がじゅまるの樹の下で。

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統ばる島

2011年10月18日 | ・和心な本、琉球な本

はぁ~。

バイオリズム気味の和々です…
疲れがとれにゃい…

 

というわけで、今日は読書記録。

『統ばる島』

テンペストの池上永一さんの著作です。

 「統ばる(すばる)」とは、集まってひとつに なる、という意味で、
八重山の8つの島を舞台にした、8つの短編集になっております。

物語の時代は主に現代です。
(1つだけ琉球王国時代の話があります)

 

八重山の島々にはすごく小さな頃に行ったことはありますが
もうほぼ記憶にはないので、
池上さんが綴る島々の描写は本当に独特で
豊かなイメージ・刺激を与えてくれます。

8つの話は主人公もバラバラで全く違う話なのですが、
最後の「石垣島」で上手くリンクさせ、
タイトルの「統ばる島」にまとめ、落とすという一連の流れには

ウマい…!!!

ってなりました。
↑こういうのがツボな人。

 

ただ、1つだけ、ちょっと色の違う話があって、
読み終わった後ブルーな気持ちになったのですが…。
(映画の『告白』を観終わった後のような…。ちょっとエグい感じ…

 

読書の秋に、1つ、

「統ばる島」、

いかがでしょうか?

 

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