2017/07/18
「日本の叙情の源ミナモト万葉と深く読み込み実感を知れ
(現代の軽躁な言葉、乾いた心の時代に万葉集は美しい感情や深い思索を与えてくれる)」
「第1章-1 万葉人の思いをうけとめる(八人の歌人と東歌、防人歌の紹介)」
「岡野氏は折口、武田の師について万葉集を学びたるとか
(二人では、万葉集の読み方まで違う)」
「折口は常にいいたり歌の持つ生活実感感じて読めと()」
「この時代平かな等の日本語はなくて表現みな漢字なり()」
「漢字にて表現するに工夫あり平安初期までややこしかった
(漢字の音を借りた音仮名
/漢字の訓を借りた訓仮名
/十六シシ、八十一ククという戯訓的読み
/漢語の意味を生かした女郎花ヲミナヘシ、古昔イニシヘ
/漢語をそのまま利用した力士、功等
/上代特殊仮名遣い:エ,キ,ケ,コ,ソ,ト,ノ,ヒ,ヘ,ミ,メ,ヨ,ロという13音
/上代特殊仮名遣いは音的にも二種類に使い分けし、漢字も甲・乙二類に分けられていた)」
「第1章-2 万葉人の思いをうけとめる(万葉の人は対象大袈裟によりよき形で表現したり)」
「飛鳥川ひつつ行く水の間も無くも思はゆるかも(斉明天皇紀歌謡118)」
「上の句は『間も無くも』へと導ける序詞なりと解説にあり(『あの飛鳥川が水を湛えてみなぎって流れる』ようにと続く)」
「第1章-3 万葉人の思いをうけとめる(歌なるはその原点に祝福や祈り・鎮魂横たわれると)」
「挽歌にも復活願う歌のあり後は荒びや祟らずを乞う()」
「第1章-4 万葉人の思いをうけとめる(生きた形で万葉歌を立ち上がらせる)」
「万葉は人の個性の現れる時期でありたり細かく見よう()」
「好きな歌覚えて声に出して読み万葉の地へ足も運べよ()」
「横たわる歌も声だし読みたればやがて目の前立ち上がりたり()」
2017/07/18
「公園に旅人一人涼みけり(M26)」
「昔なら旅する人の格好も今とは違い区別のつくか(大きなトランクでも持っていたのかな)」
「今の世の旅人につき考えりや非日常を引きずる人か()」
「鷹匠も鷹飛び始むこの時期に飛び方ととも狩も仕込めり(『鷹乃学を習う』)」