がじゅまるの樹の下で。

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肝高の阿麻和利チャレンジ公演

2011年06月17日 | ・肝高の阿麻和利レポ

2011年度肝高の阿麻和利6月公演レビューの続き)

 

今回の肝高の阿麻和利公演には初の試みが!

それが2日目の昼に行われたチャレンジ公演です!

基本的に固定されている阿麻和利役も百十踏揚も、
その他の登場人物、また女性アンサンブルのメンバーに至るまで、
中学生を中心としたチャレンジキャスト
による公演です
(もちろん主役の阿麻和利E君など、高校生も混ざっていましたが。)

前記事でも書いたように、
今回の肝高の阿麻和利メンバーは総勢185名。

もちろん舞台には収容に限りがあるので
どうしても舞台に立つ人数も限りがでてくるわけで…。

で、確か去年はAグループ、Bグループというように
グループ分けをしてたんですが、
今回は高校生がメインの普段の舞台と、
中学生中心のチャレンジ公演…という分け方に。

公演も普段は2時間半のところを今回は1時間半の短縮バージョン。

これまで短縮バージョンもいくつか見てきましたが、
1時間15分ver. 30分ver. )
首里の場面もちゃんとあってそれなりに見ごたえもありましたよ。
(肝子が巻物を開くシーンからスタート。2部は女官の舞、平敷屋エイサーや金丸宅のシーンなどがカットでした)

 

感想を一言で言うと、当日のモブログでも書いたけど、
全然迫力負けしない舞台でした!!

もちろん、初キャスト、初舞台って子もたくさんいただろうから
緊張してる感じも所々見受けられたし、
完成度もこれからもまだまだ上がると思うけど、
でも初々しさというかひたむきな一生懸命さというのが伝わってきました。

特にクライマックスの肝高の詩。

これ、今回の4公演中1番の大人数だったんじゃないかな?
女性アンサンブル。
(席1番前だったから会場全体は把握できなかったけどそんな印象)

そのせいか、すごく迫力がありました。

たぶん、1番練習に費やした演舞であろうこのシーンは
さすがに皆踊りこんでる感じで表情もハツラツとしてとても気持ちがよかったです♪

最高

そして新しい阿麻和利を演じたE君!

尚巴志などの別の舞台にも出ていて舞台慣れ(?)しているせいか
堂々たる阿麻和利様でした。
なんか、4代目阿麻和利君のK君を思い出しました。
(…って、4代目からしか見たことないんだけどね~

背も高くて声も渋くて太いので、
これまで賢雄を演じていたこともあってか結構ワイルドな感じの阿麻和利でした♪
(もう少し日焼けると、更に海の男・阿麻和利っぽくなるかも~?
↑今ワタシの中で研究中。海人・阿麻和利像(笑)

今回新しい阿麻和利君を見たことで、
また自分の中の阿麻和利像も広がったし、
E君の新しい阿麻和利像の良さはもちろん、
今の5代目阿麻和利N君の良さ、特徴や味もより感じることができましたよ。

ワタシが毎回の舞台レビューで賢雄についてアレコレ言うのは
演じる人が変わると、それぞれの違いが出て面白いから。
(もちろん大城賢雄という人物そのものが好きっていうのもある(笑))

普段は一人が演じる阿麻和利役ですが、
今回みたいに時々変わるのも
それぞれの違いや良さに気付く機会になるのでいいな♪
と思いましたよ~。

それから百十踏揚。
こちらももちろん初百十踏揚(だよね?)。

背たか~い!ほそ~い!首なが~い!
クールビューティーな感じの百十踏揚でした!

かわいらしい姫というよりは、貴婦人って感じ。
(見た目…もそうかもしれないけど、なんか雰囲気が)

で、あまりにもワタシの中でオギヤカのイメージにぴったりだったので
百十踏揚というよりはオギヤカとして見ちゃいました…
(オギヤカも色んな人物像がありますが、ここではいい意味でのオギヤカですよ~(笑))

※オギヤカ=金丸の妻。尚真王の母親。

こちらも新鮮な百十踏揚でした。

この百十踏揚像だったら、
数ある阿麻和利・百十踏揚・賢雄の関係説の中から
アノ説を取りたくなるな…(笑)
サテ、ナンデショウ…。


以前コメントくれた正寿闘”君。力強く威厳のある尚泰久でしたよ~★

さて、今回の公演ではオープニングアトラクションとして、
肝高の阿麻和利卒業生でもあり、
肝高バンドの音楽指導にもあたっている
「愛~カナサ~」のミニライブもありましたよ!

ラジオ小説「月下に語る」のテーマソングとして作ってくれた
『月照らす涙星』と(MCでもちょこっと触れてくれてました)、
マリエールオークパインのCMでTV放映中の
『クッキー少女』の2曲を披露してくれました♪

『月照らす涙星』はさすがに感慨深いものがありまして、
生で聴けて感激!!

前奏が流れたとたん、

「FMよみたんプレゼンツ、月下に語る。第*話……」

というアカインコ演じるT君の声が聞こえてきたのは
きっとワタシだけかな(笑)

 

舞台終了後、やっと直接お2人にお会いしてご挨拶できたのも嬉しかったです

 

というわけで、通常公演とチャレンジ公演、
今回は2倍、いや、ライブも入れて3倍楽しませていただきました!

そしてそして!!

肝高の阿麻和利チャレンジ公演はなんと7月22日にも見れるとか!!

そう、今年の夏は、去年の秋に負けず劣らずすごいんです!!!!

 

(つづく)

 

*オマケ*

見に行きました!勝連グスク前パーラーの阿麻和利自販機

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31・32・33の、51.52.53。

コメント (8)
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