がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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手ぬぐいのスゝメ 其の一

2013年12月23日 | ・手ぬぐい活用術など

 

手ぬぐいをこよなく愛する和々です。

うっかり手ぬぐいを忘れてきた日には
なんとなく落ち着かないほどです。
(ケータイ忘れてきたのと同じくらい)

 

でも、手ぬぐいを置いてあるお店にいると
時々こんな会話が聞こえてきます。

 

「手ぬぐいってかわいいと思うけど、
使い道がないのよねー」

 

そう言う人は捕まえて力説したくなります。
ワタシ、手ぬぐいショップの店員とかイケると思うな(笑)

 

というわけで、

手ぬぐいの神様が降りて来たので(笑)
和々的「手ぬぐいのスゝメ」をQ&A形式でまとめてみました!

 

 

Q1 どう使えばいいの?

 

色々あって、ホント色々なことに使えて、
それが手ぬぐいの魅力なんですが、
(色々知りたい人はこのブログの「手ぬぐい活用術など」カテゴリをどうぞ)

簡単に、一言で言うとしたらコレです。

「ハンカチと一緒」

 

 

Q2 じゃあハンカチでいいじゃん。

 

でもハンカチって手をふいたりしたら
すぐびしょびしょになりません?

使える面積が小さい故でしょうね。

しかもそれをカバンにいれておくと、夏場なんかは蒸れて雑菌が…
(っていう洗剤のCMありますね)

ハンカチはその面積の小ささゆえに応用があまりきかないっていうのもある。

バンダナのような大判ハンカチも確かにありますが
それはそんな種類があるわけでもない。
女子としてはかわいい物を持ちたいですもんね!
おっと、男子も「粋」なデザインのものもありまっせ!

男子がハンカチってあまり見ない気がするけど
(若い人は特に。だからハンカチ王子って騒がれたりしたんだろうけど)
でも手ぬぐいなら気取らず、小粋なオシャレ男子も演出できちゃう!

 

 

Q3 じゃあタオルでいいじゃん

 

確かに、最近ではハンカチではなくて
ハンドタオルを含めたタオル派が増えてるような気がします。

学生さんなんかはほぼタオル派?

確かにタオルはいい。
ちゃんと柔軟剤使ってふわふわのタオルだと気持ちがいいよね。

しかしハンカチ代わりのタオル利用の欠点がこれ。

かさばる。

まずポケットに入らない。

だから肩にかける、首に巻く、腰にぶら下げる、頭におく(?)、手に持ちっぱなし。
学生さんならそんなルーズさもいいかもしれませんが、
いい大人になるとこれはさすがに…。

「常に持ち歩く」ことを考えると余り便利なものではない。

また夏場なんかは外での作業の時に首に巻いて使うこともありますが
その厚さゆえに、もこもこしてしまいます。

小さいハンドタオルなら持ち運べますが、
面積的には小さいので応用が利かないっていうのはハンカチと一緒。

夏場の日よけとか首に巻くとかまず無理でしょ。
「ハンド」タオルなので、手を拭くことにしか使えない
という点では、利用の幅が小さいアイテムです。
(でもワタシも手ぬぐいユーザーになる前はハンドタオルでした)

しかし手ぬぐいならこれらすべての欠点をカバーできるのです!

 

 

Q4 ハンカチとタオルのいいトコ取りが手ぬぐいってコト?

 

とりあえずはそう思っていただいてOK!
面積はタオル!でも厚さはハンカチ!

なのでたたむとちゃんとポケットに入ります。
ワタシはたいていジーンズですが、前ポケットにも後ろポケットにもちゃんと入ります。

首に巻く時のもお手の物!
タオルみたいにモコモコしないので見た目もスッキリして涼しげ!

また首巻タオルはどうしても作業姿で、おしゃれアイテムとは成りえませんが
手ぬぐいなら使い方しだいでおしゃれアイテムにも早がわり!
今の時期ならスカーフみたいシャツとの組み合わせがおススメ☆
ストールとの2枚重ね使いもgoo☆

 

 

Q5 でもアイロンかけるの面倒くさいしなー。

 

これ、ワタシも最初思ってました。

でもね、

NOアイロン、オッケー!!(笑)

もちろんアイロンしてもいいんですが
面倒くさい人はしなくても問題無し!

干すときにしっかりはたいて皺を伸ばして、
たたむ時もピッと表面の皺を伸ばすようにしてたためば
全く気にならない程になります。

もしここまでしてもアイロンをかけないといけないほど皺が目立つようなら
たぶんそれは布の質が悪い、安物の手ぬぐいです。

安物の手ぬぐいの目安としては
布がごわごわ、てかてか、ざらざら、つまり肌触りが悪い。

ちゃんとした手ぬぐいメーカーの手ぬぐいは大丈夫です!
(ただ永楽屋系列のは布が薄めなのでちょっとアレかな。京都のだから上品なんだよ。永楽屋は普段使い用と言うよりは鑑賞用ですね)

おススメはなんといっても江戸手ぬぐいの「かまわぬ」。

各メーカーそれぞれ色んな特徴があるのですが
1番バランスが取れてて馴染みやすいのはかまわぬかなー。

次点は迷いに迷って「SOUSOU」

伊勢木綿の肌触りは癖になります♪ 
染めが注染じゃないということだけを省けば
図柄も他にはないデザインで独特です☆
(捺染という、染めの技法のひとつではあるのですが。裏表がある、という点で気になる人は気になる)

 手ぬぐいメーカーは他にも
梨園染や気音間、濱文様、染の安坊、にじゆら、ヤギセイなど色々あります。
これはもう、個々人の好みですね。

 

 

と言う訳で、

手ぬぐいのスゝメ

まだまだあるので其の二へ「つづく」

 


手ぬぐいを半分に切ったまめぐいとか半手ぬぐいなんてのもあるけど
やっぱりワタシは33×90のサイズがしっくりくるな。

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オヤケアカハチin石垣島

2013年12月23日 | ・現代版組踊レポ

今回はお忍び渡航だったので、書いたのは公演直後だけど
ずっとあとになってから公開した
シークレットレビューです。
一応、備忘録として自分のために記録(感想)は残しておきたいので書いておきます。

 

 

 

オヤケアカハチ~太陽の乱~

2013年12月22日(日)

石垣市民会館大ホール

 

お忍びで(?)、石垣島に行ってきました。

アカハチを観るのは10周年記念で那覇公演をした時以来です。
その日に石垣入りして、その日に鑑賞。
昼・夜両公演見ましたよ。

 

両公演とも長蛇の列!会場満杯のお客さん!でした!

冒頭のシーンから出発の朝にかけては
とても映画的でかっこいい。
スポットライトで語られる朗読の詩もすごく意味深で。
映画ならこの部分がタイトルバックになるんだろうな!
っていうように流れるようなイメージが頭に浮かびます。
そう言えば、北山の風も似た組立てかもしれないね。

お酒のシーンは相変わらずかっこいい1番好き。
(舞台美術がまたイイのだ)

だら~っとしてダルそうな感じの尚真王はどうも馴染めなかったけど
黒々とした髭がないのは若々しく見えてよかったかも(笑)

でもアカハチの舞台は男の子が男の役をちゃんとやれてていいなぁ。
もちろん年度によって多少違うんだろうけど
男の子が多いとやっぱり頼もしいですね!
(その代わり“男サン”というのはないのだけど)

演舞も皆力強いし、はつらつとしてて気持ちがよかったです。

で、やっぱり個人的には主役のアカハチよりは
長田大主、そして殺された側の獅子嘉殿や仲間満慶山のほうに
興味がひかれます

(実は公演の翌日、偶然にも獅子嘉殿の末裔の方とお話ししたのですが
昼のアカハチ役の子、獅子嘉殿の子孫らしいですね。うーん、面白い(笑))

アカハチが獅子を退治するときの旗の演舞は、
「風」を感じました。
そうか、あれは風の演舞だったんだ。
那覇公演では気づかなかったことに気付けてよかった。

テーマソングでの演舞もやっぱりいい。
これで舞台終了と思わせておいて
まだワンシーンあって、演舞も2曲あるっていうのも
ちょっとお得感あるかも(笑)

ダイナミック琉球はせっかくだから成底さんバージョンで見たかったな。
オリジナルよりも海風を感じる疾走感のあるアレンジで好きなのだ。
今回は他では聞かない、ドラムがドコドコしたアレンジでした。
(言い方よ(笑))

 

ところで那覇公演で見た時は、
八重山の子どもたちの声のパワーに圧倒され非常に印象深かったのですが
特に昼公演…残念ながら全体の3分の1くらいはセリフが聞きとれなかった…

席が後ろの方だったから、
客層も小さい子が多くてざわざわしてたから、
というのもあるかも知れない。

でもマイクトラブル、音量調整も含めてちょっと多かったね…。

群読など一斉発声は相変わらずバチっと揃って迫力あったのですが
個々のセリフ、マイクを着用していない(?)子どもたちの中には
声が小さくて全く聞こえなかったのもあり…

「うぅ~…聞こえないぃ……(悶々)」ってなりました。

でも肝高の阿麻和利も初めて見た時は
シーンによっては全然何言ってるか分からなかったから…
まぁ、しょうがないことではあるのかな…。

でもここぞいうシーンでのマイクトラブルは
ホント、勿体なかったぞ~(>_<)

機器担当さん、登場人物が多くて大変だと思いますが
舞台の要なので次回は是非トラブルがないようがんばって!

 

でも、昼公演ではアカハチが死んだ後の阿嘉の演技には
ちょっと泣いちゃった…。
(前回は泣かなかったのに。現代版組踊と冠している舞台では百十踏揚以来2つめだ)

あれだけたっぷりの時間を使っての余韻、

アカハチの死と引き換えに、とでもいうように
歌と声を取り戻す阿嘉。

あのシーンでは阿嘉が欠かせないですね。

 

 

で、以下辛口コメントを書きますが。

良かったことも、うーんと思ったことも、
その時の正直な感想として、
ちゃんと理由も添えて書く、
っていうのがこのレビューのモットーなので
書いておくことにします。

 

昼夜両方見て思ったことが……
夜だけ大きく変更のあったあの役は……
いないほうが…いい…な……
ということ。

あのタイミング、あのキャラ、登場する必然性がどうも分からなかった。

むしろ、全体の雰囲気や流れを妨げていたように感じたなぁ。

あの役がハッタラーみたいに舞台の冒頭から
物語の案内役としてずっと登場しているなら分かるけど
あの所でだけぽっと出てきて、
ぽっといなくなる。

これって意味ある?みたいな…。

昼みたいに、“小学生たち”が「ふるさと研究発表大会」での一環として
あの役に扮して演じている、というのなら分かる。

子供っぽいおちゃめなキャラクターも
「発表会」の調子とあってるから自然に受け取れる。

でも夜のは…完全にそれらと分離して
まったく独立したキャラクターになってて
すごく違和感がありました。

キャラとしては面白かったんだけど
残念ながらあの舞台の中には馴染んでなかった感じだな…。

たぶんこの演出が今公演の1番の変更点だったのかもしれないけど
個人的には「うーん…」という印象でした。

 

それと、開演前のアナウンス。

アナウンスも立派な舞台の一部。
ないがしろにせず、
ちゃんと気を使ってほしかったです…。

 

 

そんなこんなもあって、現代版組踊は通常夜公演のほうが濃いのですが
夜公演はちょっとよろしくなかった所が印象に残ってしまった…
という感じです。

 

…うん。
これがワタシの正直な感想かな。

 

これで終わったらすごい印象悪かったみたいだけど
でも舞台全体としてはもちろん満足でしたよ!
シーンごとにトリハダもいっぱいたったし、何より泣いちゃったし。
石垣まで観に来れて良かったです。
(移動してきたその日に2公演、っていうのはさすがにちょっと疲れたけどね…(^^;))

これからもがんばっていってほしいです
応援してます\(^o^)/

 

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