張り。
 
 
 
 寝殿は南廂(みなみびさし)から周縁(まわりえん)の簀子(すのこ)
 
 院司で主上到着を法皇に奉上して戻るところ。
 
 
 
 
 
 
 
院御所(法住寺殿)
 1 上皇の居所。仙洞 (せんとう) 。藐姑射 (はこや) の山。
 2 上皇の呼称。
 
法住寺
 法住寺(ほうじゅうじ)は、京都市東山区にある天台宗の寺院。後白河法皇ゆかりの寺である。
 
 
(カ)
 
 巣。鳥や獣の巣。地中にある巣。
 穴。くぼんだ穴。
 部屋。家。
 
窠文(かもん)
 
 元来動物の穴巣を意味している。
 
 転じて円形の区画を穴巣に見立てて、そのなかに唐花(からはな)が入っている文様を(かもん)という。
 
 またその形が瓜(うり)を輪切りにしたときの断面に似ているので、木瓜文(もこうもん)とよぶ場合もある。
 
 元来中国の唐代、朝服に用いられた文様の一つであったが、奈良時代に日本に伝わり、のちに公家(くげ)の有職(ゆうそく)文様となる。
 
 この文様は、単独に使用される場合と、霰(あられ)の地文と結び付いて、に霰文様となる場合がある。
 
 後者は中世以後の表袴(うえのはかま)や裳(も)に多く使用される。[吉村元雄]
 
 
南廂(みなみびさし)   (大辞林)
 
 清涼殿の南庇みなみびさしにある、殿上人の詰め所。院の御所にもあった。殿上。
 
南廂(みなみびさし)   (日本大百科辞典)
 
 清涼殿の南廂(みなみひさし)をいう。
 
 殿上人はここに控え、上の戸から東廂の御前に参進した。
 
 常には蔵人が詰めており、また、公卿の僉議(せんぎ)も行なわれた。
 
 清涼殿の控室・事務室・会議室を兼ねた所で、台盤(だいはん)、出御の際の椅子(いし)、殿上の簡(ふだ)、鳥口(とりぐち)の文杖(ふづえ)などがおかれている。
 殿上。
 
 ※侍中群要(1071か)五「候殿上之間大臣被参来者、起座隠去」
 
 
主上
 
  天皇を敬っていう語。 おかみ。 至尊。
 
 
法皇
 
 現在の天皇を指す意味で、今上天皇(きんじょうてんのう)と呼ぶこともあります。
 
 上皇とは太上天皇の略で、天皇の位を後継者に譲った天皇の称号です。
 
 太上天皇のことを「院」と呼ぶこともあり、平安・鎌倉時代にあった「院政」とは、この呼名からきています。
 
 法皇とは太上法皇の略で、出家した太上天皇に送られる称号です。
 
 
 
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『近松門左衛門全集』より第十巻 『日本振袖始』2  近松門左衛門作

2020-08-31 | 近松門左衛門

 

 

 

『近松門左衛門全集』より第十巻 『日本振袖始』2  近松門左衛門作

 市川猿之助第十二回春秋会公演『日本振袖始』を見て、序詞の一部を読む^^

 

 

『近松門左衛門全集』より第十巻 『日本振袖始』

 

 

 『日本振袖始』

 『近松門左衛門全集』の原寸大

 『近松門左衛門全集』より第十巻では上の大きさくらいで下の方に1〜2頁づつ、載せてあります。

  原本はもっと大きい。

  文字が小さく非常に読みにくい^^

  大きくすると、大変読みやすいです。

 

 P. 387

 1ウ

 ヲロシ

「代ゝに王(きみ)たる、始なれ、久方の日の神の御影移りし

 八咫(やた)の鏡、是を見る事、吾を見るがことくせよと

 の神勅(ちよく)にて神あハれみの仁の道、百王の後迄も

 内待所とあがめらる、扨又、御先祖伊弉諾の尊より

 御相伝の十握(とつか)の宝剣、是勇(ゆう)の形(かたち)、義の理(ことハり)、御伯父(おぢ)

 素戔嗚(そさのお ママ)の尊、たけくいさめる御器量とて、此宝剣

 を預り、王を後(うしろ)見ましませバ、神璽(し)に不測(ふしぎ)の礼知有、」

ヲロシ

 浄瑠璃の合図となる節回し

「ヲロシ」「ハル」「ウ」など、浄瑠璃の合図となる節回し

 

日の神

 太陽神。

 天照大神(あまてらすおおみかみ)をさす。  (大辞林)

「 -ながく統を伝へ給ふ/正統記 序」

正統記(神皇正統記 じんのうしょうとうき)  (大辞林)

 歴史書。六巻。北畠親房著。1339年成立。

 1343年改訂して後村上天皇に献じた。

 独特の神国論に基づいて、神代から当代に至るまでの天皇の事績、歴史の推移を述べ、南朝の正統性を論じる。

 

八咫(やた)の鏡  (三種の神器)  (世界大百科事典)

 天照大神(あまてらすおおみかみ) 

 …天皇家と諸氏族の支配服従関係は擬制血縁関係をもって表現されていたからである。

 伊勢神宮には三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)がまつられている。

 この鏡は,ニニギ降臨の際,アマテラスが太陽神にふさわしくみずからの御魂代として授けたものである。…

三種の神器     (大辞林)

 ① 皇位のしるしとして伝えられている三つの宝物。

     八咫やたの鏡

     草薙くさなぎの剣(天叢雲あまのむらくもの剣)

      八尺瓊やさかにの勾玉まがたま。

      みくさのかんだから。

      みくさのたからもの。

  八咫やたの鏡、草薙くさなぎの剣(天叢雲あまのむらくもの剣)までは有名

 ② 三種の代表的な必需品。
 
神勅(しんちょく)     (大辞林)
 
 ① 神のお告げ。
 ② 天照大神が皇孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を下界に降す際に、八咫鏡(やたのかがみ)とともに授けたことば。
 
 
伊弉諾の尊  (伊邪那岐 伊弉諾 伊耶那岐)(日本国語大辞典)
 
(古くは「いざなきのみこと」か)

 記紀などに見える神。

 国生みを行なった男神。

 神代七代の最後の神。

「古事記」によれば、天神の命で、伊邪那美命とともに大八洲(おおやしま)の国をはじめ、山川草木や万物を司る神々を生み、最後に天照大神、月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)を生んで、治めさせる国々を定めた。

「日本書紀」本文では天神の命はなく、国生み・神生みは二神の意志による。

伊弉諾の尊   (日本国語大辞典)

 (1)イザはイザナフの語根。

  ギは男性を示し、イザナミのミは女性を示す

 〔古事記伝・野乃舎随筆・日本の神話=松本信広〕。

 (2)イサは、功徳を意味するイサヲの語根イサであろう。

  キなどのK系のことばは男、ミなどのM系のことばは女を表わす

 〔神代史の新研究=白鳥庫吉〕。

 (3)梵語のイシャナテン(伊舎那天)、イシャナクウ(伊舎那后)からか〔神皇正統記〕。

 

十握の宝剣

 十握 十束 十掬 十拳(とつか)の宝剣

 十束剣(とつかのつるぎ)は、日本神話に登場する剣の総称。

 十握 十束 十掬など様々に表記される。(ウィキペディア)

十握の宝剣

 様々な場面で登場していることや、「10束(束は長さの単位で、拳1つ分の幅)の長さの剣」という意味の名前であることから、一つの剣の固有の名称ではなく、長剣の一般名詞と考えられ、それぞれ別の剣であるとされる。

 記紀ではアマテラスとスサノオの誓約の場面などで記述される。

 ここでは固有名詞の「十束剣」とだけ記述される(古事記では、スサノオが持っていた十拳剣を物実としてアマテラスが口に含みかみ砕き息から3柱の女神(宗像三女神)を産んでいる)。

 

素戔嗚(そさのお)

 スサノオ

 

神璽(しんじ)

 璽  (ジ)  (大辞泉)

 1 印章。特に、天子の印章。
 2 三種の神器の一。八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)。
 「剣、―、内侍所わたし奉らるるほどこそ」〈徒然・二七〉

 

礼知

 仁・義・礼・智・信

 儒教において重んじられる五つの徳。

 五常。

 

 

  日本振袖始 近松門左衛門

序詞

天照大神に奉らる、四(う)月、九(なが)月の神御衣(かんみぞ)ハ、

和妙(にぎたへ)の御衣(みぞ)広さ一尺五寸、荒妙(あらたへ)の御衣(みぞ)広さ

一尺六寸、長(たけ)各(おの/\)四丈(ぢやう)、髻(おんもと)糸(ゆし)頸(うな)玉手玉足の

緒(お)のくり返し、神代の遺風(ゐふう)末の世に、恵をおほふ

秋津民(たみ)、ちはや振袖広戈(ぼこ)の国、たいらけく御(しろしめ)す、

天照大臣(てんせうだいじん)の御孫(みまご)、天津彦火瓊ゝ

杵(あまつひこひこほのににぎ)の尊(みこと)と申こそ

 

「代ゝに王(きみ)たる、始なれ、久方の日の神の御影移りし

 八咫(やた)の鏡、是を見る事、吾を見るがことくせよと

 の神勅(ちよく)にて神あハれみの仁の道、百王の後迄も

 内待所とあがめらる、扨又、御先祖伊弉諾の尊より

 御相伝の十握(とつか)の宝剣、是勇(ゆう)の形(かたち)、義の理(ことハり)、御伯父(おぢ)

 素戔嗚(そさのお)の尊、たけくいさめる御器量とて、此宝剣

 を預り、王を後(うしろ)見ましませバ、神璽(し)に不測(ふしぎ)の礼知有、」

 

 

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