現代版組踊 琉球浪漫シアター第Ⅰシリーズ、
初日は「肝高の阿麻和利」チャレンジバージョン!
6月の定期公演でも中学生中心のチャレンジバージョンを披露していましたが、
↑の時よりも更に短縮した舞台になっていました。
首里の場面、丸々カットで金丸、尚泰久、女官たちの出番なし。
衣装も替えの時間短縮のため多少簡略化。
どちらかと言えばパイロットクラブの公演に似てたかな?
また、会場がパレット市民劇場ということで、
会場の大きさもいつものきむたかホールよりも小さめ。
きむたかホールより大きな舞台は何度か見たことがあるのですが、
ちいさいホールというのは初めてだなぁ。
きむたかバンドも舞台上後方に。
で、その小ささや舞台装置の関係からか、
舞台セットや大道具なども簡易バージョン。
グスクの高い部分やサバニもなし。
首里の場面もカットだったから首里城幕もなし。
三つ巴の舞では、三つ巴幕が垂れ下がってくる演出はあったけど
ゆっくり降りてきました(^^;)
そんな、何かと制限のある舞台の中で、
今回もしっかり魅せてくれた肝高の阿麻和利チャレンジメンバー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
6月の時より、ちゃんと声とか振りとか成長しているように思えました☆
(ちょっと余裕がある感じ?)
また、阿麻和利君をはじめ、所々に入っている高校生メンバーが
中学生メンバーをしっかり支えてサポートしている感じが見て取れました♪
頼りになる“お兄さん”の存在というか。
(演者さんがオンナノコであっても“お兄さん”的(笑))
肝高の阿麻和利という集団の力はゆるぎないものがありますね。
スバラシイ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
というわけで、マニアックレビューです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
■仲よさげなのがいい♪■
今回のトップバッター記事は男性アンサンブルの皆さん~♪
なんか、公演ごとに一体感と団結力が増してきているような!?
声もかなり出てたし揃ってたし、
あんなに力強いてんてんぶいぶい初めてな気がする(笑)
「おお・・・
」ってなりました。
それにクライマックスでの平敷屋エイサー。
両通路で踊る男サンたちがお互いにアイコンタクト取りながら
笑顔で舞う姿に胸キュン
(笑)
(結構男サン、表情クールだったからさ(^ε^))
何かがこれまでと違うような気がしましたよ?
何かあったのかな(笑)
すごい仲よさそうな感じ♪
■どーーーん!!と真っ直ぐ体当たり■
阿麻和利最期のシーン。
皆がとにもかくにも全身全霊体当たりの演技!!
皆叫ぶ叫ぶ。
アレコレ考えずにとにかく体当たりでぶつかっていけー!!
って、大技だけとそのひたむきさがどーんと来る感じ。
その迫力にやや気押されながらも見てるこっちも覚悟を決めて、
よし来い!受け止めてやるぜ!!
な気分になりました(笑)
中学生らしい、とにかく一生懸命でまっすぐに打ち込んでくる迫力のあるシーンでした。
■1.5倍?■
舞台の大きさも関係あるのかもしれませんが、
音響・効果音、いつもの1.5倍の大きさ、迫力を感じました。
コレだけ見てるワタシが
「うぉぉ…
」ってなりましたからね(笑)
鶴松・亀千代シーンのバックの爆音・喚声、
ラストの波音、
すごかったです。
(個人的にはこれくらい迫力があったほうが好き☆)
で、音つながりで、きむたかバンド。
阿麻和利のマブイ抜けの時の、曲風がガラリと変わるあの部分、
演奏アレンジ(音アレンジ?)変えてきましたね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
これまではどちらかといえばピンと張り詰めた神秘的な感じでしたが、
今回の音はなんだかパイプオルガンみたいな雰囲気で壮大な感じがしたよ。
音も大きかったから余計にそう感じました。
興味深いアレンジでした。
またこのバージョンで聞いてみたいな♪
あっ、ボーカルさん、歌のハモリも頑張ってましたネ。
でもマイクの音量バランスが調整できてたらもっと聞きやすかったな~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
(メインパートが引っ張られて聞こえちゃったのがちょっと残念)
■クールビューティー■
前回のチャレンジ公演と同じくクールビューティーな百十踏揚![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
やっぱり今回もクールだった…!(笑)
阿麻和利が護佐丸を討ったことをとがめる百十踏揚の場面。
コレまでは割と百十踏揚の悲しさが表にでていた気がしますが、
クールなももちゃんは悲しさよりも、怒りが見て取れる感じです。
でも、平敷屋エイサーシーンもカットで
阿麻和利と百十踏揚のラブラブっぷりの場面がなかったから
(もちろんハッタラーと肝子の愛の劇場はあったけど)
余計にそう感じたのかも。
クールな子だなぁ…と思っていた、ら……!
クライマックスの「肝高の詩」
ソロの手踊りで前に出てきた百十踏揚。
これまでなかった笑顔と物腰の柔らかさに、
何このギャップ!?
と胸キュン
(笑)
もちろん、中通路での阿麻和利と手を取り合う百十踏揚もステキでしたよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
■今回の賢雄コーナー(笑)■
もうコーナー化してしまうか(笑)
(阿麻和利じゃなくて賢雄なあたり…(苦笑))
でも今回は短縮バージョンで首里の場面や金丸宅も全部カットだったので
賢雄の「悪」っぷりを発揮する場面はなかったんだよねー。
なので初めて肝高の阿麻和利を見た人には
賢雄は普通にいい人に見えたはずね(^ε^)
だからなのか(?)、阿麻和利が死ぬシーンでも
賢雄、コレまでになく泣くに泣く。
(涙を拭う動作ってこれまでありそうでなかったからねぇ)
まぁ、これは前述した「とにかく体当たり!!」にも通じるのかもしれません。
出番のカットがなかったら、まだまだおもしろくなる賢雄像かな~、と![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
今後にも期待☆
■「加那はどこから来たか」■
…続くセリフになんだか違和感。
「明国から来たか、南蛮から来たか」
あれ?セリフ、明国じゃなかったような…
前まではなんだっけ?
明だけだっけ?
としばし考え……
舞台後半でやっと思い出しました(笑)
「唐」だったんだ。
「唐から来たか、南蛮から来たか」
……ああ!阿麻和利の時代は確かに唐じゃなくて明だよ。
帰って調べてみたら、唐って600年代から900年代じゃん。
うわ~、全然時代違うね
これまで全然気に留めてなかったわ~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
*追記*
…あっ、何でかワカリマシタ!
(コメント欄参照)
加那が生い立ちを語るセリフ。
「7つの歳に親に捨てられ、海賊たちに拾われ、明国へ渡った」
こっちでは前から明国って言ってたんだ。
「唐」を間違って使ってたわけじゃなくて、
コレまで「唐」と「明」使い分けてたゆえに混在してたんだね~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_tori.gif)
あっ、へんなじらーのくだり
阿麻和利君の「間」、よかったな~と(笑)
客席からもいつもより笑い起きてたよ。
今回は前回ほど「あ~、ここに間がほしい…」って思う部分はなかった気がする![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
さ、次回の琉球浪漫シアターは7/29(金)
「義の漢 護佐丸 ~中城落城秘話~」
です!
今回のシリーズのワタシの
本命
はこっち!!
これを見逃すと、今度はいつ見られるのか!
昨日配られたパンフレットに載っていた役名と配役に
早くもチムドンドンです~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
(個人的には“津堅”が気になる!色んなイミで!(笑))
詳しくはコチラから!!
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