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「今日よりは顧みなくて大王の醜シコの御楯ミタテと出で立つ我は(下野の国 1/11 #20.4373)」
「今日からは振り返らずに大王の楯タテのはしくれと出で立つわれは()」
「隊長の今奉部イママツリベノ與曽布ヨソフなるものが詠える歌であるらし(右の一首は、火長、今奉部イママツリベノ與曽布ヨソフ)」
「天地アメツチの神を祈りて幸矢サツヤ貫き筑紫の島を指して行イく我は(下野の国 2/11 #20.4374)」
「天地アメツチの神に祈って矢のように筑紫の島を目指せるわれは()」
「隊長の大田部荒耳アラミミ詠いたるまっすぐ行くと潔い人(右の一首は、火長、大田部荒耳アラミミ)」
「松の木並ナみたる見れば家人イハビトの我を見送ると立たりし如モコロ(下野の国 3/11 #20.4375 )」
「松の木が並ぶを見れば家族等がわれを見送ると立つようなりし()」
「隊長の物部眞島マシマが詠えると家族の姿思えると言う(右の一首は、火長、物部眞島マシマ)」