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「家にして恋ひつつあらずは汝ナが佩ハける大刀タチになりても斎イハひてしかも(1/13 #20.4347 右の一首は、国造の丁ヨホロ、日下部使主オミ三中ミナカが父の歌。)」
「家に居て恋ひ慕うより汝ナが佩ハける大刀タチになっては守っていたい()」
「たらちねの母を別れてまこと我旅の仮廬カリホに安く寝むかも(2/13 #20.4348 右の一首は、国造の丁、日下部使主三中)」
「たれちちの母と別れてほんにわれ旅の仮廬カリホによく寝れるかな()」
「百隈モモクマの道は来にしを又更に八十ヤソ島過ぎて別れか行かむ(3/13 #20.4349 右の一首は、助丁スケノヨホロ刑部オサカベノ直アタヘ三野ミヌ)」
「いくつもの辻を通りて来たけれど更に島々過ぎて別れ行くのか()」