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玄侑宗久著の宮沢賢治をテーマとした『慈悲をめぐる心象スケッチ』を買った。まえがきのタイトルが『檻のなかの篝火』で、賢治を語ることがいろいろな猛獣がいる檻の中に入っていくようなものだと感じている。賢治はいろんな側面を持っていてそれぞれのところに賢治教の猛獣がいる。自らも猛獣になって生き残るという道は不本意で、仲良くやればいいのにというのが本音。そこで『慈悲』という篝火を持って檻に入ろうということらしい(心象スケッチをしよう)。篝火とは慈悲ということだが、慈悲だけでは、農学や鉱物学の猛獣に立ち向かうのは難しいかもしれない。
禅宗と法華の違いはあるが宗教家・文学者という共通項のある専門家による心象スケッチである。ゆっくり味わって読んでいこうと考えている。
玄侑宗久著の宮沢賢治をテーマとした『慈悲をめぐる心象スケッチ』を買った。まえがきのタイトルが『檻のなかの篝火』で、賢治を語ることがいろいろな猛獣がいる檻の中に入っていくようなものだと感じている。賢治はいろんな側面を持っていてそれぞれのところに賢治教の猛獣がいる。自らも猛獣になって生き残るという道は不本意で、仲良くやればいいのにというのが本音。そこで『慈悲』という篝火を持って檻に入ろうということらしい(心象スケッチをしよう)。篝火とは慈悲ということだが、慈悲だけでは、農学や鉱物学の猛獣に立ち向かうのは難しいかもしれない。
禅宗と法華の違いはあるが宗教家・文学者という共通項のある専門家による心象スケッチである。ゆっくり味わって読んでいこうと考えている。