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「旅ゆきに行くと知らずて母父アモシシに言申さずて今ぞ悔しけ(下野の国 4/11 #20.4376 右の一首は、寒川郡の上丁、川上巨老オホオユ)」
「遠い旅行くとは知らず母父アモシシになにも告げずに今ぞ悔しい()」
「母刀自アモトジも玉にもがもや戴きて角髪ミヅラの中に合へ巻かまくも(下野の国 5/11 #20.4377 右の一首は、津守ツモリ宿禰小黒栖ヲクルス)」
「母ちゃんが玉であったら戴いて角髪ミヅラの中に巻きこむものを()」
「月日ツクヒやは過ぐは行けども母父アモシシが玉の姿は忘れせなふも(下野の国 6/11 #20.4378 右の一首は、都賀郡ツガノコホリの上丁、中臣部足國タリクニ)」
「月日とか過ぎていくけど母父アモシシの玉の姿は忘れられない()」