がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

石敢當≒石散當

2015年01月04日 | ・琉球歴史/文化風景

 

沖縄ではお馴染の魔除けの置物(?)
「石敢當(いしがんとう)」

中国から伝えられたものですが
日本でも沖縄唯一のものではなく、
県外、特に鹿児島にはまだ多く残っており
今でも見かけることができます。

ということで、
琉球人の本土上陸の玄関口
鹿児島は山川の港町で見かけた石敢當コレクション。

 

 

歩きながらざっと目についたものだけでも
かなりの数がありました。
ちゃんとT字路の所に置かれてましたよ。

 

ところで後で復習して気付いたのですが、
山川の石敢當は実は
石敢當ではなく、石當。

 

 

 

誤植してしまったのが広まり、
今は山川の6割が石散當なんだとか(笑)


読み方も「せきさんとう」。

元祖の「石敢當」は
読み方は「せっかんとう」。

また、石も四角ではなく
駒の形をしているのも特徴です。

同じ石敢當でも
違いがあるのは面白いですね。

 

 

これは山川の町最古の石敢當。

隣の木札が文化財としての案内板かと思いきや
地元小学生の交通安全標語なのは笑った(笑)

 

参/「モモトvol.14」「山川港まちあるきガイド」

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする