そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

葛原妙子さんの歌

2013年11月06日 | 日めくり帖

11/6

「櫂さんが葛原妙子取りあげて今日で三日目異彩はなてり()」

「調べれば葛原さんは仲間から『幻視の女王』などと呼ばれる(とか、『見てはならぬものを視、聞いてはならぬものを聴く:菱川善夫』『現代の魔女、球体の幻視者:中井英夫』『幻視の女王:塚本邦雄』)」

「『マリアの胸にくれなゐの乳頭を點じたるかなしみふかき繪を去りかねつ』()」

「『めぐすりを差したるのちの瞠目に破船のしづくしたたりにけり』()」

「『月光は受話器をつたひはじめたり越前岬の水仙匂ふ』()」

「『水仙城といはばいふべき城ありて滅びにけりな さんたまりあ』()」

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万葉集#20.4350-20.4352

2013年11月06日 |  / 万葉集

11/6

「庭中の阿須波アスハの神に小柴さし吾は斎はむ還り来までに(4/13 #20.4350 右の一首は、主帳フミヒトの丁ヨホロ、若麻續部ワカヲミベノ諸人モロヒト)」
「庭にいる阿須波アスハの神に小柴さしわたしは祈る還り来るまで()」

「旅衣八つ着重ねて寝イヌれどもなほ肌寒し妹にしあらねば(5/13 #20.4351 右の一首は、望陀郡ウマグタノコホリの上丁カミツヨホロ、玉作部國忍クニオシ。)」
「旅衣装たくさん重ね寝ていてもなほ肌寒い妻いないから()」

「道の辺ベの茨ウマラの末ウレに延ハほ豆のからまる君を離ハカれか行かむ(6/13 #20.4352 右の一首は、天羽郡アタハノコホリの上丁、丈部鳥)」
「道端の茨イバラの先に延う豆のからまるような君と離カれ行かん()」

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