■ 龍 ■
民は龍を敬い、崇め、そして恐れるあまり、
龍を統べる者を王とした。
以来、龍の巣は王の居住となり、
首里城と呼ばれた。
「テンペスト(上) P8 」より (池上永一著/角川書店)
聞得大君は寧温の背中から立ち上る片目の龍の姿を見た。
かつて王宮から逃げ出した龍が、
十数年の時を経て聞得大君の前に現れていた。
彼女が敵に回したのは男装した女ではない。
変幻自在の龍が人の姿をしているのだ。
「龍が、目を潰されて王宮から逃げ出した龍が……ここにいたのか!」
「テンペスト(上) P282」より (池上永一著/角川書店)
寧温君は様々な困難を打破していきますが、
単なる天才的な人間的能力ではなく、
超人的な力を持って最初の大敵・聞得大君を打破するシーン。
かっこいいよ、寧温君。
何度も言ってるけど、すごい映像的にイメージが入ってくる数ある場面の1つ。
(でも1番はやっぱり万座毛かな~)
「龍」が重要なキーモチーフになっているテンペスト。
なんともワイルドでかっこいい龍のイメージが浮かぶのですが、
首里城の龍はワイルドでかっこいいというよりは
よく見ると、きょとんとかわいい感じの表情をしております(笑)
「なんだってーーーーーーーっ!?」
…とアフレコ入れたくなるよね。
(オノマトペはもちろん“ガーーーーン”)
どうも親しみの湧く首里城の龍でした(笑)
歴史ブログ 琉球・沖縄史
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