2017/07/19
「初代なる体操のおにいさんの砂川さん尿管ガンで神に召される(7/11 享年80歳)」
「鴛鴦の妻の痴呆を気にかけつ先に逝くのは無念でありし()」
「妻なりし大山のぶ代はドラえもん昔のままに生きると思わん(83歳)」
2017/07/20
「俳句の師うろう先生逝きたまう日野原先生逝く日と同じ(享年91歳)」
「朝がたは呼ぶ声もして生きたるも夕方頃に亡くなるという()」
「吾の年引いた頃から句作する五十嵐播水師とあおぎつつ(S23)」
「表葬で師の色々を知り得たり二十五世の法統らしい(聖蓮社眞誉上人素阿自然大純老和尚)」
「息子なる眼心和尚のお礼では蜥蜴と俳句の関わりを言う(小さい頃は遊んでくれないので俳句は嫌いだった)」
「落ち着けばわれらの処世を決めるらし句坐なくなれば吾も遁世()」
「雲の峯彷徨ふ吾に道標せ(1)」
「定例の句坐の日別れ雲の峯(2)」
2017/07/20
「土用干や裸になって旅ころも(M26)」
「土用頃衣類や書画を干すことを土用干しとぞ言い慣わすぞ()」
「特別に書籍干すこと『曝書』なる季語もありたり使ってみんか()」
「旅人が土用干しすりゃ裸にとならずばえまい旅は楽しい()」
「窓辺にて本を積ん読曝書かな(隆夫)」
「土用には梅干し作る目安らし二十日前後に土用に入る(約18日間『土用入りの梅干し』)」
「わぎもこのはだのつめたき土用かな(草城)」