2017/03/02
「藍壺に泥落としたる燕かな(M31)」
「背景を聞かずば理解深まらぬ亡父の実家染め物屋らし()」
「粘りけが足らぬ泥かな藍壺へ(理屈が入っている?)」
「神事なり神宮寺にある香水を川に流して奈良で汲みたり
(『若狭のお水送り』)」
「神宮寺神仏習合の名残あり宮役、僧に修験者に一般人も加わりて
松明持ちて列なして寺からわたる遠敷の川の鵜の瀬でしめやかに
香水流す行事にて若狭と奈良をつなぐ神事ぞ()」
「東大寺二月堂では若狭井の『お水取り』なる神事がありき(3/12の真夜中)」
「このごろは三寒四温を聞かなくも奈良の修二会は春の訪れ
(お水取りが終わったら寒さが戻ることはない)」
「三月の笑顔のような山道のタチツボスミレ其処此処にに咲く(鳥海明子)」
「野草にて割りと馴染みのある花か薄紫にスッと咲きおり(花言葉:つつましい幸福)」
燕の巣