がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

古典音楽の始祖・湛水親方のヒミツ

2010年11月14日 | ・琉球史散策/第一尚氏

みなさん、湛水親方(たんすいうぇーかた)ってご存知ですか?
1623年生まれの1683年没。

サンシン習っている人はもちろん、
入社試験などで一般教養沖縄問題を勉強した人なら
その名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

琉球の古典音楽の始祖と言われている人です。
(ちなみにアカインコは歌サンシンの始祖。更に100年くらい遡る)

サンシンにも野村流とか○○流っていくつかの流派があるのですが、
その大元はこの湛水親方の湛水流だとか。

代表曲は首里節・諸鈍節・作田節・揚作田節などなど。

とりあえず、
琉球の音楽文化を語る上でかなり重要な人、なんですね。
(詳しくはウィキペディアをどうぞ)


 さて、その湛水親方。

本名は幸地 賢忠(こうち けんちゅう)、唐名は夏 徳庸(か とくよう)。

ここでピンと来た人はすごいです。

なにか気づきません…?

はい。

湛水親方は夏居数こと、大城賢雄(鬼大城)の子孫(7世)なんです(!)

氏が「夏」
名乗り頭は「賢」

……おお、子孫だ(笑)

 

「そんなん、有名だし~ ┐( ̄ー ̄)┌

って人もいるかもしれませんが、

湛水親方って表記は有名だけど、
唐名や本名は知らなかったから気づかなかったよ!
(門中辞典読んでて気づいたさ~…)


でも武将・大城賢雄と音楽家・湛水親方が繋がってるって…
なんだか不思議ですね~。

で、大城賢雄の子孫ってどんな関係で繋がっていったのかが

色々調べてみても、
湛水親方の7代目からの系譜しかなくて、
賢雄―6代目までの系譜がないのだよ。

まさか…賢雄と百十踏揚に子がいたとは……
考えにくいのですが、ねぇ…。
(もしいたとすれば、正史には残らずとも何らかの形で伝承とかになってるでしょ…)

百十踏揚より前の奥さん(妾?)の子か、賢雄の弟たちの子ツナガリか、
それともはてさて…。

 

写真は沖縄市立図書館前にある
湛水親方顕彰碑です。
(ん?なんでここ?)

ちなみに、組踊で有名な玉城朝薫は
湛水流のサンシンを習っていたんですねー。
(写真2枚目参照)

 

 にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ 
へぇ~!ってなった人、↑クリック(笑)

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

降りしきる紅葉

2010年11月13日 | ・徒然日記

先週見れなかったので
今日の再放送で龍馬伝見ました。

「龍馬の休日」

お龍さんの、龍馬に会えた無邪気な喜びと
放っておかれた許せない気持ちと。

かわいかったしかっこよかったです。

2人のラブラブっぷりが見れて面白かったです。

約束したのになかなか帰ってこない龍馬を待ち続ける場面。
赤いもみじの演出がとても印象的でした。

…でも、9月で、長州で、
さすがにあれだけ紅葉の盛りってのは無理ないか?

でも絵的にきれいだったので良しとします(笑)

 

あさって、11月15日は龍馬の誕生日。

そして命日。

龍馬伝も残すところ、あと3回ですね。

 

 にほんブログ村 写真ブログ カメラ女子(女性初心者)へ 
記事や写真がお気に召しましたら
ぽちっと応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なめくじ状態

2010年11月13日 | ・徒然日記

「あ~、舞台鑑賞と琉球史探索だけやっていたい…」

 

……

 

いつまでもこんなん状態でかまけてる場合じゃないんです。

 

さ、

敢えて避けて見ないようにしていたコトに、
いいかげん集中して取り組まねば!(汗)

(夢に出てきたし…。悪夢。こわ~…

 

にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ
今日もご訪問ありがとうございます。
ぽちっと応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都行きたい。

2010年11月12日 | ・徒然日記

めっちゃ京都行きたくなる動画発見…。


伊右衛門とめぐる京都

 

伊右衛門+「そうだ 京都、行こう。」CMって…。
(直球ど真ん中ストライク)

そういえば、初めての京都一人旅は11月でした。
(↑の写真。前の前のコンデジカメラ)

去年の伊右衛門秋の茶会のビンボトル

あれからずーっと、1年間、マイボトルとして
ショクバで使い続けました。

今でも現役ボトルです

今年はないのかなー。

 

 にほんブログ村 写真ブログ カメラ女子(女性初心者)へ 
記事や写真がお気に召しましたら
ぽちっと応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今帰仁グスク志慶間門郭

2010年11月12日 | ・琉球史散策/グスク時代

「大城賢雄が一番好きなんですよね」

って言われた和々です。

 

…違います。

1番は阿麻和利です。
でも、(阿麻和利は当然なので)今気になってる人が大城賢雄攀安知なんです。
(でも賢雄は2番目に好きかも(^ε^))

ってことで、

北山の風」の舞台の前に散策した、
今帰仁グスク写真から、
今帰仁グスク裏門とも言える志慶真門郭(しげまじょうかく・しじまじょうかく)をピックアップ☆

1416年、尚巴志率いる中山軍は北山王国の拠点、
ここ今帰仁グスクに戦をしかけます。

しかし、ここは難攻不落の今帰仁グスク。

なかなか城内へ攻め入ることができません。

そこで尚巴志は知略を用いて、
北山軍副将・本部平原に賄賂を贈って懐柔し、
その本部の手引きにより、ここ志慶間門から城内突入を果たします。
(詳しくはこちらからどうぞ

ちなみにその志慶真門から突入した
部隊の大将が若き護佐丸(読谷山按司)です。
(推定26~27歳)

その志慶間門郭。

一の郭(本丸)から下りることができるのですが、
下りた手前でロープが張られてて奥まで行けないようになっていたのですが、
この日はロープもなく、入れるようになっていました!

いえ~い!
早速散策!!

奥まで行って、
振り返っての視点。

右側の城壁が一の郭の城壁。

渓谷を利用しての郭なので
けっこう斜面があります。

現在、4つの住居跡が見つかっています。

今帰仁グスクの重臣の家ではないかと
言われているようです。

護佐丸率いる中山軍が、最初にここになだれ込み、
戦い、火をかけ、
一の郭を目指して登って行ったのですね。

世界遺産ということで、
とりあえず(?)訪問される観光客の方も多いですが、
こういう歴史小話を知ってからいくと、
グスク散策ももっと面白いですよね。
(ここ志慶真門郭と正門との位置関係とか距離とかも体感するとまた楽し。)

 

 にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ 
記事や写真がお気に召しましたらぽちっと応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なるほど、こうきたか。

2010年11月11日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 前回の記事はこっち

 

http://okinawa-manga.com/wp-content/uploads/manga/books/2010_11_books/1112_01_wh03/index.html

 

ううむ、なるほど。

こうきたか。

ビジュアル面はともかく、
(やっぱり、金丸、あれはない)
前半爆笑した割に、
後半の展開はなかなか興味深かったです(^-^

 

 にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ 
記事や写真がお気に召しましたらぽちっと応援お願いします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

首里城全焼の大事件「志魯・布里の乱」

2010年11月11日 | ・琉球史散策/第一尚氏

1453年。

首里城を全焼させる大事件が起きます。

それが「志魯・布里の乱」です。
「肝高の阿麻和利」でも尚泰久の台詞にありましたが、
去年の公演からカットになっちゃいました(涙)
舞台をきっかけに琉球史を調べ始めるワタシみたいな人もいるので復活希望

第一尚氏王統5代目の尚金福が亡くなった直後、
金福の弟、布里(ふり)と、金福の子、志魯(しろ)が
6代目の王座をめぐって起こした争いです。

その争いはすさまじく、
首里城は全焼。

志魯・布里、両方が死んだといわれています。
(布里は生き残ったが冠位剥奪の流刑説もあり)

その志魯・布里の乱の形跡を、
垣間見ることができるのがこちら!

首里城正殿一階、下庫理(しちゃぐい)の前にある、
首里城の遺構跡。

ぱっと見ただけでは気づかないのですが、
(トップ写真のような視点)

しゃがんで奥を覗き込むと、
遺構が手前と奥にあるのが確認できると思います。

その奥の遺構。

石積みが焼けただれ、周りと融合してしまっています。
これが、志魯・布里の乱で全焼した首里城の遺構ではないか、
と言われているそうです。
(BY 首里城探検ツアー♪)

これが阿麻和利の時代の形跡だと思うと
なんだかドキドキしますね(笑)

 是非、下庫理ではこの焼けただれた遺構もご確認ください。

 

以上、首里城&琉球史を楽しむ、
ワンポイント講座でした

 

ちなみに「護佐丸・阿麻和利の乱」は
その5年後の1458年です。
にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ
今日もご訪問ありがとうございます。
ぽちっと応援お願いします♪

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄の家紋

2010年11月10日 | ・琉球歴史/文化風景

 家紋好きのワタシの家紋の話。

シゴトでここ最近は家紋帳や
沖縄門中辞典や琉球士族系譜などの資料と
にらめっこの日々です。

というわけで、今日は、沖縄の家紋について。

琉球国王「尚家」の家紋、
左三つ巴については過去にも何度も記事にしていますが、
今日はその他の、沖縄の家紋をご紹介。

まず最初に沖縄の家紋を見て思うことは、

 

………かわいくない…(^^;)

 

です。
※参照/「沖縄の家紋」

 

本土の洗練された、かつ遊び心のある家紋に比べると
まったく別モノと思っていいほど、全く違うタイプの家紋ばかりです。
(なので、本土と同じ形の左三つ巴の存在が不思議なのですよ)

文字そのままだったり、
文字を直線的もしくは円形にゆがめただけだったり、
直線を主流とした図形的(というか地図マーク?)なものだったり、
デザイン的なものがあっても、尚家の三つ巴の「巴」をアレンジしたものばかり。

 

それは、琉球に本土のような家紋文化がなかった
(根付いてなかった)
というのもあるでしょうけど。

 

本土ではどの家庭にもあるであろう家紋ですが、
沖縄では一部士族が持つのみ、でした。

よって、江戸時代に町人達が一気に開花させた
本土の家紋文化とは一線を画すものなのです。

紋付袴とか、暖簾とか、
そういう文化でもないですしね。
(あっても士族のごく一部。せいぜい道具紋としての利用くらいか)

 

 

 

 

でも…時々面白い家紋がちょこっとあったりします。

こちら。

元祖・漢那親雲上、金城家の家紋。

鮫(鱶)です。

しかも、「追い」鮫。(追い鱶)
(※同じモチーフが3つ、互いを追うように並んでいるパターンを「追い○○○」と言います)

なんでも、漢那親雲上が鮫に助けられたことから
紋にしたとかなんとか。

ざっと調べてみたけど、
本土には鮫の家紋はないんじゃないかな?

島国、琉球っぽい家紋です。

 

もうひとつ。

これは
元祖・松天倍 金城元順紀嘉、金城家の家紋。

なにがモチーフか分かります?

「松」らしいんですけどね…
どうみてもバナナか、芭蕉の葉だよね…。

ちなみに、本土の松紋はこんな感じです。

同じ松でもやっぱりどこか違う。

 

最後に。

どこの家紋かは書きませんが…

「蝶」の紋です。

…ゆるい。

ゆるすぎる…!!

(本土の蝶紋はこちら。)

本土のにもキャラクターちっくなかわいいのあるけど、
やっぱり↑はやる気なさすぎでしょう(笑)

これも沖縄の姿か(笑)

 

 

ちなみに、

こちらは護佐丸を元祖とする豊見城御内の紋。

護佐丸の子孫(いまや10万人以上だとか?)や分家はたくさんあるので
紋もいくつかあるのですが、
これが大本の紋になります。

 

こちらは、大城賢雄を元祖とする幸地家の紋。
(あれ…っ?摩文仁家は?)

ちなみにこの紋、
肝高の阿麻和利紅型にも組み込んでます
気づいていてた人、いたかな…?( ´艸`)

 

 

にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ
記事や写真がお気に召しましたらぽちっと応援お願いします♪

トップの写真は首里城祭にて、当蔵青年会の旗頭。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昼夜観劇の翔べ!尚巴志inコンベンションセンター

2010年11月07日 | ・現代版組踊レポ


大変遅くなりました(汗)

昨日行われた「第4回 翔べ!尚巴志」のレビューを書きます。

昼・夜と両公演を観劇したのですが、
まとめて1つに書きますね。

なので、今までになく長文です。
(ケータイからだとだいぶ難儀かも…)
 

ではでは。

 

まずはメンバーのみなさんに敬意を表します!!

今回の舞台の練習だけじゃなくて、
花織の宴」や「北山の風」、そんでもって様々なキャラバン、APEC、
様々な舞台を同時進行でこなして、
しかもその間、普通に学校があってテストや学校行事があって…
もうそれだけで「とんでもなくすごいの一言です。
(そしてそれを支えたであろう家族にも感服)

練習は週1だったとか。
広範囲から集まるメンバーにとっては気軽に集まって自主練…なんてできなかったでしょうね。
その中で責任を持って、限られた時間内で精いっぱい練習して、支えあって
この舞台を作り上げてきたことが分かりました。

素敵な舞台をありがとうございました!!



尚巴志の公演は第1回から全公演(あ、大阪公演以外)を見させてもらってますが、
今回の公演は第2回公演の構成に戻ると情報を得ていましたので、
心の準備をして(笑)臨むことができました。

第2回とどれくらい構成が戻っていたかというと、
丸戻りでした。
(レキオスからの楽曲・演舞一切なーーーしっ!!うわーお。)

あ、でも「あまみ=きよら」の設定は鬼鷲と同様できてましたね。
(首里城建設の場面も東京鬼鷲と同じで一安心)

尚巴志の舞台が、これからも「鬼鷲」と両立、区別化していくなら
このような違いは必要ですよね。

それぞれに良さがあって、
それぞれに好みがあることでしょう

第2回公演を見終わった時のような、もやもや感はなかったデス。
やっぱり同じ構成でも演出や音楽や演技や演舞も進化している故でしょうか

ストーリーに関してもだいぶスーっと流れた感じがしますよ?(いい意味で♪)
…慣れもあるかな?
もうここまで感劇してると客観的に判断できな部分もあったりデス


ん?文章がまどろっこしい??

シンプルに言えば一言!

「(第2回と同じということでちょっと構えてましたが←本音)良かったです! 」

 

ではでは印象に残った部分。

≪ダブルキャスト!!≫

今回の1番の見どころはこれでしょう。
昼チーム、夜チーム、全てのキャストが入れ替わるダブルキャスト!!
2人の尚巴志、ふたりのきよら、どちらも見逃しがたく、
この発表を聞いた時点で、即、両公演観劇を決めました(笑)
(決めるまでにかかった時間1秒)

これまでの尚巴志(鬼鷲)は全て同じK君が演じていたので、
別の子が尚巴志を演じる、というのはそれだけでも新鮮

どちらの尚巴志も、それぞれの持ち味が生かされていた尚巴志だったと思います。
昼の尚巴志君は親しみやすく和やかに、
夜の尚巴志君はさわやかにかっこよく。

きよらも強く、そして美しく。
(尚巴志にプロポーズされた時の演技がそれぞれ違ってて面白かった

護佐丸は昼は男の子、夜は女の子が演じてたし、
アカインコも昼は高校生、夜は中学生、
攀安知はどちらもワイルドでかっこよかった!
本部平原は、(…後述)。

演舞や演技も若干立ち位置とか変わってたりして
それぞれのチームの持ち味が出ていたと思います

でもこれって練習大変だったでしょうね~
(何名かは役割は違えどかぶる子もいただろうし…)

もう、それだけですごい!!
平田さんも初めての試み、と言っていたので実験的なところもあったと思いますが、
おかげで両公演とも新鮮な気持ちで観劇させていただきました。

今から12月の鬼鷲がどうなるのか、楽しみです



≪冒頭の語り≫

幕開けに平田さんのプロローグな語りが入ってました!
わ~!映画見たい!!
かっこよくて、効果的でした!!
これから始まる物語のわくわく感が煽られました。



≪ちび巴志君≫

八重山メンバー4名が出演!(本番前日入り&稽古で翌日本番!(驚))
小学生~高校生かな?
その中で演じられた幼少の尚巴志君(小学生?かな?中1?)の演技たるや。

小さいながらに「王様」の威厳!!
表情、立ち振る舞い、知的で堂々としててまさに「小さな王様」って感じでした!
これまでの、かわいい感じのちび巴志君もよかったけど、
今回のちび巴志君はワタシの持つ尚巴志のイメージに近かったのでびっくりでした。



≪鮫の雄叫び≫

昼公演の時は気付かなかったんだけど(席的に?)、
夜公演はワタシの座席のすぐそばを鮫が通って行きました。

その時の鮫、ひそかに猛獣のうめき声を発してました。

うっわ~かっこええ!!
ワイルド感&不気味感倍増!!
(これは通路側に座ってる人だけの特権だわ~

で、舞台上の戦いの最中も叫ぶ叫ぶ。
鮫の雄たけび…って書くと妙ですが。
でもこうやって声を発することで迫力とか威力とかが
バシバシ伝わってきました!

もう、ライオンのつもりで叫んじゃって!
ガオーッ!



≪太鼓かっこよすぎ≫

昼公演で最初に「お?」と思ったのは太鼓の音でした。
すごい重くて響くの。
で、気になって夜は太鼓の見える場所で感劇。

わー!!かっこいい!!
全身を使っての太鼓の演奏っていうか、演舞みたいだった。
思わず見入っちゃったくらい。
(いかんいかん、舞台舞台…

これだけの太鼓やシンバル、パーカッションを自由自在に操って
舞台を盛りあげる。

すごかったです。
あの大きな和太鼓、前からあったのかな?
この大きな和太鼓の音が特に印象的でした。

ちなみに今回の楽曲演奏も太陽風オーケストラの方々でした。
(ボーカルは、かなさの京子さん)


≪2人のアカインコ君≫

一種の道化役のアカインコ君。
昼も夜も楽しませてもらいました。

2部開始前のミニコント(?)も楽しかった
平田さんがそれを見て楽しそうに笑ってました。
こういったところは演じる子によって違うので
それぞれのキャラや持ち味が出てて楽しいです

で、サンシン演奏はどちらもドラマでしたねぇ~(笑)

昼のアカインコ君、よくハプニングに出くわすねぇ…。(あれ、マジよね?)
でもナイス対処&ナイスアカペラでした
夜のアカインコ君、今まで聞いた中で1番ノリノリでした!
早弾き…すごかった!!とりあえず、中2とは思えない余裕っぷりです(笑)
おもろ、千代松、アカインコ、う~む…。


夜公演後はお見送り&演舞がありました。…が、人がすごくて圧倒されちゃって近寄れなかった小心者のワタシ(笑)

≪大地の踊り≫

はじけてました!!なんかそのはじけっぷりが印象的でした(特に昼)。
にぎやかでいいなぁ~
あれって、前半からアンサンブルのみなさん声出してるのに
マイク入ってないのか前の人たちにしかその声が聞こえなくて残念。

後半みたいに囃子が全体に聞こえるようにしたら…ダメ?
後半とのメリハリでマイク落としてたのかな~?
個人的にはしょっぱなからにぎやかMAXでほしいな



≪新衣装&新舞台美術≫

たくさんありましたね
女性アンサンブルの新衣装、色がきれいだな~としげしげと見ちゃいました。
(絵描きはじめたせいか、衣装が前にもまして気になる)

中山軍も鎧を意匠とした衣装が入ってましたね。

んーーー。でもちょっとごてごてだったのが惜しい。
特に護佐丸。エナメル質の光沢がどうも…
一部ならともかく、全身だったからね…。
剣道の胴とかそういうのでも良かったと思うんだけどなー。 
(↑重いかまあ、ああゆう感じの)

北山戦後のサバクイの時とかは外さない?
誰か分かんなくなっちゃうかな。
賢雄衣装あってたけどなー。


あと、海の場面での新舞台美術。
キレイだったな。
神秘的な海の底の様子がバージョンアップ!!
ああゆう垂直的な舞台美術って好きです。 

舞台美術といえば、鍛冶屋の場面も変わってましたね♪
人数も増えてて、グッドグッド。
(尚巴志弟君にはびびったけど、後の平田大比屋の布石にしたのか。)



≪パンおいしかったです≫

物販ブースで売ってたパン。
2つ入りと思いきや、3つ入りで、
しかもおかずパンと甘いのとあってよかったです。

夜公演に備えて、外に出れなかったので助かりました~。


 

≪・・・!?≫


本部平原(昼)!!

ありゃ、冒険しすぎだ(笑)

「北山の風」の時も「…ん?」って思ったんだけど、
敢えて触れなかったのに…(苦笑)
地声とも限らないし、と思って。

も~、笑わせてどうする…。
笑いこらえて涙でたよ…(脱力(笑))

でも、ある意味、あのギャップは印象バツグンでしたが(笑)

 

≪北山戦≫

これはダメ出しじゃなくて、こうするともっと良くなるんじゃないかな~
っていう、いちファンの妄想とぼやきとして読んでくださいね

構成については先に述べたように「鬼鷲」との区別化ということで
ツッコミません。(北山戦の空手演舞がないとしても…(涙))

で、あのスタイルでいくとすると…

やっぱりどうも間延び感があるのでもうちょっとスピード感がほしいところ。

北山戦に際して主要人物が次々と現れて決め台詞を言っていきますね。
その感じは好きなんだけど、その繋ぎをもっと短縮できないかな。
たとえば、もう主要人物全員舞台上に上げておいて
スポットライトで一人ずつ照らしつつテンポよく決め台詞…とか。
(こういう演出、よくありますよね?)

で、次の人の台詞は前の人の台詞にちょとかぶせる。
間を開けずにって感じ。
スピード感を出すことで戦の緊迫感がほしい。

すると棒術とかそういう動きに関しては制約が出てくるとは思いますが。

棒術も難しいんでしょうね~。あたったら大けがだしね。
でももっとキレとスピード感が出るような演武ができると迫力が倍増だと思いますよ★

座喜味棒術…とまではいかなくても、でも到達イメージとしてはあんな感じ。
空手はあれだけ完璧にキレとスピード感を持ってできる尚巴志メンバーだから、
きっと棒術ももっとパワーアップできるはず!(期待

で、かっこいい「三つ巴」の演舞(←好き)。
北山戦の後半に出てくるんですが、これってもっと早めに持ってくるとどうなるかな?
主要人物一人ひとりの口上や、一対一の棒術という割とシンプルな動きが続いた後なんで、
ちょっともったいないというか唐突な感じ。
総踊りでうわっと引きつけておいて、それから個を見せて…で、全体に戻る的な。
どうだろ?

あとは効果音(演奏じゃなくて)。
喚声とか轟音とかもっと出せたらな~。
台詞との兼ね合いがあると思うけど、大きくなったり小さくなったりメリハリつけつつ。
北山戦全体がややおとなしい印象があるのがもったいない。

最後に、可能かどうかはわからないけど、
背景に戦っているその他大勢のシルエットがあると完璧。
もちろん動きまわって戦ってるシルエット。
事前に撮っておいて映像演出として背景に流すとか…無理?(笑)



…一応、書いとこ(笑)



 ってな感じです~。
(ふい~、書いた書いた。途中絵文字とかバグちゃって大変)

もう今から12月公演が楽しみです




にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ

よかったらぽちっとお願いします↑
励みになります♪

カウント13・14で、合計38・39回目。
 

コメント下さった尚巴志メンバーさんへ♪

イエロースライム君♪
(もう君づけでいいですか?)
先述しましたが、イエロースライム君らしい親しみと優しさにあふれた尚巴志様だったと思います。
よって民たちとの一緒の場面(特に大地の踊り)はすごく微笑ましいものでした。
これまでと違った尚巴志像が見えてきた感じです。
既に先輩が作りあげた尚巴志があって、同時に演じるライバル(?)もいて、
ここまで来る過程ではいろいろと大変なこともあったと思いますが、
ちゃんとイエロースライム君の尚巴志を楽しませてもらいました。
歴史上の人物の人間性や人物像なんて、どれが真実かわからないものですからね。
それをいろんな人が演じて、いろんな解釈があっていろんな人物像ができあがって、
だから面白いのだと思います♪

あすかさん♪
夜の護佐丸、女の子とは思えないほど空手なんかも迫力があって、叫ぶ台詞も力強く、
若き護佐丸の力強さが出ていたと思います。
攀安知が自害してあとの演技が印象的でした。
このブログでUPしてる北山戦の短編小説じゃないですが、
この手で討つつもりだった攀安知が自刃して、しかも意味深な台詞を残して、護佐丸はどう思ったのか。
これって結構重要ですよね♪

りきさん♪
攀安知、はまってると思います!体格もいいですし、また、りきさんの攀安知、見たいです。
ワイルドでダークな悪役。ワタシのイメージそのものでした。笑い方もグッ(笑)あれ結構息使いそう。
(ところで昼は何かとマイクの受信機が悪さしましたね…でもナイス対応力でした)
エンディングで「翔べ!尚巴志」の曲を口ずさんでいる攀安知像がツボでした。
ところで夜は鮫してました?

T.R君♪
昼の護佐丸、若き護佐丸の初々しい感じが良かったです。
作戦会議の場面で勇んで立ちあがるところとか、らしいなぁ、と
この時の若き護佐丸が成長して琉球ナンバーワン武将になるように、
T.R君のこれからの成長も楽しみになりました!
(また次なにか役があるときは教えてくださいね)

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄・世界遺産巡り検定

2010年11月07日 | ・琉球/沖縄、徒然日記




このすっとぼけたイラストがたまらない(笑)

というわけで、

「第6回沖縄歴史検定」

…と、同時開催の

「沖縄・世界遺産巡り検定」

を受けてきました!!

沖縄歴史検定は1級持ってる♪
でも本当は毎年受けたほうがいいんだろうけどね…。
(歴史区分によってはもうだいぶ忘れちゃったかも)


「沖縄・世界遺産巡り検定」は
今回から新しくできた検定。

この間の月曜日にたまたまチラシで知って、
火曜日に申し込みして(申し込み過ぎてたけど)

昨日の土曜日に尚巴志の開場待ちのときに
ちょっと本を読んで、
今朝、やっと勉強らしい勉強をしました。



過去問やテキストがないので、
難易度や形式もまったく未知だったのです、が…

うわーーーー

沖縄の世界遺産のみの内容と思いきや、
問題のまるまる半分は世界と日本の世界遺産についてだった…


世界や日本の世界遺産についてはノーマークだったんで
1級取得はきわどいわ…
(自己採点したら、ちょうど得点的に境目くらいだった…)


で、てっきり沖縄の世界遺産についてだけの検定と思っていたので
みっちり頭に詰め込んでいきましたよ。

歴史も、土壌も、廓数も、意味も、そこで行われる儀式も、
細かい場所場所の名称も、面積も、構造上の工夫も謎も…。


なのに、


おいおいおい…


ってくらい(沖縄問題は)難易度が低かった…。



ちょっと、いや、かなり拍子抜けしました。

「そりゃ、あんたの感覚だからでしょ」
って思うかもしれませんが、

いや~、「検定」と銘打ってる問題にしては
あまりにもひねりがなさすぎでしょう…。

たとえば、

Q
(前略)北山の王さまは14世紀中ごろから15世紀初頭にかけて
海外との交易を盛んに行いました。その拠点となった城は?

バダヴィア城 ・ ゼーランディア城 ・ 今帰仁城 ・ 島原城


とかさ。


Q
世界遺産登録の際の審査で琉球王国の精神世界が
「独特の自然観に基づく信仰形態の特質を表わす」
と高く評価されました。
現在でも沖縄で行われている巡礼は?

八十八か所巡り ・ ハルド巡礼 ・ 東御廻り ・ ウンケー


なんだこの選択肢

たとえ答えが分からなくても他の選択肢が違いすぎるよ…
次回はもっと沖縄の世界遺産に比重を置いて
もっと突っ込んだ問題を作ってほしいな。



にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ
尚巴志レビューもうちょっと待って下さいね~
今日中にはUPしますので

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4回翔べ!尚巴志公演終了

2010年11月06日 | ・現代版組踊レポ

「第4回 翔べ!尚巴志」公演が終わりました。

贅沢にも昼・夜と両公演を観劇

とりあえず、レビューは明日書きますね。

どうも頭の酸素不足なのか頭痛が…
(明日検定受検なのに…



にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ
今になって訪問者数が急に増えてきたぞ~(笑)
すみません。
ありがとうございます。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうでもいい話

2010年11月06日 | ・現代版組踊レポ

舞台に出てくる
「尚」
の幕が、

↑こ~んな顔に見えてしょうがない(笑)

どうしよう。



昼公演終わって出て来たら、
すでに夜公演の列が出てきてしかんだ


昼公演、
なんかいろいろハプニングありましたが、
みなさんよく乗り越えました!
お疲れ様でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なかゆくい

2010年11月06日 | ・現代版組踊レポ

今回から中休憩(なかゆくい)がありました。

…トイレ行きたかったから助かった


それにしても、アカインコ君、

「に゛ゃー!」

って(笑)

↑ハッタラー降臨?(笑)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進化する首里城

2010年11月06日 | ・琉球歴史/文化風景

発掘&修復工事が進む首里城。

…の現在。
淑順門周辺バージョン。



先週、首里城祭に行った時の写真。

あいにく、この日はどんより曇り空…。

正殿横から淑順門に続く城壁跡の発掘作業(?)が行われていました。
きっと平日にいくと、作業をしている人やその様子が見れるはず



向こう側は男子禁制の御内原。
はやく入ってみたい。

でもこれまで柵があったのが取り払われているので
御内原が見えやすくなっています



↑左にちら見してるのが淑順門。
右奥のが首里城正殿の側面。

城壁が、正殿側まで繋がるのでしょうか。



赤い建物、左から、
正殿、北殿、右掖門。

…北殿の壁もぼろぼろになってきてるなぁ…。


 にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ 
今日もご訪問ありがとうございます。
ぽちっと応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちびキャラ。

2010年11月05日 | ・琉球史散策/グスク時代



明日に備えて(?)
「第2回 翔べ!尚巴志」のDVDをBGMに↑↓を描きました
(音だけ)


…そうか、第2回はこんなんだったか…。
(ああっ、まどろっこしいっ(´Д`;)


あらら、鮫退治の直後の音と空手の演舞って
第2回にあったんだぁ。

「花織の宴」の鮫退治のときはこの時バージョンだったんだね。
台詞「海の男達が、帰ってきたぞー!」もあったんだ。
(実は尚巴志DVDちゃんと見るのコレが初めてだったりして…


さて、明日は「第4 回翔べ!尚巴志」の舞台です。

楽しみです


ってことで、ちび攀安知↑とちび尚巴志↓
(「
北山炎華」の解説ページ用に書いたモノ)


ところでイラストフォトブック
「古琉球偉人草紙」ですが、現在追加発注受付中です。
(今日、いくつか申し込みをいただきました)

もし、万が一、興味ある方がいれば
←の「メッセージを送る」までメールをください。

でも
高いッスよ…



 にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ 
記事や写真がお気に召しましたらぽちっと応援お願いします♪

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする