毎日のように耳にしていた駅名
様変わりした改札
変わることのない商店街
取り壊された建物
前と変わらずに佇むアパート
変わらないはずなのに記憶よりも小さく感じる
変わらぬ人に会い
神社の巨木で雨をやり過ごす
そこで新しい出会いがうまれた
神田川が汚い川だと少し落胆して
蛇のように曲がる細い住宅地を進む
休日の緩やかな空気が漂う
夏を終わらせんと太陽は執拗に照り付けてくる
背中に滲む汗と体をなでる心地いい風
夏と秋がせめぎ合っている
予定外の遠出に気持ちは弾む
心に少しはゆとりのある証拠だろう
滅多に乗らない電車に揺られ
大きな公園を歩いていく
背中に汗を滲ませて走るおじさん
少し不思議な紙芝居を披露しているおにいさん
ボートを漕ぐお父さん
それを少し不安げに見つめる子供とお母さん
ボート乗り場の橋でぐずる子供
それを辛抱強く説得するお母さん
手をつなぎゆっくり同じ歩幅で歩く男女
とてもやわらかくて
とても優しい雰囲気に満ちている
ここだけの世界だと
人と人との争いなんて嘘みたいに思えてくる
東京にこんな平和にあふれたところがある
捨てたもんじゃない
様変わりした改札
変わることのない商店街
取り壊された建物
前と変わらずに佇むアパート
変わらないはずなのに記憶よりも小さく感じる
変わらぬ人に会い
神社の巨木で雨をやり過ごす
そこで新しい出会いがうまれた
神田川が汚い川だと少し落胆して
蛇のように曲がる細い住宅地を進む
休日の緩やかな空気が漂う
夏を終わらせんと太陽は執拗に照り付けてくる
背中に滲む汗と体をなでる心地いい風
夏と秋がせめぎ合っている
予定外の遠出に気持ちは弾む
心に少しはゆとりのある証拠だろう
滅多に乗らない電車に揺られ
大きな公園を歩いていく
背中に汗を滲ませて走るおじさん
少し不思議な紙芝居を披露しているおにいさん
ボートを漕ぐお父さん
それを少し不安げに見つめる子供とお母さん
ボート乗り場の橋でぐずる子供
それを辛抱強く説得するお母さん
手をつなぎゆっくり同じ歩幅で歩く男女
とてもやわらかくて
とても優しい雰囲気に満ちている
ここだけの世界だと
人と人との争いなんて嘘みたいに思えてくる
東京にこんな平和にあふれたところがある
捨てたもんじゃない