GWに行ったマニアック北山グスク巡りレポその3。
山田グスク(内部)の次は、
名護の嘉陽グスクに向かいました!
嘉陽グスク。
初めて聞いたし、初めて行きましたよ。
「このグスクにまつわるドラマって何かありますか?」
と聞いてみたら、
「特にない」
とのことです(笑)
特に何もない、平和でのどかな嘉陽グスクだとか(笑)
嘉陽グスクへの道のりは、
山田グスクほどではないけれど、
結構急斜面で、雨でぬかるんでいて滑りやすくなっておりました
でも、「道」があるからまだいいよね(笑)
あっ、
緑のトンネル♪
上りきると、鳥居が登場。
手が届くほどの低い鳥居。
どうやら、戦前(昭和初期?)のものらしい。
神社のような感じになっている、平場。
拝殿も、戦前の面影。
石臼とかあったり…、
屋根には電球が飾られていたり。
(完全に装飾としてのものっぽいです。戦前の電球)
うーん、これはこれですごい貴重な「史跡」では。
拝殿前の広場。
やしの木の根元に水が溜まっていました。
当時は井戸だったりしたのかな。
さて、ここまでは多少の急斜面などはありますが、
ちゃんと「道」が存在しているので、
一人でも来れる道のりです。
でも、案内してくれたグスク専門家さんが
ここまでで満足するはずがなく(笑)、
……裏に行っちゃいますか!!(笑)
っていうか、裏こそが主郭があるエリア。
この拝殿のあるエリアは主郭ではないのです。
…その裏の主郭こそが、昨日記事にした
道なき道を行き、緑に埋もれるエリアでした。
山田グスクの内部と違って
調査などもほぼされていないらしく、
掘ったら何かでてくるはず、だそうです(笑)
嘉陽グスクは特にドラマもないのどかなグスク、
とのことでしたが、
その構造は完全に軍事的構造なのだとか。
クランク状の正殿エリア入り口とか。
堀切もあったりしました。
(こういう山中の写真ってうまく遠近感が出ないので写真はナッシングです)
う~む、こんな田舎の、マイナーな小さなグスクであっても
軍事的な構造で築城せざるを得なかった時代、
ということなのでしょうか。
まさに戦国の世。
拝殿横にあった、古い古い御嶽。
苔むして朽ちた石の表情に、
時の流れを感じます。
なんだかとても不思議な雰囲気をもつ、
嘉陽グスクでした。
嘉陽グスク、遠景。
歴史ブログ 琉球・沖縄史
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